
エモリファンドマネジメント株式会社 代表取締役
1996年に現欧州住友商事ロンドン駐在。1997年にMetallgesellschaft社(現JPモルガン)移籍
2000年に三井物産子会社に移籍し、「日本初のコモディティ・ストラテジスト」として活躍。「2008年の原油高」をいち早く予測したことで世界的に知られている。
2007年にアストマックス株式会社で日本初のコモディティ・マクロヘッジファンド立ち上げ。
2008年のリーマン・ショック時には、原油の空売りなどで大幅なリターンを獲得した。
現在はエモリファンドマネジメント株式会社・代表取締役として資金運用を行う傍ら、メディア出演・寄稿・メルマガおよびレポート配信・セミナー講師などを実施。
個人投資家向けに「EMORI CLUB」を主宰し、投資運用に不可欠な独自の分析情報を提供している。
現在、監修をおこなったトレード用インジケーター『EMORI_MT4_INDICATOR for ATR』が好評発売中
【URL】https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/27482
「FXって最近気になるけど難しそう…」「本を読んだけど専門用語が多くて理解できない」という方は必見!
実はFXはポイントさえつかめばそこまで難しいものではありません。初心者でも今からはじめることができ、一攫千金をつかむことも夢ではありません!
今回は、FXとは一体何なのかを世界一わかりやすく解説していきます!
【2021年最新】おすすめFX会社ランキング!初心者に人気の優良会社・口座を徹底比較
このページのもくじ
- 1 FXとは異なる通貨の売買取引のこと
- 2 FXで利益・損失が出る仕組みを簡単に解説
- 3 FXの取引までの流れは3ステップ
- 4 FXの魅力とは?投資初心者でも始めやすい6つの理由
- 5 FXのデメリットとは?始める前に知っておきたいリスク
- 6 FXを始めたい方は必見!知っておきたい基礎知識
- 7 FXを成功させるために通貨の特徴を把握しよう
- 7.1 日本円(JPY)は情報収集も簡単にできる低金利通貨
- 7.2 米ドル(USD)は日本円と同じ傾向で動くので分析しやすい
- 7.3 ユーロ(EUR)は変動しやすく分析も難しい
- 7.4 英ポンド(GBP)は高利益を得たい人におすすめ
- 7.5 カナダドル(CAD)は米ドルとかなり近い動きをするマイナー通貨
- 7.6 豪ドル(AUD)はオセアニア時間に着目すべき高金利通貨
- 7.7 ニュージーランドドル(NZD)は豪ドルと相似しやすい
- 7.8 スイスフラン(CHF)は永世中立国ゆえの独特な特徴がある
- 7.9 南アフリカランド(ZAR)は高金利通貨の代名詞
- 7.10 トルコリラ(TRY)は高スワップを狙える一方でリスクも高い
- 8 FXとは何かを総まとめ!
FXとは異なる通貨の売買取引のこと
FXは、Foreign Exchangeの略です。これを日本語に訳すと外国為替証拠金取引。うーん、やっぱり難しいですね。
日本では、外国為替証拠金取引のことを、一般的にFXということが多いようです。正確には、Foreign Exchange Tradeです。したがって、より正確に表現するのであれば、「FX取引」となります。
FXを一言で表すと、異なる通貨を売買することで利益を上げる手法です。
ものすごく簡単に言えば、1ドル100円の時にドルを買い、1ドル110円の時に売ればその分利益を得ることができますよね?これがFXです。
通貨の組み合わせは何通りもあり、「ドル買い円売り」「ポンド買いユーロ売り」というように、〇買い△売りという言葉で表現されます。
FXの通貨ペアの選び方とは?初心者におすすめのペアと失敗しない組み合わせのポイント
通貨の交換レートはニュース番組でも見ることができる
最新の交換レートは、毎日のTV番組でもよく放送されています。
ニュース番組の最後のほうで「今日の為替は1ドルあたり○○円です」などと言っているのを聞いたことがあるでしょう。
FXで大きな利益を得ようと思ったら、このレートを読まなければいけません。
いかにレートが安い時に交換をし、レートが上がった時に再交換できるのか、多くのFXトレーダーが注目しています。
FXのテクニカル分析とは?2つの種類と初心者におすすめの手法・分析時の注意点を徹底解説
FXのレートはチャートで読むのが一般的
レートは常に変動しており、この動きを利用しなければFXで利益を出さなければいけません。
