FXトレードで勝つためには、チャート分析をおこなわなければなりません。
少しレベルが高めなインジケーターをもちいた分析をおこなっていれば、周りの人よりも差を付けられます。
中でもCCIというインジケーターは、取引にもちいたり他のインジケーターと組み合わせたりすることによって非常に大きな利益を期待することが可能です。
しかし、CCIのことをしっかりと理解していないと誤った分析結果を出して損失を生じさせてしまうことにもなりかねません。
CCIをもちいる際にはあらかじめ知識を深めておく必要があります。
そこで本記事ではCCIを利用した取引手法を紹介するとともに、もちいることによるメリット・デメリットや一緒に組み合わせると効果的なインジケーターを解説していきます。
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CCIとは?
CCI(Commodity Channel Index)とはチャート分析をおこなうことができるオシレーター系テクニカルインジケーターの1つです。
もともとアメリカ人のドナルド・ランバートという人物が開発しました。
CCIの特徴としては、チャート分析にもちいることによって、相場の熱量を測ることができるという点が挙げられます。
チャート上の相場の熱量を測るためのインジケーター
CCIはチャート上の相場の熱量を測るためのインジケーターということを説明してきました。
具体的にはCCIのラインの推移を分析することによって、チャート上の相場で買われすぎや売られすぎという状況が発生していないか、発生しているならどれぐらいの程度なのかを判断することができます。
通常、トレードにもちいられるインジケーターは100%までという上限が決められています。
しかしCCIの場合、上限も下限も設定されていません。
限界が設定されていないことにより、より値の推移を直感的に感じ取りやすくなっています。
CCIを活用した取引手法
CCIについての理解が少し深まりましたが、実際のトレードにおいては活用した取引手法について知っておかなければなりません。
ここからはCCIを活用した取引手法について具体的に見ていきましょう。
CCIを活用した取引手法を身に付けることによって、トレードをより自分にとって有利に進めることが可能になります。
±100%のラインを売買のタイミングとして捉える
まず紹介するCCIを活用した取引手法は、±100%のラインを超えた際に売買のタイミングとして捉える手法です。
「チャート上の相場の熱量を測るためのインジケーター」でも説明したようにCCIは0~100%などの値の上限や下限がありません。
上限や下限がない中で、どのように取引に活かしていくのかというと±100%を基準にして買いや売りを判断していきます。
+100%のラインを超えると買われすぎ、-100%のラインを下回ると売られすぎという相場の状況を判断することが可能です。
買いのタイミングとしてはCCIが-100%を下回り、上昇開始後ラインを超えた時がポイントで、CCIが-100%を超えると、CCIはそのまま上昇を続けていきます。
-100%のタイミングで買うことにより、利益をより高めることが可能になるのです。
逆に+100%を上回り、加工開始後にラインを超えた時は売りのタイミングで、+100%をCCIが下回ると、下降を続けていきます。
つまり+100%を下回った時が一番利益を得られるタイミングです。
±100%のラインを基準に考えることによって、より正確な分析をおこなうことが可能になるためトレードの際にはしっかりと確認しておきましょう。
ダイバージェンスと組み合わせることでトレンド転換を予想する
CCIはダイバージェンスと組み合わせることによって、トレンド転換を予想することが可能です。
そもそもダイバージェンスとは、オシレーター系テクニカルインジケーターの中でインジケーターの動きとチャート上のレートの値動きが逆行する現象のことを表します。
通常インジケーターとチャート上のレートは同じような動きをしますが、まれに逆行する動きを見せる時があり、トレンドの転換を予想することが可能です。
例えばCCIは上昇しているのにレートは下降を見せていたり、CCIが下降を示しているのにレートは上昇していたりする場合です。
CCIでダイバージェンスを判断することによってトレンドの転換を予想することができ、上手くいけば大きな利益を獲得できる可能性があります。
CCIのメリット
CCIをチャート分析にもちいると様々なメリットがあります。
それぞれのメリットについての知識を深めておくことによって、自分のニーズにあった使い方ができます。
ここからはCCIを用いるメリットを具体的に解説していきます。
