時間帯と相関関係から通貨ペアを選定し、押し目買い、戻り売り、ブレイクアウトといった順張り手法を得意とします。
近年、副業の人気ランキングの上位に来ているFXについてどんな印象を持たれていますか?
本当に副業になるのか?
ギャンブルと変わらないのでは?
このように思われている方も多いと思います。しかしですね、為替の世界に身を置いて5年の私から言わせていただくと、ギャンブルとは明確な違いがあります。
そこで、FXはギャンブルではない!と言い切れる理由についてお話したいと思います。
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FXはギャンブルではない!明確な違いはどこ?
辞書によると「金品や物品を賭けて勝敗の結果、勝者は財物を得、敗者は財物を失う」「あらかじめ取り決めたルールに従い勝負を行い偶然にもたらされた結果に従う。」このような文言が書かれてあります。
つまりは、勝敗は運によって決まるのがギャンブルというもの。
世の中には色々な賭け事があります。例えば、宝くじ、パチンコ、パチスロ、競馬、競艇、競輪、バカラ、ポーカーなど。
これらの賭け事の中で期待値が低く、選択肢が多くなればなるほど運の要素が高くなります。例えばジャンボ宝くじの当選確率は200組、1ユニット2000枚もあるので20,000分の1になります。
雑誌などに当たりやすい店舗があると取り上げられることもありますが、さすがにこれだけ低い確率となると偶然や運の要素は否定できないので、確実にギャンブルになるのです。
では、FXはどうなのか?ですよね。ここでギャンブルとは明確に異なる理由をまとめてみました。
FXは二択の選択肢しかなく期待値が高い
FXをはじめとして、株、先物、仮想通貨などのトレードは選択肢が売りと買いの二択しかありません。
そのため、この時点で勝率50%は約束されています。また、私の経験上の話をすると、手法やトレードスタイルにもよりますが、勝率は50%あれば期待値は1以上にすることは可能です。つまりは、プラスにすることができるということです。
勝率よりもリスクリワードで期待値を上げることができる
FXは勝率が低くても十分な利益を出すことができるのも、リスクリワードというものがあるからです。
丁半博打の世界になると勝てば掛け金の倍になって返ってきますが、負ければすべて没収されます。
しかし、FXは損切り幅を浅くして、利食い幅を大きくするという戦略をとることができます。
例えば、10,000円で損切りを行い、20,000円で利食いを行うとすれば、勝率が50%でも十分な利益が残るのは想像がつきますよね?
このように、勝つときに損切の倍の利益を捕ることができるので勝率が50%でも十分利益が出せるのです。つまり、損失や利益をコントロールできるということです。
これができる時点でかなりギャンブルの要素を排除した投資という概念が強くなるのではないかと考えています。
自分が勝ちやすい手法を見つけることができる
運の要素を排除することがギャンブルから遠ざかるうえで大事なことになりますからこの手法なら勝てるというものだけを使って勝率やリスクリワードの精度を高めていきます。
順張りしかやらない人もいれば、逆張りしかやらない人もいます。順張りの中でも売りしかやらない人もいるなど、自分が勝てるチャートパターンを身に着けるのです。
トレードスタイルもスキャルピング、デイトレード、スイングトレードなどありますがこういった中でも自分に合っているものを見つけることが大事になります。
FXはギャンブルより勝率や期待値をコントロールできる
以上のように、FXは二択しかない、リスクリードを整えられる、エントリーポイントを絞ってトレードの精度を高められるという理由からかなりギャンブルの要素を排除できるというのが私の考えです。
完全に運の要素に委ねられる種目ですとギャンブル性が高くなりますが、FXはある程度勝率や期待値をコントロールできるのがその限りではない理由です。
例えば、これが何も戦略を考えずにエントリーしているようでは当然ギャンブルと変わらないでしょう。
