スワップポイントやスプレッド、通貨ペアなど、基礎中の基礎を学び終えた後に出てくるのが、約定力やスリッページという言葉です。
ブログや書籍によってはそこまでピックアップされていない概念ですが、現在のFXでは非常に重要なポイントとなります。
約定力・スリッページとは一体何なのでしょうか?詳しく解説していきます。
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このページのもくじ
約定力とは注文が成立する力のこと
買い注文や売り注文など、FXの注文が成立することを約定と言います。
実は、FXの世界ではトレーダーの注文が100%通る確証はありません。
例えば、瞬間的にレートが値上がりした時、そのレートで利益確定したほうがトレーダーの利益は高くなります。
ただ、FX会社によっては上昇したレートが反映されずに、通常時の利益で確定してしまうことがあります。
このような瞬間的にレートが上昇した際などに、確実に利益確定できるかどうかの能力を、約定力と呼びます。
約定力はFX会社によって異なる
約定力はFX会社によっても異なります。
ただ、約定力は実際の取引の中でトレーダーが実感するものですし、FX会社自身が約定力の高さ・低さを公表している訳ではありません。
その中でも、以下の3社は約定力が高いと言われています。
- FXプライムbyGMO
- 外貨ex byGMO
- FXブロードネット
約定力の高い業者は、損切注文の約定も確実におこなえるので、確実に利益を出せるだけでなく、損失を最小限に抑えることもできます。
スリッページは約定レートからのズレを指す
スリッページとは、約定レートからズレてしまうことを指します。
例えば、あなたが設定した損切ラインに到達したので、損切注文をしたとします。
しかし、注文の反映が約定レートからズレて、予測よりも多い損失を抱えてしまうケースがあります。
このように、約定レートからズレてしまうことをスリッページと呼びます。
スリッページの発生は、損失を最小限のとどめられないという意味で、トレーダーによっては大きなリスクです。
そもそも、想定したレートで注文できないなんて、FX会社側の不備じゃないかと思う方も多いでしょう。
ただ、現状スリッページは「そういうもの」として処理されてしまいます。いくらFX会社に問い合わせても意味がないのです。
基本的に、約定力の低いFX会社ほどスリッページが発生しやすくなります。
スリッページが起こる2つの原因
スリッページが起こってしまう原因は、タイムラグと流動性の低下が挙げられます。
トレーダーの注文はFX会社に送信した時点で完了する訳ではありません。FX会社に届いた情報をインターバンクに送信して、はじめて注文が確定します。
あなたがFX会社に注文情報が届くスピードだけしか意識していなければ、スリッページは簡単に起こりえます。
現在はWeb機能の進展によって、情報にズレが起こることはほぼありません。しかし、レートが急激に変化して注文が殺到する事態に陥れば、情報伝達が遅れてスリッページが起こりやすくなります。
スリッページを0に設定することも可能
スリッページは事前にトレーダー自身が設定することができます。
スリッページを0に設定し、ズレがおこらないようにすることも可能です。
ただ、スリッページを0に設定すると、スリッページが起こりやすい相場変化が起きた時に、注文ができない可能性が出てきます。
スリッページが発生するリスクをおさえたい方は0.3pips程度、スリッページ覚悟で約定させたい方は5pips程度に設定することをおすすめします。
現在の低金利レートでは約定力・スリッページが重要!
FXのリスクを抑える時に、多くの方はスプレッドの狭さばかり注目します。
ただ現在は業界全体がスプレッドを限界まで狭くしようと取り組んでおり、どのFX会社を選んでもコストに大差はありません。
それよりも、急激なレートの変化により大損失を被る可能性のほうが大きいです。
こうしたリスクを抑えるためには、スプレッドに注目するよりむしろ約定力・スリッページに着目したほうが安全です。