一般的には、FXは専用の取引チャートを使って傾向を把握します。
レートは縦軸が価格、横軸が時間の2軸で構成されています。
日本ではローソク足という、値動きをローソクの形で表したものでチャートを表すのが一般的です。
チャートは一見シンプルに見えますが、この中には実に多くの情報が詰まっています。
FXの初心者は、まずこのチャートを読めることになることから始めなければいけません。
FXチャートの見方をローソク足の仕組みから鉄板チャートパターンまで分かりやすく解説
FXで利益・損失が出る仕組みを簡単に解説
FXではまず、とある通貨を売って別の通貨を購入します。
例えばニュースで「1ドル110円」と言っているなら、1ドルと110円が同じ価値なので、110円を払えば1ドルが購入できます。
このレートは常に一定ではありません。その後に1ドル120円になれば、購入したドルの価値は10円分高まったことになります。
逆に1ドル100円であればドルの価値は10円低下しています。つまり損失が発生することになります。
FX会社が取り扱う通貨ペアの中から買い通貨の価値が今後高くなるものを予測して選び、予想通りにいけば利益が発生します。
FX取引はどんな注文方法がある?注文の種類・使い方と注文から決済までの流れを解説
国際情勢と経済の仕組みを知っているほどFXで利益が得やすい
FXは各国の経済が予測できればその分だけ有利になります。この点が単なるギャンブルとは異なる点です。
また、例えばある国で大規模な金融緩和が起きたら経済が上向きになる可能性があります。
一方で政権への不満の高まり、紛争、大企業の汚職などによっても経済状況は悪化していきます。
FXはこうした情報をいかに収集できるかが結果を左右するので、努力するほど成功率は上がっていく仕組みです。
ただ、ギャンブルが好きでもこうした勉強に苦手意識のある方はあまり向かないかもしれません。
FXの経済指標の見方とは?6つの重要指標の読み方と取引に活用する方法をわかりやすく解説
FXの取引までの流れは3ステップ
FXを始めるには複雑な手続きが必要だと思っていませんか?
FXの取引までの流れは実に簡単で、こちらの3ステップで進んでいきます。
- 口座を開設
- 入金する
- 取引の開始
現在ではスマホ、PC、タブレットを使って取引を開始できるので、お忙しい方でも手軽に取引をすることができます。
気になる方は、まず口座を開設することから始めてみましょう。
Step1:口座を開設
FX取引をおこなう際は、FX会社の専用口座を開設する必要があります。
どの口座も一緒と思ったら大違い!口座を比較すると、以下の部分で違いがあります。
- スプレッド:売る時の値段(BID)と買う時の値段(ASK)の差。この差が狭いほど利益が出やすい
- スワップポイント:金利差調整分。2国間の金利差が大きいほど高利益を得られる
- 速度:レートの変化が早くチャートに反映されるほど、速い対応が可能になる
- 取引環境:アプリなどが充実しているか
- サポート:チャット・電話での相談サービスが充実しているか
どのFX会社を選ぶかによって、成功の可能性も変わってきます。
FXの口座開設方法!開設の流れ・審査基準・注意点を徹底解説
Step2:入金する
口座を選んだら、そこに入金をします。
取引に必要な最低入金額は会社によってそれぞれです。初めてFXをする人は、取引価格の低いところからスタートすることをおすすめします。
Step3:取引の開始
十分な額を入金したら、実際に取引を開始します。
この時、以下のような項目を決定する必要があります。
- 通貨ペア
- 取引数
- 注文方法
自分に合ったものを選んで、いよいよ取引スタートとなります。
FXの魅力とは?投資初心者でも始めやすい6つの理由
FXは投資初心者でも始めやすく、リスクも少ないのが大きなメリットです。
そんなFXのメリットは、大きく6つに分けることができます。
- 少額から始めることができる
- 経済状況にかかわらず利益が出せる
- スワップポイントという仕組みがある
- ライフスタイルに合わせた取引が可能
- アプリで簡単に取引できる
- 銘柄選定が難しくない
それぞれ見ていきましょう。
少額から始めることができる
FXは少額からでも取引ができるため、初心者でも少ない金額から始めやすいのがメリットです。
FX会社によって最低取引金額は違いますが、最低でも1万円からと設定しているケースが多いようです。
FX初心者は少額から始めよう!低リスクな始め方と1通貨単位から少額取引できるおすすめFX会社を紹介
