FXを始める際、いきなりお金をかけるのは大きなリスクが伴います。
そんな時におすすめなのが、無料デモ口座を開設してトレードを疑似体験しながら学んでいく方法です。
デモ=模擬という名前の通り、実際の取引とはほとんど遜色ないメニューを利用しながら学ぶことができます。
主要なFX会社の多くがデモトレードできる口座サービスを提供していますが、少しずつ仕様が異なるため注意が必要です。
今回は、FX初心者がデモトレードをしながら学んでいくのにおすすめの口座と、デモトレードのメリット・デメリットについても解説していきます。
このページのもくじ
デモトレードにおすすめのFX会社ランキング
DMM FX「DMMFX DEMO」
DMM FXは初級者用の「DMMFX DEMO/STANDARD」と上級者用の「DMMFX DEMO/PLUS」、スマートフォン用の取引アプリ「DMM FX VIRTUAL」の3種類があります。
最初のうちはSTANDARDで操作の仕方をつかみ、レベルが上がったらPLUSで充実のテクニカル分析を活用するのがおすすめです。
本取引と同じ仕様のツールなので、いざ本番にチャレンジした時にギャップを感じることもありません。
デザインの変更も自由にできるので、自分が取引しやすいスタイルに慣れておきましょう。
GMOクリック証券「FXネオ デモ取引」
(枠)
ヒロセ通商「LION FXデモ取引」
(枠)
デモトレードにおすすめのFX会社を選ぶコツ
デモ口座は、以下の基準に照らし合わせて選ぶことをおすすめします。
- 本番と同じ条件で利用できる
- アプリ版の操作性が高い
- 利用期限などが設けられていない
本番と同じ条件で利用できる
デモトレードの目的は事前に実際の取引に慣れることなので、本物のツールとデモツールの仕様が違っていれば意味がありません。
注文や決済、チャート分析の機能が本物と比べて十分でないケースも多々あります。
この点は事前にしっかり確認しておきましょう。
アプリ版の操作性が高い
最近のFX会社はPCツールよりもスマホアプリのほうが操作性は高く、使いやすいと言われることもあります。
時間・場所を制限せず利用できるスマホアプリはFXと相性が良く、今では7割前後のトレーダーがアプリ中心の取引をしていると言われます。
アプリ版デモツールを使う際は、以下の点をしっかりチェックしましょう。
- シンプルで操作しやすい
- ボタンが見やすい・押しやすい
- 全体的に使いやすいデザイン
- 画面を切り替えやすい
利用期限などが設けられていない
FX会社の中には、デモ口座の利用期限を設けていることもあります。
デモ口座をいくら使われてもFX会社にメリットは一切ありません。そのため、デモの利用を早めに切り上げて本物の取引へ移行してほしいのです。
デモ口座の利用期限があるかどうかはFX会社によって異なります。期限のないデモ口座を選び、ゆっくり時間をかけて学んでいきましょう。
FX初心者はまずデモトレードから始めるべき理由
注文方法や手法を覚えないと取引を成功させるのは難しい
特に投資の経験が全くない人が急にトレードを始めても、チャートやメニューの意味が全く分からないと思います。
FXで利益を得るには、その仕組みや手法を実際にやりながら覚えていくのが一番の近道です。
デモトレードを使うことで他の投資やギャンブルでは難しい、リスクなしでやりながら覚えることができるのです。
損失や手数料が発生しない
デモトレードは仮想取引なので、利益を得ることもなければコストが発生することもありません。
何度失敗をしてもOKなので、本番の取引ではできないチャレンジもしながら、取引のイメージをつかんでいくことができます。
FXデモトレードを使ってすべきこと
全ての機能・メニューをチェックする
デモ口座を開設したら、まず全ての機能・メニューをチェック・クリックしてみましょう。
実際にクリックしてみることで、どんな動作をするのかなどが一目瞭然で分かります。
分からない用語は書籍やWebを活用し、確かめながら進めていきましょう。
注文方法を試す
FX取引は注文をして決済をしますが、注文方法は複数あり、ケースに応じて使い分けるようになります。
全ての注文方法を試しておきましょう。
トレードスタイルを試す
FXのトレードスタイルは大きく以下の4つに分かれます。
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
- 長期トレード
少なくても、こちらの4つのトレードスタイルは全て試しておくことをおすすめします。
損切りを試す
FXをする上で最も避けたいのが強制ロスカットです。
ロスカットは証拠金維持率が一定水準を下回る場合におこなわれますが、その前に決済をおこないコストを最小限に抑える方法が損切りです。
この損切りを使いこなせるかどうかでFXの成功率は大きく変わります。
最初のうちにデモトレードで練習しておきましょう。
勝ちと負けの形を知っておく
デモ口座を開設したら、高額利益を得られる状態と大損失を被る状態のどちらも複数回経験しておくほうが良いです。
どんなパターン・流れで利益・損失が発生するのかを知っていれば、些細なシグナルを見逃さなくなります。
デモトレードで練習していたのに本番の取引で失敗する方の多くが、大勝ち・大負けまでデモで経験していなかったりします。
FX取引をデモトレードで覚える際の注意点
FX取引をデモトレードで覚える際は、本番とは違うことを常に頭に入れておく必要があります。
デモトレードに慣れて「FXって簡単じゃん!」と自信過剰な状態になってしまうと、後で大損を食らう可能性が高いです。
ここからは、FXをデモトレードで覚える際に抑えるべき2つの注意点を紹介します。
本物のFX取引とは緊張感が全く異なる
デモトレードで成功した時に考えてほしいのは、損失がかかっている状況でも同じ取引ができるか?ということです。
デモトレードは損失が0だからこそ、強気の取引もスムーズに進めることができます。
これが本番の取引になると、失敗したらどうしようと考えていつも通りの手続きができないケースも多々あります。
FXで失敗したトレーダーの多くは、損失が頭にチラついて正常な判断が出来なかったことを損失の大きな要因に挙げています。
デモトレードと本番はある意味で別物と考えたほうが良いかも知れません。
デモトレードで慣れると知識が偏る可能性も
デモトレードと本番の取引ではツールの仕様が違ったり、一部機能が無かったりするケースも多々あります。
その状態でデモトレードを数か月おこなうと、変な癖がついてしまい本番の取引に対応できない可能性が出てきます。
実際のFXはチャート分析などのスキルだけでなく、ツールをいかに使いこなせるかも成功するための大きなポイントとなります。
やはりデモツールと本物のツールの違いは事前に抑えておく必要があります。
FXが気になったらデモ口座を開設しよう!メールアドレス登録だけの簡単申込
FXが気になってきたら、まずデモ口座を開設することをおすすめします。
FXについて分かりやすくまとめられた書籍も多いですが、正直FXは実際にやってみないと分からないことだらけです。
デモ口座の開設に特別な書類や手数料は一切必要なく、ニックネームとメールアドレスを設定するだけでOKです。
ユーザーにとってリスクも一切ないので、まずは申込手続きを進めていきましょう!