「シストレ」はシステムトレードの略で、一定のルールに則って継続的かつ機械的に取引をするプログラムのことを言います。
「シストレを利用してるけどなかなか勝てない」、また「勝つためのコツが知りたいおすすめのシストレやFXの会社を知りたい」という方は、この記事で対処方法を解説しますので一緒に学んでいきましょう。
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シストレで勝てない理由
「自動売買だから簡単」、「損失もそんなに大きくならないと思っていた」などシストレに期待してトレードを始めたのに、「儲かっていない」という声をよく耳にします。
なぜシストレで利益を上げることができないのか?「シストレは自分に合わない」と諦める前に、その理由を探ってみましょう。
これから説明する「ストラテジー」とは特定の商品名ではなく、自動売買システムのプログラムの事を言います。
理由①ストラテジーの稼働や停止の時には裁量が必要
シストレがいくら自動で売買するシステムだと言ってももストラテジーの稼働・停止・再開の時には自己裁量が必要です。
裁量取引でも感情に流されず冷静な分析と判断が必要ですが、それはストラテジーを動かす時にも同じことが言えます。
理由②レバレッジをかけすぎている
あなたが稼働させているシストレは、どのぐらいのレバレッジをかけているでしょうか?
人間は欲深い生き物で、ついついレバレッジをかけて大きな利益を狙いたくなってしまうものです。
「レバレッジを1倍にしていたので利益が1万円。でも、レバレッジを25倍にしていれば25万円儲けが出ていたはずなのに・・・」と、欲張りな思考になっていくからです。
ただし、相場が予想と反対の動きをした場合は、25万円の損失になるということを忘れてはいけません。
ポジティブに考えれば25万と言う高い利益が期待できますが、用心深く考えれば25万の損失も同じ確率で出る可能性があります。
理由③リスク分散がうまくできていない
例えばひとつのストラテジーだけしか使ってない場合、そのストラテジーがピタリと当てはまる相場になった時には、利益が積み重なっていきます。
しかし、相場が外れると、損切りを多くする必要が出てきたり、時には急な相場変動でロスカットされ損失が出てしまう事もあります。
ひとつのストラテジーだけに頼るのは、リスク分散がうまくできていない要因になります。
シストレで勝てない時の対処法
ここまで読んで、シストレで勝てない理由は分かってもらえたでしょうか。
次に、シストレで勝てない時は「どのようなアクションをすればよいのか?」、対処法を3つ紹介します。
対処法①相場の値動きとシストレの運用結果を分析しよう
テクニカル分析にも通じますが、相場の値動きとシストレの運用結果をじっくりと分析してみましょう。
「相場の動きとストラテジーの相性がよかったのか?」、「取引量は適切だったのか?」など勝因と敗因を分析してい苦ことが大切です。
損失が出るとショックが大きく、「負けを取り返そう!」と焦る気持ちが出てきますが、過去の分析なくしてシストレの運用能力は上がっていきません。
対処法②資金量に応じた取引量を設定しよう
大切なのは、自分の「もっと勝ちたい!」、「負けを取り戻さなきゃ!」という熱い思いを、自分自身でコントロールし、一発逆転に賭けないことです。
ここでお伝えしたいのが、損失を全体の資金量の2%以内に抑える2%ルール。
損失を出す原因の9割が資金管理ができていないからで、優れたトレーダーは損失を2%以内に抑えているという事実に由来します。
資金量に対してポジションをたくさん持つと、ほんの少しの相場の動きですぐ2%に達するので、結果的に損切りを繰り返すことになるでしょう。
そうならないように取引量を調節することが重要なのです。
対処③複数のストラテジーに分散しよう
1つのストラテジーで最大リターンを狙うよりも、短期間で損失を出す事態にしないためには、複数のストラテジーに分散投資することが大切です。
例えレンジ相場に強いストラテジーや、上昇トレンドと下降トレンドに強いストラテジーを組み合わせて、両建てになるようするという手もあります。
短い時間で大きく稼ぐよりも、シストレでは長期的に細かく安定性のある利益を出すことが重要です。
シストレで勝つポイント
シストレには勝つためのポイントが何個かあります。
ここでは重要なポイントに絞って説明していきますがので、一緒に見ていきましょう。
コツ①相場に動きを分析!相場に見合ったストラテジーを選んでみよう
ストラテジーにはレンジ相場に強いストラテジーと、トレンド相場に強いストラテジーがあります。
今の相場がそういった動きなのかを分析して、相場に合ったストラテジーを選ぶことができたら、利益を出せる可能性が高くなります。
この相場の分析には、テクニカル分析が必要なの、シストレが自動で売買してくれると行っても、トレーダー自身の学習が必要になってきます。
コツ②定期的に利益を確認!収益性の低いストラテジーはストップしよう
あまり利益が上がらずマイナスで推移しているストラテジーは、止めるのも一つの手です。
ストラテジーはFXトレードで生計を立てているプロが作ったものも多いですが、相場の状況によって損益が続くこともあります。
「ずっと損失が出ているからプラスになるまでひたすら待ってみよう」という気持ちも分かりますが、一旦ストップする勇気も必要です。
コツ③自分ルールが大切!シストレの稼働・停止などのルールを作ろう
シストレが自動で継続的、機械的な売買を行ってくれるとはいえ、ストラテジーの稼働・再開・停止はあなたの裁量で行うことになります。
そのため、「どんなタイミングでストラテジーを一旦切るか?」「また再稼働させるか?」というルールを作っておきましょう。
ストラテジーそのものはプログラム通りに動いて行くだけなので、後はそれを使う側がルールにのっとってうまく運用することができれば利益が出るようになります。
- 通貨ペアの国で大きな選挙や投票がある時はストップ、終わったら再開
- 証拠金が何%まで減ったらストップ、証拠金を追加して何%まで戻ったら再開
- 一定の期間収支がマイナスのままならストップ、ストラテジーの変更を検討
シストレが勝てないというのは完全な迷信!勝てない時は取引の見直しをしよう
そもそも「シストレは勝てない」という言葉には、何の根拠もないと断言できます。
FXはトップレベルのトレーダーによる大会が開催されることもあるのですが、その中にはシステムトレーダーも優勝・入賞を果たしています。
独自開発したツールではなく、EAの設定だけでハイレベルな経済の知識を誇る裁量トレーダーに勝利している事例はすでに山ほどあるのです。
裏を返せば、シストレは使いこなせれば普通は絶対に勝てない裁量トレーダーを超えられる可能性がある訳です。
なかなか利益が上がらなかったとしても、シストレの性能を信じて取引の見直しをしていきましょう。