少額資金でもレバレッジで高額利益を目指せる
少額の資金でも、FXはレバレッジをかけて高額の利益を得ることが可能です。
レバレッジとは、元々はテコを意味する言葉。小さな力で大きなものを動かすことができるというのが、まさにFXの最大の魅力です。
このレバレッジによって、FXで大きな利益を上げられるようになりますが、一方で大きな損失が出る可能性もあります。
例えば、資金が1万円でも、10倍のレバレッジをかけることで実質10万円分の取引ができるようになります。
この場合、レートが1円分上昇したとして、10万円分の利益が得られる計算になります。
レバレッジをかける分大きな利益が出ますが、その分だけ損失も大きくなるリスクがあります。
国内のFX会社のレバレッジは最大25倍までかけることができます。
FXのレバレッジとは?計算方法と倍率のかけ方・最大値やリスクを徹底解説
経済状況にかかわらず利益が出せる
ほとんどの投資は、日本の景気の状態と利益が大きく関係しています。
不況でレートが低い時に買い、好況でレートが高まった時に売るというのが一般的な投資の仕組みとなります。
しかしFXは2つの通貨の差額で利益を出すので、例えば世界が全体的に不況だったとしても、レバレッジをかけて大きな利益を出すことはできるのです。
また、日本で始めたからといって円を使わなければいけないということもありません。
米ドル売り豪ドル買いというように、どんな通貨の組み合わせも可能なのです。
ただ、ドルを使用するのにわざわざ実際のドルを購入する必要はありません。外貨を売って買い戻すという手続きをとることで、不況でも円相場が上がった時期に売って地益を出すことができるのです。
この先どんなに不況になったとしても、FXの知識があることはタメになります。
スワップポイントという仕組みがある
2国間の利益の差を見抜くというのは、投資初心者には少々難しいように思えます。
ただ、FXには外貨を持っているだけで利益を得ることができます。これがスワップポイントという仕組みです。
スワップポイントとは、FX売買で生じる2国間の政策金利差のことです。
高金利通貨を買って低金利通貨を売る際は、その金利差分だけスワップポイントがつきます。
日本の預金口座だと1年間お金を入れただけで増えることはほぼありません。日本の銀行の外貨預金の金利も、米ドルなら年0.2%なので貯金はあまり増えません。
ただし、FXの場合は他の国の政策金利を生かしてスワップポイントをためることができます。
高金利通貨として有名なトルコリラだと、年15%を超える金利になります。この場合、10万円をただ保有しているだけで1万円以上増える計算になります。
ただ、金利の高さでそのまま資金が増える訳ではありません。金利の差によってどれくらい利益が得られるかどうかは、FX会社それぞれが定めるスワップポイントによって変わってきます。
スワップポイントは新興国の高金利通貨のほうがたまりやすいですが、こうしたタイプの通貨はその分変動幅が大きいので、スワップポイントが一気に無くなる可能性もあります。注意しましょう。
スワップポイントとは?スワップで利益を得る方法とメリット・デメリットを解説
ライフスタイルに合わせた取引が可能
日本の株の取引は9:00~15:00と決まっており、忙しい方は取引時間を合わせることはできません。
しかし、FXは24時間いつでも取引を進めることができます。例えば日中は仕事の方は時差を利用して、夜のニューヨーク市場で取引をすることも可能です。
自分のスケジュールに合わせたトレードスタイルを確立できるので、サラリーマンや学生、主婦だから有利/不利ということがなく、誰もが平等にチャンスをつかむことができるのです!
FXの取引時間の基本知識|世界のマーケットの特徴と時間帯・曜日ごとの取引傾向
アプリで簡単に取引できる
FX取引では高額ソフトを購入してPCにインストールするといった手間は特にかかりません。
FX会社がそれぞれ公式アプリをリリースしており、こちらをスマホにインストールするだけで、カンタンに取引することが可能になります。
ワンタッチでの注文や分かりやすいチャート機能などが付いてるのに加えて、今後の指針になる最新の経済ニュースなどもすぐ見ることができます。
現在、トレーダーの中には「スマホ取引しかしたことがない」という方もかなり増えています。
ディスプレイにずっと張り付いて、毎秒のチャートの推移を確認するような必要は、FXにはないのです。
おすすめのFXアプリTOP10を徹底比較!スマホでFXを始めたい初心者必見!