順張りと逆張りの両方に活用することができる
CCIは順張りと逆張りのトレードに活用することが可能です。
インジケーターの中で、順張りと逆張りの両方に活用することができるものはほとんど見つかりません。
相場の買われすぎや売られすぎを判断することによって、相場の方向性を確認することができるためトレードにおいては非常に便利です。
順張りと逆張りのトレードにおいてCCIを利用し、大きな利益を手に入れましょう。
ツールの併用をおこないやすい
CCIはツールの併用がしやすいというメリットがあります。
例えば他のインジケーターとも上手く組み合わせることが可能ですし、移動平均線やボリンジャ―バンドなどのツールとの相性も抜群です。
複数のツールを組み合わせてもちいることによって、より正確なチャート分析がおこなえるようになり、トレードの勝率が上がっていく要因にもなるのでしっかりと確認しておきましょう。
CCIのデメリット
CCIをもちいる際にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
デメリットをあらかじめ把握しておかないと、自分が本当にCCIをもちいた方がいいのかどうかを判断することができなくなってしまいます。
そこでメリットだけでなく、CCIをもちいるデメリットに関しても見てきましょう。
ダマしに引っかかってしまう可能性がある
CCIを利用してチャート分析をおこなっていると、ダマしにひっかかる可能性があります。
理由としては、CCIが値動きに関して非常に敏感に反応するためです。
±100%を利用した取引手法においても、ラインを信用しすぎてしまうとダマしに引っかかってします回数が必然的に多くなってしまいます。
ダマしに引っかからないためには、複数のツールをもちいて分析をおこなったりダイバージェンスなどの現象と並行して判断していったりする必要があります。
ダマしに引っかかってしまうと、大きな損失につながってしまう可能性もあるため、注意が必要です。
上限と下限がないためトレードの判断が難しい
CCIの上限と下限がないことは、時としてデメリットになってしまいます。
実際のトレードでCCIを利用する場合には±100%のラインを参考にしながらトレードをしていくことが増えていきますが、まれに±100%の幅に収まりきらない動きを見せることもあります。
±100%の判断基準を信頼しすぎてしまうと、予想したトレード通りに進まないことも十分に考えられるため注意しておかなければなりません。
他のツールなどの組み合わせながら、適切にトレード判断していきましょう。
CCIと組み合わせてもちいるインジケーター
CCIは単体だけでも十分効果を発揮することができますが、他のインジケーターと組み合わせてもちいることによってより有効的にチャート分析を進めることが可能です。
チャート分析を有効的に進めることができれば、大きな利益につながったり勝率が高くなったりする可能性があります。
今回紹介するCCIと組み合わせてもちいるインジケーターを参考に、自分に合った組み合わせ方を考えてみましょう。
MACDと組み合わせて順張りをする
MACDは相場のトレンド状況を判断することができるインジケーターです。
MACDでは2本のラインがどのような動きを見せているかで相場のトレンドを判断することができます。
CCIの買いのタイミングとMACDのトレンド上昇のタイミングが重なっていれば、2つのインジケーターによって買い時であることが証明されているので確証も高くなります。
売りのタイミングも同じで、CCIとMACDのタイミングが重なっているタイミングを見計らって売り注文をいれてみましょう。
RSIと組み合わせて逆張りする
RSIはCCIと同じく、オシレーター系テクニカルインジケーターの1つで相場の買われすぎや売られすぎを判断することが可能です。
違いとしてはCCIが±100%の幅で推移するのに対して、RSIは0~100%の範囲で推移します。
同じような2種類のインジケーターを組み合わせてもちいることで、分析結果がより確証の高いものになります。
一般的にRSIが75%以上だと買われすぎで、25%以下だと売られすぎという判断をすることが可能です。
CCIを利用してFXトレードを有利に進めよう
CCIはチャート分析を行う際に、非常に重要なインジケーターです。
しかしCCIの使い方やメリット、デメリットについての理解がしっかりとしていないと誤った分析結果を出してしまうことにもなりかねません。
誤った分析結果から、トレードで損失を出してしまうことにもなりかねません。
CCIを上手く利用して、FXトレードを自分にとってより有利に進めていきましょう。