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ウクライナのゼレンスキー大統領の経歴は?コメディアンから大統領になった経緯を解説

2022年北京オリンピックが閉会した直後の2月24日、ロシアはウクライナへ全面侵攻を仕掛け、ウクライナが世界的に注目を浴びています。

中でもウクライナの大統領を務めているゼレンスキー大統領の動向が世界的に支持を得ており「こんなカッコいい大統領がいるのか」とSNSでコメントしている人も多いです。

ゼレンスキー大統領について
  • 元コメディアンから大統領になった
  • 戦争でも逃げる姿勢を見せない勇敢な人
  • 直近の支持率は91%

そこで今回は、ウクライナのゼレンスキー大統領の経歴から今後の動向まで詳しく解説していきます。

ゼレンスキー大統領の経歴や政治活動を知って、ウクライナ情勢の理解をより深めて行きましょう。

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※本ページにはPRが含まれます。

ウクライナの大統領ゼレンスキー氏の経歴

ゼレンスキー大統領の経歴をまとめました。

年代経歴
1978年クルイヴィーリ・リーフ市で生まれる
1997年キエフ国立経済大学に進学
1997年「第95街区」を結成
2003年制作会社Kvartal95を設立
2006年番組で出演し最大瞬間視聴率87.57%を記録
2015年政治風刺ドラマ「国民の僕」で大統領役として出演
2018年無所属で大統領選挙に立候補
2019年ペトロ・ポロシェンコに勝ち大統領になる

引用元:wikipedia

ゼレンスキーの経歴を簡単に見ても、かなり異色の経歴を持っていることが分かります。

日本に置き換えると、俳優業をこなす芸人が総理大臣に立候補し勝ち抜くことなるので「偉業すぎる!」と思ってしまいます。

首都キエフの「キエフ国立経済大学」卒業

キエフ国立経済大学

ゼレンスキー大統領は首都キエフの「キエフ国立経済大学」に進学し、卒業しています。

専攻は法学ですが、大学卒業後はコメディアンになっています。

ゼレンスキー大統領の家計はユダヤ系で、ウクライナ東部出身ということもあり、母語がロシア語です。

しかし大統領に当選した後はウクライナ語を特訓し、現在の会見ではウクライナ語で話しています。

1997年に「第95街区」という劇団を結成

第95街区

1997年にゼレンスキー大統領は番組内で「第95街区」というコメディア劇団を結成しています。

第95街区がきっかけで、台本の制作などを手掛け番組の看板芸人になるほど有名になりました。

ゼレンスキー大統領コメディアン時代

後に第95街区はコメディ映画や番組・舞台の制作会社「Kvartal95」として再編し、より幅広い活躍を見せています。

ウクライナの大手テレビ局に番組お提供したりコメディ映画の制作に携わったりしていました。

2006年にはイギリスのダンス番組「ストリクトリー・カム・ダンシング」のウクライナバージョンでブレイクし、ゼレンスキーが出演した際、最大瞬間視聴率が87.57%という記録を達成しています。