銘柄選定が難しくない
株式投資は膨大な銘柄から選定しなければならず、初心者からすると正直どれを買えば良いか分からないというのが本音でしょう。
ただし、FXの場合は主要な外貨から通過ペアを選ぶだけなので、多くても20ほどの選択肢から選ぶようになります。
また、FXは株のように一攫千金の掘り出し物を選ばなければいけないということもありません。
多くの方がドル円というオーソドックスな通貨ペアで取引をしていますが、それでも利益をしっかり出せています。
FXのデメリットとは?始める前に知っておきたいリスク
魅力的なFXですが、デメリットも少なからず存在します。
これはどんな投資でも同じですが、レバレッジをかければかけるほど配当が高くなる代わりに、失敗した時のリスクも大きくなります。
資金が50万円の時に失敗すれば数万円の損失が出る可能性もありますし、全額消える可能性もあります。
FXも他の投資と同じように、資金が全て無くなるリスクを常に隣り合わせなのです。
ロスカット(強制決済)にあえばFXが続けられなくなる
損失が出ているのを放置していると、莫大なコストがかかりかねません。
そのため、FXにはロスカット(強制決済)というリスク回避の仕組みが存在します。
損失が拡大し、証拠金額の一定基準を下回った時にFX会社が強制的に決済をおこなう仕組み
レートは常に推移しているので、一時的に損失が出たとしても、その後大きく巻き返して高額利益を得られるかもしれません。
しかし、上記のように損失が一定レベルを超えた時は強制的にロスカットされてしまい、取引はそこで終了となります。
ロスカットを受けてしまうことで、FXの損失は確定します。取引を続けたいなら、どうにかしてロスカットを回避する必要があります。
小まめな損切りを続けて、損失が一定基準を超えないように工夫しなければいけません。
FXの強制ロスカットとは?間に合わなくて借金が発生するケースと回避するポイントを解説
FXを始めたい方は必見!知っておきたい基礎知識
FXを始めるのは簡単・手軽ですが、始める前に知っておきたい知識も存在します。
FXをスタートする時に最低限知っておきたい基礎知識を紹介します。
FXはスプレッドが実質の手数料になる
FXには手数料がかからないという噂がありますが、これは正確ではありません。
FXでは、通貨ペアの価格差=スプレッドが実質的な手数料となります。
例えば、ドル円レートが買値100円、売値99.8円だったとします。この時のスプレッドは0.2円です。
この時、資金10万円で取引をスタートしようとすれば、実質200円の損失が発生することになります。これが、FXのコストにあたります。
FX会社のスプレッドは原則固定のところ、変動するところ、非開示のところなど様々です。一般的に通貨ペアの価格差が小さいFX会社はスプレッドが狭い=コストが低いと見なされ、特に初心者に人気です。
スプレッド幅が大きい場合の手数料も外貨預金手数料などと比べれば大した出費にはなりません。ただ、FXを始めたての時は、やはりスプレッドの狭さに着目したほうが良いでしょう。
通貨単位(Lot)とは何かを知っておく
FX取引をする際には、通貨単位(Lot)というものについて詳しく知っておく必要があります。
通貨の取引レートの単位こと。1ドル=120円の場合、1通貨=120円
ドル円取引の場合、1通貨が1ドルとなります。1ドル100円のレートの場合、1000通貨は100000円分の価値があると見なすことができます。
それぞれのFX会社では、取引に必要な最低通貨単位というものが決められています。多くのFX会社で採用している最低通貨単位が1,000通貨や10,000通貨です。
上記のレートで最低通貨単位が1000通貨の場合、最低でも10万円分の取引から始めなければいけません。
FXは少額でも取引を開始できますが、FX会社が定めている最低通貨単位次第では、少額取引ができない可能性もあります。
最初はクロス円がおすすめ
日本円を含めた通貨ペアをクロス円と呼びます。チャートを読む際なども分かりやすいので、最初はクロス円で始めることをおすすめします。
また、日本円の金利は2016年のマイナス金利政策から低く推移しているので、外貨との差額でスワップポイントを得やすいのも魅力です。
- 日本円
- 米ドル
- カナダドル
- 豪ドル
- ニュージーランドドル
- ユーロ
- 英ポンド
- スイスフラン
- 南アフリカランド