おそらく、勝てないと嘆く人やギャンブルと同じであると仰っている人の多くはトレードプランが一切なしでやっていることが多いのではないかと思います。
事実、優位性の高いトレードをしっかりと出来ているのであれば少なからず利益を出せるのがFXというものです。
FXはギャンブルだと主張する人たちの言い分
これまで説明したことが、しっかりと出来ていれば少なからずギャンブルにはならないはずです。
しかし、それでもギャンブル性が高いのではないかとか、どうしても勝てないと主張する人の意見をまとめてみました。
主な根拠はランダムウォーク理論
売りか買いの二択しかないと説明しましたが、ランダムウォーク理論に従うとどれだけ勝率が高くてもそれは一時的であり最終的に5割に収まるという考えです。
ですので、結局相場で勝つことはできないということ。
参加者の9割が負けるから勝てるわけがないという主張
事実、FXを始めたとしても残念ながら9割以上のトレーダーが撤退してしまっているのです。
そのため、どうせやってもダメに決まっていると主張する人たちもいます。
元締めが儲かるようになっていてトレーダーは儲からないという主張
国内業者でも海外業者でも言われている話ですが、FXブローカーが自社の利益を守るためにストップ狩り、スリッページ、出金拒否など非道なことを行うから儲からないようになっている。などと主張されている人たちもいらっしゃいます。
FXはギャンブルという主張に対する反論
では、先ほどのギャンブルと主張する3つの意見について一つ一つ否定していきたいと思います。
ランダムウォーク理論は正確でもあり不正確でもある話
すべての通貨ペア、すべての時間帯を取引した場合はおそらくランダムウォーク理論の通りに勝率は50%以下に収まると思います。
しかしですね、個人トレーダーの我々のメリットでもあるのですがいつ取引しても良いし、いつ取引しなくても良いのです。
つまり、通貨ペア、手法、時間帯を選ぶことができるのです。同じ時間帯、同じ通貨ペアを何年も監視していると大体どういう値動きをするのか?傾向値がわかるようになります。
このように得意なところだけやっている限りはランダムウォーク理論のようにはならず、ある程度は勝率を上げることができるものです。
参加者の9割が勝てないのは真面目にやっていないから
少し厳しいことを書きますが、FXはビジネスとして取り組まないと成功しないです。
おそらくほとんどの人は、勉強、検証、なんてやらないでしょう。「知人がFXで専業になった。そんな簡単に儲かるなら俺もやってみようかな。」などの理由で始める方が多いのではないでしょうか?
スタートはこれでも良いと思いますが、問題はそのあとで適当にやったところで儲からないということです。
勝てている人は何千回も検証して自分が勝てる手法を作り上げているはずなのです。むしろそれぐらい真剣に取り組まないから9割も撤退するのです。
逆に真剣に取り組んでいるのであれば遅かれ早かれ成果は出るはずです。うまくいかないなら何がうまくいかないのか?それを潰して改善していくだけです。
すべてのFX業者が不正しているわけではない
確かに、国内、海外でも不正しているFX業者はありますが、すべてがそうではありません。しっかりとした業者を選べば出金拒否されることもなく、スムーズに取引が行えますのでこの辺りは心配しなくても全く問題ないです。
FXはギャンブルではない!ただしトレーダー自身がギャンブルにしてしまうケースは多い
私の意見はやはりFXトレードは小資金で副業から始められるおすすめの投資であり、ギャンブルではないです。
なぜなら、これまでにも説明したように損失と利益の比率をコントロールできますし、自分が勝ちやすいエントリーポイントでしかエントリーしないという選択もできます。
こういう理由からランダムウォーク理論やギャンブル性の要素はかなり排除できるのではないかと考えています。
もちろん、いい加減なマインドで取り組めばギャンブルになりますからそれはお金と時間の無駄になります。
本当にFXで勝ち続けたいなら常に自分と向き合い検証を続け、勝てるトレードスタイルを見つける努力をしていくことは大事なことです。
それが出来ていればFXはギャンブルではなく素晴らしい投資になるはずです。