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【2021年】日経平均株価の今後の見通しはやばい?想定レンジやアナリストの予想を解説

日経平均株価は、日本経済新聞社が東証1部に上場している企業の中からセクターバランスを考慮して選んだ、日本を代表する225社の平均株価です。

日経225と呼ばれることもあり、経済ニュースなどでNYダウと共に「今日の日経平均株価は~」と聞いた事がある人は多いですよね。

今回は日経平均株価の今後の見通しについて解説していきます。

バブル崩壊から中々回復しなかった日経平均株価ですが、近年アベノミクスによって価格は回復方向に向かっています。

直近で発生したコロナショックや米国市場の景気で上昇するのか下落するのか、分かりやすく解説しているので参考にしてください。

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日経平均株価の過去のチャート推移

日経平均株価の今後の見通しを分析する前に、過去のチャート推移から日経平均株価の変動傾向を見ていきましょう。

日本経済に大きな衝撃を与えた「バブル経済」や「アベノミクス」について詳しく解説していくので、今後の見通しに活用できるようにしましょう。

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1986年~1989年はバブル経済で価格が高騰

バブル経済

日経平均株価は1985年の「プラザ合意」によってトレンドが発生し、1989年12月には38,957円44銭を記録しています。

プラザ合意は、当時過度なドル高状態だった状況を見てニューヨークのプラザホテルでG5による会議が行われ、ドル高是正に向けたG5各国の協調行動への合意が決定しました。

具体的な内容としては、基軸通貨であるドルに対して参加各国の通貨を一律10~12%幅で切り上げを実施し、参加各国は外国為替市場で協調介入を行なうことになりました。

このプラザ合意によって日本は円高・ドル安が進行し、輸出が減少してしまい一時景気が悪化してしまいますが日本銀行の低金利政策や政府の経済政策によって景気が回復します。

政策によって企業が充分な資金を得た為、企業収益の向上と資産価格の高騰が重なり個人所得も増加した結果、不動産や株への投資者も増加しました。

バブル前の日経平均株価は11,000円台で推移していましたが、バブル経済に入り1989年12月には日経平均株価史上最高値となる38,957円44銭を記録しています。