- トルコリラ
FXを成功させるために通貨の特徴を把握しよう
FXを始める時には通貨ペアを多数の組み合わせから選ぶようになります。
通貨にはそれぞれ特徴があるので、どのペアを選ぶかは非常に重要となります。
ここからは、FXの主要な通貨の特徴を解説していきます。
日本円(JPY)は情報収集も簡単にできる低金利通貨
日本円は自国通貨なので入ってくる情報量が圧倒的に多く、初心者でも分析がしやすいです。
日本円と他の通貨を組み合わせるのが、初心者~中級者までのFX取引の基本です。
2014年あたりから始まった金融緩和によりトップクラスの低金利で推移しており、スワップポイントの獲得も見込めます。
米ドル(USD)は日本円と同じ傾向で動くので分析しやすい
米ドルも日本円と同じく、得られる情報量が多く分析しやすい通貨です。
日本とアメリカのレートは連動している部分も大きく、初心者が扱いやすい通貨の1つです。
円やドルのように国力の強い先進国の通貨は、安定して値動きする傾向にあるので安心して取引できます。
ユーロ(EUR)は変動しやすく分析も難しい
ユーロもドルに次ぐ第二の基軸通貨として大きな影響力がありますが、ドル、円に比べて変動がしやすく、初心者には少しハードルの高い通貨です。
現在28のEU加盟国がありますがどこも先進国という訳ではなく、今でも紛争のリスクがある国家もあります。
加盟国のうちどこかに大きな問題があればユーロに影響があるので、28か国分の情報分析が必要という点でも、初心者は利用しにくい通貨でしょう。
英ポンド(GBP)は高利益を得たい人におすすめ
英ポンドはユーロと同じく値動きしやすい通貨なので、リスクはありますが高利益を得られるチャンスもあります。
ただ現在はEU離脱による混乱が続いているので、あまりおすすめはできません。
カナダドル(CAD)は米ドルとかなり近い動きをするマイナー通貨
カナダドルは地理的影響から、米ドルとかなり近い動きをします。
米ドルに比べて個性がないため独自の戦略を立てられにくく、あえてカナダドルを利用するメリットも打ち出しにくいというのが実情です。
豪ドル(AUD)はオセアニア時間に着目すべき高金利通貨
豪ドルは高金利通貨で、スワップポイント狙いで取引するのに向いています。
豪ドルはオセアニア時間(日本時間:AM6~8時)に重要な経済指標の発表がおこなわれるので、早朝に取引したい方におすすめです。
ニュージーランドドル(NZD)は豪ドルと相似しやすい
ニュージーランドドルも豪ドルと同じ高金利の傾向がある通貨です。
経済的により強い近隣国のオーストラリアの影響を受けており、似た値動きをすることが多いです。
スイスフラン(CHF)は永世中立国ゆえの独特な特徴がある
スイスは永世中立国なので、主要国が戦時で混乱している時に購入される傾向があります。
ただ2015年にスイス国立銀行が対ユーロ上限の撤廃、為替介入の廃止を決めるスイスフラン・ショックで暴騰した歴史もあり、決して常に安定しているということはありません。
南アフリカランド(ZAR)は高金利通貨の代名詞
南アフリカランドはFX界隈ではスワップポイント狙いの方が利用する代表的な高金利通貨として有名です。
ここ10年近く金利が7%前後という高水準で推移してきており、スワップポイント目的のトレーダーは南アフリカランドかトルコリラを買うことが多いです。
トルコリラ(TRY)は高スワップを狙える一方でリスクも高い
トルコリラは近年15%前後で推移してきた高金利通貨です。
こちらもスワップ狙いの方に人気の通貨ですが、トルコは現在政治的不安も抱えており、急落するリスクが常にあるのが難しいところです。
FXとは何かを総まとめ!
- FXは2つの通貨を売買し、その差額で利益を得る方法
- レバレッジをかければ少ない資金でも高額取引ができる
- スワップポイントを毎日受け取ることができる
- 不況でも利益を出すことができる
- 24時間取引可能
- レバレッジをかけるほどリスクが高まることを忘れずに
- 損失が一定水準を超えるとロスカットで強制退場
- FXを始めるには、まずは専用の口座を開設することから始める
FXとは何なのか、少しは理解できたのではないでしょうか!
FXの世界はまだまだ奥が深く、どんなスタイルで取引をしていくか、チャートをどう読むかといった戦略の幅が広いのも魅力のひとつです。
FXの奥深さを知るためにも、まずは口座開設から始めていきましょう!