カテゴリー
FXの手法

ワイルダーの定義でトレンドを分析できる?利用した取引方法や組み合わせ方を紹介

FXでトレードをしている人たちを悩ますのが、トレンドがいつまで続くのかを判断することです。

トレンドの継続を上手く判断する方法があれば、利益をもっと増やしていくことができます。

ワイルダーの定義を理解すれば、トレンドの継続がいつまで続くのかを判断することが可能です。

しかし誤った理解や使い方をしてしまうと、利益を上げることができません。

そこで本記事ではワイルダーの定義を利用してトレンドを分析する方法を解説するとともに、取引方法や他の分析方法との組み合わせ方について紹介していきます。

※本ページにはPRが含まれます。

ワイルダーの定義とは

スイングトレードで4時間足を使った最強手法

ワイルダーの定義とは、チャートのローソク足を分析してトレンドが続くのかどうかを判断するための分析方法です。

元々ワイルダーの定義はワイルダーというアメリカ人のアナリストが提唱した分析方法で、チャート上のトレンドが今後続くのかどうかを判断するために利用されます。

トレンドが継続するかを判断するための分析方法

ワイルダーの定義はチャート上のローソク足を分析し、トレンドが続くのかそれとも転換するのかを判断することができる分析方法です。

ワイルダーの定義を上手く利用することによって、トレードでの利益を稼ぐことができます。

ワイルダーの定義には4種類の分析方法があり、該当するケースで利用することでチャートを上手く分析することが可能です。

ワイルダーの定義の4種類の分析方法

ワイルダーの定義には4種類の分析方法があります。

それぞれの分析方法を用いてチャートを判断することにより、今後トレンド相場がどのように動いていくのかを判断することが可能です。

当日のローソク足が前々日のものを下回らない時トレンドは続く

1つ目の分析方法の基準として、前日のローソク足の安値が前々日の終値よりも高い場合に起こります。

当日のローソク足が前々日のものを下回らない時はトレンドが続く可能性が高くなっています

基準を満たすときはトレンドが続く可能性が高いため、上手くトレンドに乗れれば大きな収益を得ることが可能です。

当日のローソク足が前日のものを下回らない時トレンドは続く

2つ目の分析方法の基準として、前日のローソク足の安値が前々日の終値よりも高い場合に起こります。

当日のローソク足が前日のものを下回らない時はトレンドが続く可能性が高くなっています

上昇トレンドが続く場合は基準を満たしますが、満たさない場合にはトレンドの転換が起こる可能性があります。

当日のローソク足が前日のものを上回らない時トレンドは続く

3つ目の分析方法としては、下降トレンドでの基準の話です。

前日のローソク足の高値が前々日の終値よりも高い場合に起こります。

当日のローソク足が前日のものを上回らない時は、相場のトレンドが続く可能性が高いです。

チャート上のローソク足が基準を満たしていないと、トレンド転換が発生する可能性もあるため注意が必要です。

当日のローソク足が前々日のものを上回らない時トレンドは続く

最後の分析方法としては、3つ目と同じく下降トレンドでの話です。

前日のローソク足の高値が前々日の終値よりも高い場合に起こります。

当日のローソク足が前々日のものを上回らない時はトレンドが続く可能性が高いです。

基準を満たしていない場合は他の基準と同じく、トレンドの転換が起こっている可能性が高いため注意しておきましょう。

ワイルダーの定義を利用した取引方法

ワイルダーの定義はトレンド相場の継続を判断することができる基準であるため、上手く利用すれば大きな利益を得ることが可能です。

しかしワイルダーの定義が利用できる取引手法についてしっかり理解しておかないと、有効的に利用できません。

そこでワイルダーの定義を利用した取引手法について説明していきます。

トレンド継続を見極めて押し目買いや戻り売りをする

トレンドが継続するかどうか判断するタイミングというのは、押し目買いや戻り売りのチャンスです。

