FXを副業でおこなっている方の中には、いずれ専業トレーダーになりたいと思っている方も少なくないでしょう。
専業トレーダーになるためには、特に資格や試験というものはありません。ただ、専業になる上で最低限の水準をクリアしているか、リスクにどう付き合うかという点が重要になってきます。
今回は専業トレーダーになるために大切なことの他、専業に移行するメリット・デメリットも詳しく解説していきます。
このページのもくじ
FXの専業トレーダーになるために必要なものとは?
当たり前ですが、FXの初心者がいきなり専業トレーダーになっても、損するリスクは非常に高いです。
専業トレーダーになるために必要なものとは何なのでしょうか?
豊富な知識
FXの専業トレーダーになるためには、基礎知識から勝ち方まで、ありとあらゆる要素を頭に入れておかなければいけません。
まずはFXの仕組みと手法をしっかり抑えていき、そこから勝ち方などの応用知識を学んでいきましょう。
現在、ネット上には雑多なFXの情報が有象無象にあります。自分の中でレベルを整理し、順序立てて勉強していくことで、短期間で専業トレーダーレベルまで成長することができます。
強いメンタル
FXは仕組み的に、勝つこともあれば負けることもあります。
常に勝ち続ける方法を考えるのはもちろん重要ですが、たとえ負けても「次は勝てる」という意気込みでい続けることが大切です。
参考にする人・コミュニティー
専業トレーダーになるなら、専業で成功している方を1人ロールモデルにして、SNSなどをチェックし続けることをおすすめします。
その人の生活スタイルや考え方などを吸収していくことで、専業トレーダーになるには何が必要かというのも分かってきます。
また、Facebookで募集しているトレーダー同士のコミュニティーなどに参加しているのも一つの手です。
中級トレーダーが全く知らない情報をトップランカー達が詳しく知っているケースは多々ありますが、彼らはオフラインの繋がりの中で情報を得ている可能性が高いです。
他のトレーダーの考えなども見ていくことで、より高い成長を実現することも可能です。
専業トレーダーになるメリット・デメリット
副業トレーダーとしてある程度成功していた方が、専業トレーダーとしても成功できるかといえば100%その確証はありません。
専業トレーダーになると新たなデメリットも発生するので、そことも付き合っていかなければいけません。
ここからは専業トレーダーになるメリット・デメリットを解説します。
FXの専業トレーダーになるメリット
時間を大量に使える
専業トレーダーになれば、起きている全ての時間をFXにつぎ込むことができます。
FXは24時間取引可能とはいえ、日中もチャート分析をしている方がやはり有利ではあります。
また、今までは限定的にしかできなかったFXの勉強にも時間をつぎ込むことができます。
FXに合わせた環境を整備できる
FXを継続的に成功させる上では、トレーダーの周辺環境も重要になってきます。
例えば、会社の近くの高級賃貸に住んでおり、家賃のほとんどをFXで賄っているという場合は、出勤のことがあるのでFXの売上に合わせて引っ越しをすることは中々できません。
専業トレーダーの場合は、売上が下がったと思ったら郊外に引っ越すことも、より物価の安い途上国に引っ越すこともできます。
どこでも取引ができる
FXはPC・スマホ1台さえあれば、どこからでも取引をすることができます。
場所を選ばずにお金を稼げるようになると、予想以上にストレスから解放されるものです。
満員電車の苦痛から解放されたことで、多くの悩みが解消されたという方も多いです。
FXの専業トレーダーになるデメリット
稼げない時のプレッシャーが重くのしかかる
FXの専業トレーダーになると、稼げなくなった時のプレッシャーが副業の時とは比べ物になりません。
トレーダーの中には経験のある方でも土壇場の状況に焦ってしまい、いつも通りの取引ができず失敗する例は多々あります。
稼げなくなった時のプレッシャーとどう付き合うかが、専業トレーダーには重要です。
社会的地位の低下と資産変動の激化
FXの専業トレーダーは社会的には無職なので、周囲への風当たりは厳しくなります。
ローンやクレカなど金融商品の審査へ通りにくくなるなどのデメリットが発生してしまいます。
また、副業トレーダーになることで勤務先から得ていた安定収入がなくなり、資産の変動が激しくなります。
高収入の範囲内でも月100万円の収益が50万円まで一気に減った場合、税金との兼ね合いで生活に大打撃を受けてしまいます。
専業トレーダーの中には稼げているのに変動に耐えられず再就職する方も少なくありません。
専業トレーダーになる前に経験と資産をためておく
FXの専業トレーダーになる上でいくらあっても損にならないのがトレードの経験と運用資産です。
特に運用資産は万が一の失敗ケースも考えて、多ければ多いほど良いです。
専業トレーダーになりたいのであれば、金銭面の準備に力を入れましょう。