1990年~2011年はバブル崩壊で大暴落から低迷

バブル崩壊

バブル経済は、元々プラザ合意によって政府・日銀の政策によって引き起こされたものだった為、実態経済と明確な乖離がありました。

よって政策の方針転換により企業への資金供給がストップし、バブル崩壊が始まります。

1989年に金融政策の転換で政策金利の引き上げと1990年の不動産融資の制限によって2011年まで日経平均株価の低迷が続き後に「失われた20年」と呼ばれます。

2012年~2020年アベノミクスによる株価回復

アベノミクス効果

2012年12月に民主党から自民党へ政権交代し、第2次安倍内閣が発足します。

安倍総理は持続的な経済成長を目標に「アベノミクス」を掲げ、金融緩和を実施したことから株価が上昇します。

特に海外投資家達がアベノミクスに注目したことから、株価の回復が著しく2020年のコロナショックまで順調に上昇しています。

2016年イギリスがEU離脱したことによって、日経平均株価も煽りを受けて一時大幅に下落しています。

しかし下落は一時的なもので、2020年まで順調に上昇していきます。

2020年~2021年コロナショックによって一時暴落

コロナショック

順調に推移していた日経平均株価ですが、コロナショックによって2月~3月にかけて2,3000円から16,000円に大暴落しています。

短期間での大暴落は日経平均株価だけでなく世界全体の市場で発生した為、一時市場は大荒れ状態になり一時停止になる金融商品もありました。

コロナショック後は、コロナ収束ムードに向かい日経平均株価は30年ぶりの3万台まで上昇します。

【2021年】日経平均株価のチャート推移

2021年の日経平均株価

2021年の日経平均株価の動きを見ていきます。

初旬から直近の動きまで分析し、過去のチャート変動から今後の見通しを推測していくので現在どのレンジで推移しているのか把握しましょう。

2021年の日経平均株価は、コロナショックから回復し30年ぶりの3万台に3度チャレンジしている変動を見せています。

バブル崩壊から長らく低迷していた日経平均株価ですが、再び上昇する兆しはあるのか考えていきましょう。

2020年のコロナショックから回復

2020年の2月~3月に新型コロナウィルス感染拡大によって、23,000円あった株価が16,000円まで下がり、約30%の大暴落が発生しました。

米国が経済対策を早期に行ったため、米国市場に連動して日経平均株価も短期間で回復傾向にむかっています。

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ワクチン接種拡大によって株価上昇

2020年ファイザー社のコロナワクチンの有効性が90%あると発表し市場は強い上昇トレンドになります。

12月には世界各国でワクチンの摂取が開始され、ワクチン接種によって世界経済の回復を見込んだ状況になり世界的に市場が上向きに転換していきます。

30年ぶりの株価3万円台達成

2021年の初旬の日経平均株価は、勢いが止まらず30年ぶりの株価3万円を達成します。

一度米国のインフレ懸念による調整で下落しますが、再び3万円台を目指す動きを見せています。

現在は27200~30000のレンジ幅で推移しており、30年ぶりの水準に到達している日経平均株価は多くの投資家達が注目しています。

米国のインフレ懸念による一時的下落

米国インフレ懸念が高まる事によって「金融緩和が終わるのでは?」という不安から株価は一度調整変動を見せています。

実際テーパリングの実施も示唆されており、米国市場に大きな影響をもたらす予想がされています。

米国市場に大きな影響を受けている日経平均株価も連動する可能性があります。

日経平均株価の今後の見通しはやばい?

日経平均株価は30年ぶりの3万円台を突破しましたが、今後このまま順調に上昇するかわからず「今後の見通しを知りたい」人は多いですよね。

今回は、証券会社や証券アナリスト達の見通しを元にどのような解釈で今後を予想しているのか紹介します。

一般投資家達の意見も取り入れているので、総合的に判断したいという人は必見です。

マネーブレイン代表の白石定行氏は中立予想

マネーブレイン代表の白石定行氏は、トウシルで2021年6月1日に各指標から今後の日経平均株価の動きを予想しています。

日経平均株価の現在の水準は、中立と表記しており、日本の企業は全体的に好調な業績がある一方新型コロナウィルスの影響で景気が好調とは言えない為中立になっています。

日経平均株価の今後の見通しですが、今期・来期・再来期とすべて上向き予想ですが、直近の来期は動きが鈍化すると予想しています。

世界的に大規模金融緩和によって株高になっている側面はありますが、PERの高水準やリスク・プレミアムの絶対値が低水準であることから中立目線で予想しています。

SBI証券投資情報部は35,000円まで上昇の見通し

SBI証券の投資情報部は、2021年6月29日に2021年後半の日経平均株価は35,000円に到達する可能性があるとコメントしています。

現在の環境は過去にPBRが1.5倍まで上昇していた時期とにており、3,5000円に到達する為に必要なPBRも上昇していく可能性を示唆しています。

米国ではバイデン大統領による経済政策がすすんでおり、経済回復もこれから本番になる見込みです。

引き続き景気拡大の可能性は高く、日本の場合はワクチン接種が佳境を向ける予想ができる為、ワクチン効果によって経済回復の効果が期待できます。

東京で再び大規模イベントが復活するとPBR1.5倍も可能という予想をしています。

日経平均株価は米国の経済回復と日本のワクチン接種が鍵

今後の日経平均株価は、米国経済の回復と日本のワクチン接種による制限緩和が鍵になってきます。

米国は金融緩和に関する政策を今後どの様に動かせるかによって日経平均株価変動は大きく変わる可能性があります。

リーマンショック後に行われたテーパリングによって、市場は一時大荒れになっていることもあり、短期的にみると米国の金融緩和の政策がどうなるかによって、日経平均株価が影響を受けるでしょう。

 

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