そのままトレンドが転換してしまうと損失を被ることになりますが、上手く継続していけば押し目売りや戻り売りで大きな利益を獲得することができます。

注意点としてはあまり確実な根拠がない場合は、トレンドが続かないケースがあるということです。

押し目買いや戻り売りはある程度確証をもった段階で行うようにしましょう。

相場の転換時に逆張りをする

ワイルダーの定義は、トレンド相場が今後続いていくのかどうか判断することができます。

しかしトレンド相場の継続の基準を満たしていない時は、逆にトレンドの転換期と判断することが可能です。

トレンドの転換時に有効的な取引方法として挙げられるのは逆張りです。

逆張りでは値動きが上昇している時に売り、値動きが下降している時に買うという方法を用いることによって大きな利益を得ることができます。

ワイルダーの定義のメリット

メリット

ワイルダーの定義についての理解が深まってきたところで、メリットについて解説していきます。

ワイルダーの定義は取引手法として色々な方法に用いることができる他に、様々なメリットが挙げられます

それでは具体的にワイルダーの定義のメリットについて解説していきましょう。

シンプルだから初心者でも使いやすい

ワイルダーの定義は解説してきた通り、分析方法の中では比較的シンプルなものになっています。

初心者の人にも分かりやすく、すぐに使うことができるためオススメです。

もちろん初心者以外の人にも多く利用されている取引手法として知られています。

デイトレードと相性が良い

ワイルダーの定義は日足の時間足でチャートを分析していくため、FXの中でもデイトレードとの相性が良いです。

他の時間足の場合にも用いることは可能ですが、時間足が同様のチャートの方がより確証を持ったトレードを行うことができます。

ワイルダーの定義のデメリット

FX自動売買のデメリット

メリットがあるものにはデメリットがあるというのはワイルダーの定義でも同じです。

デメリットをしっかりと理解しておくことによって、誤った使い方がされることがなくなります

定義から外れる相場になる可能性がある

普段は定義が外れることはあまりありませんが、金融危機や自然災害などが起こった際には相場が定義から外れるケースがあります

専門家や政治家ならともかく一般人の私たちが金融危機や自然災害を予測することはほぼ不可能に近いです。

価格チャートの値動きも金融危機や自然災害などに応じて上下します。

あらかじめ例外のことがあるということはしっかりと理解しておきましょう。

スキャルピングにはあまり実用できない

スキャルピングは短時間で何回もの取引を行う取引手法です。

短期間の日足という時間単位の分析方法はスキャルピングには向いていません

ワイルダーの定義も同様で、スキャルピングには有効的ではない分析方法であることが分かります。

ダウ理論を組み合わせてより有効的な分析をしよう

ワイルダーの定義は他の分析方法と組み合わせることによって、効果的に利用することができます。

中でもダウ理論と組み合わせれば、より確証の高い根拠を得ることが可能です。

ダウ理論はワイルダーの定義を同じくトレンドを分析するための考え方で、6つの基本原則から成り立っています。

ダウ理論の基本原則
  • 平均は全て事象に織り込む
  • トレンドは短期と中期、長期に分けられる
  • 主要なトレンドは3段階ある
  • 価格は相互に確認される
  • 出来高によっても確認される
  • 明確なシグナルがあるまでトレンドは続く

ワイルダーの定義で大まかなトレンドの継続を予想し、ダウ理論によってより細かなことを確認していくというプロセスがトレンド分析においては重要になってきます。

ワイルダーの定義の分析方法を身に付けトレンドを分析しよう

ワイルダーの定義はトレンド分析において非常に有効的な分析方法です。

トレンドの今後の流れをしっかりと理解することによって、大きな利益を得ることができます。

しかし誤った知識や方法を利用していると逆に損失を被ってしまったり、上手く利益が得られなかったりします。

ワイルダーの定義についての理解を深め、チャートの分析に用いてみましょう。

関連記事