ドラマ「国民の僕」で大統領役をしていた

国民の僕

ウクライナの代表的な国営放送「1+1」でゼレンスキー主演の政治風刺ドラマ「国民の僕」が放映され、国民から高い評価を得ました。

Youtubeで第1話が投稿されており、再生数が1200万を突破しています。

「国民の僕」はゼレンスキー氏が演じている歴史教師がある事件によって大統領に当選してしまう内容です。

2016年には国民の僕が映画版として放送され、ウクライナ映画賞でゼレンスキー氏は主演男優賞でノミネートされています。

ゼレンスキー氏が大統領になったきっかけの作品でもあります。

映画やドラマで大統領を演じた人が本物の大統領になっているので、ゼレンスキー大統領が注目を浴びているのも分かります。

大統領選挙ではポロシェンコ氏に圧勝

ゼレンスキー

引用元:ロイター

ゼレンスキー氏が主演の「国民の僕」が国民の中で流行し、ドラマで描かれた主人公ゼレンスキー氏を現実の大統領選挙に出馬してほしいという意見が多数ありました。

そして2018年にゼレンスキーは国民の期待に応えて2019年の大統領選出馬を表明しました。

2019年の大統領選は候補者が乱立している状態で、44人の立候補者がいました。

またオリガルヒ出身のペトロ・ポロシェンコ現大統領やユーリヤ・ティモシェンコ元首相が有力候補となっていました。

ゼレンスキー氏は「国民の僕」の続編をイメージした宣伝活動で注目を集め、インターネット中心に呼びかけをおこないました。

2018年末の調査では第2位候補として挙げられ、最終的に圧倒的な大差を付けて大統領に選出されました。

ゼレンスキー大統領の政治活動

元コメディアンのゼレンスキー大統領ですが「政治活動は大丈夫なの?」と心配になる人もいますよね。

ゼレンスキー大統領は大統領選では、自由主義な社会を目指すことに基づき、汚職問題や税金の浪費をストップさせる事を公約にしていました。

ゼレンスキー大統領の政治思想
  • 反汚職
  • ポピュリズム
  • 直接民主主義
  • 親ヨーロッパ
  • 親ロシア

政治経験の浅さを指摘されることもありますが、それを上回る人気もありました。

しかしロシア軍の全面侵攻が始まる前までは支持率が21%まで落ちています。

これからゼレンスキー氏が大統領になってから、どのような政治活動を行ってきたのか紹介します。

経済・汚職・紛争などの解決に取り組む

ゼレンスキーが大統領になった当初は7割台の支持率でした。

しかしウクライナが抱えている経済・汚職・紛争問題は簡単に解決するものでは無く、苦戦してしまい支持率も落下します。

親ロシア派の分離独立を認めず猛反発される

ウクライナはロシアと複雑な関係にあり、ミンクス合意で取り決められていた親ロシア派の分離独立が問題になっていましたが、ゼレンスキー大統領は分離独立を認めていません

認めていないことにより、主戦論を唱えている派閥に反発され、支持率にも影響が出てきます。

上記の事を受けてゼレンスキー大統領はNATO加入に向けて西側諸国の支持を取り付けようとしましたが、2021年訪米した際に良い回答は得られていません。

全体的にゼレンスキー大統領の政治活動は失敗が繰り返されており、当初は支持率が高く期待されていましたが2021年の年末には酷評されていました。

2021年10月の支持率は25%まで下がった

ゼレンスキー大統領の支持率は2021年10月に25%まで低下しており、国際関係や支持率の低さにかなり苦しんでいました

苦しい状況の中、2022年2月にロシア軍がベラルーシに合同軍事演習という名目でウクライナ国境付近に軍隊を集め、一気に緊張が高まります。

ロシアは2月21日にウクライナ親ロシア派実効支配地域の独立を承認し、24日にウクライナへの侵攻を開始しました。

ゼレンスキー大統領は苦境の中、首都キエフに残り国民やウクライナ軍を鼓舞する配信をSNSに投稿しゼレンスキー大統領の支持率は急上昇しています。

国際問題や経済問題の解決はうまくいかなかったゼレンスキー大統領ですが、国民を守る意思が高く評価され、世界的にも「英雄」として取りあげられています。

なぜ世界でゼレンスキー大統領が注目されているのか

世界各国の大統領とは違った経歴をもったゼレンスキー大統領ですが、今世界がゼレンスキー大統領に注目を集めています。

ロシアの軍事侵攻によってウクライナが危機に陥っていることがゼレンスキー大統領の注目を集める大きな理由でありますが、セレンスキー大統領の言動によって更に注目を集める事になっています

これからゼレンスキー大統領が注目されている理由を分かりやすく解説するので、ゼレンスキー大統領がウクライナ危機に対してどのように取り組んでいるのか気になる人は参考にしてください。

ロシアの軍事侵攻によってウクライナが世界的に注目される

ゼレンスキー大統領が注目を集めているのはロシア軍の侵攻が大きな要因になっています。

ロシアは2022年2月24日にウクライナ侵攻を開始しています。

世界各国も当初は本当に攻めるとは思っておらず、2月24日に全面侵攻が始まった時は多くの人達がショックを受けていました。


ロシア側はウクライナのゼレンスキー大統領は大量虐殺を行っているとしてウクライナを非難し、今回の侵攻に正義はロシアがあるとしています。

しかし世界的にロシアが自作自演でウクライナを侵攻した意見が広がり、ロシアを批判する人が多くゼレンスキー大統領は支援を受ける形になっています。

ロシア軍の全面侵攻に対して怯まない姿勢に世界が感動

ロシア軍の全面侵攻によってウクライナのゼレンスキー大統領の動向が注目されている中、ゼレンスキー大統領は首都キエフに残り国民やウクライナ軍を鼓舞する動画をSNSで投稿しています。

SNSはウクライナ国民以外も見ることができるので、全世界の人達が投稿された動画に感銘を受けています。

米国がウクライナのゼレンスキー大統領に国外逃亡を促した報道がありましたが、ゼレンスキー大統領はウクライナに残る事を決断しています。

最後までロシアと戦いウクライナを守るという姿勢に感動した人が多く、ゼレンスキー大統領を支援しようという動きがより一層高まっています。

ウクライナでの支持率が驚異の91%

ゼレンスキー大統領のロシアへの対応をみた国民は「ゼレンスキー大統領を支持する」という人が急増加し、驚異の支持率91%を直近で出しています

今後、ゼレンスキー大統領は停戦協議をロシアと行う予定で、国民はウクライナの将来をゼレンスキー大統領に委ねている状態です。

ゼレンスキー大統領はドラマのような経歴の持ち主!

ゼレンスキー大統領の経歴はパンチの効く内容で、日本では考えられない経歴の持ち主です。

ウクライナは、現在ロシアの侵攻に耐えている状況であり、ロシアの今後の動き次第では首都キエフが陥落してしまう恐れもあります。

ウクライナが危機に陥っている状態でもゼレンスキー大統領は逃亡すること無く、国民・国土を守る為に戦っています。

政治経験が浅いと指摘されることもありますが、ここまで肝が据わっている政治家は世界でも殆どいないでしょう。

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