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FXの手法

ディセンディングトライアングルの使い方を理解しよう!

皆さんはディセンディングトライアングルという言葉を耳にしたことがあるでしょうか。

FXを始めたてだとあまりピンとこない方が多いと思いますが、トレンドの方向性や転換点を見つけるのに重要な役割を果たすチャートパターンなので、しっかりと意味を理解し、適切にトレードに活かしましょう。

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ディセンディングトライアングルはどんなチャートなのか?

ディセンディングトライアングルとは、通称ディセトラとも呼ばれ、高値を切り下げながら徐々に下降していくトレンドラインと、安値を水平的に移行するサポートラインを線でつなげた場合にできる三角形の形をしたチャートのことです。

それではどういった際にディセンディングトライアングルが形成されるのでしょうか。

ディセンディングトライアングルのパターン

ディセンディングトライアングルは、FXのチャートのパターンの1種のことで、高値を徐々に下降していく下降トレンドと、サポートラインの間でチャートが移行するので、サポートラインを下回り下落していく可能性が高い際に発生するチャートパターンです。

ではディセンディングトライアングルが発生後には、どのような動きとなるのでしょうか?

サポートラインとは

サポートラインとは、FXの為替チャートにおいて、これ以上下落する可能性が低いであろうとされる過去の下値と下値をつないで引かれた水平線のことです。

ディセンディングトライアングルを見極めるのに使用し、適切な通貨の売買を行うのに非常に重要となりますので、覚えておくようにしましょう。

レジスタンスラインとは何か?

レジスタンスラインはサポートラインの逆に上昇チャートのこれ以上上昇する可能性が低いであろうとされるポイントに引かれます。

サポートライン同様に売買のタイミングや反転のタイミングを見極めるのに使用されるので合わせて必ず覚えておくようにしましょう。

ディセンディングトライアングル発生後の5つの動き

ディセンディングトライアングルが発生後には5つの動きのパターンに分けられます。

ディセンディングトライアングルを使用する際は、各パターンの動き方を把握することで、安定した取引を行うことができるので、確認していきましょう。

サポートラインを割った後の動き方

ディセンディングトライアングルが発生後の動きには、サポートラインを割るタイプ、サポートラインで反発するタイプの2つのタイプがあります。

大きく分けて2つのタイプを更に細分化すると、5種類の動きとなりますので、動き方を把握しましょう。

そのまま下落する

まず高値を徐々に切り下げながら、サポートラインを割った後の動き方のパターンで、そのまま下落していくパターンがあります。

ディセンディングトライアングルは高値が徐々に切り下がり、売り圧が高まっていることを示しているのですが、このパターンの場合、買い圧が耐えられなくなり、価格が上昇することがあるので、エントリータイミングの見極めに注意しましょう。

反発し再度下落するパターン

2つ目のパターンは一度サポートライン付近まで上昇したのちに、再度下落するパターンです。
このパターンの場合、サポートラインのブレイク後、再度サポートライン付近まで浮上しますが、レジスタンスラインが下降しているため、反発する可能性が低く、再度下降する傾向にあります。

エントリータイミングは5つのパターンの中で、1番タイミングが分かりやすく、使用しやすいパターンの動きであると言えるでしょう。

反発しそのまま上昇するパターン

サポートラインのブレイク後、再度上昇していくパターンもあります。

実は5パターンのチャートの動きのうち、1番注意する必要がある動きだと言われています。
多額の金額を取引するトレーダーは、自身が売買することで、チャートの動きを作りだすことも可能で、わざとサポートラインのブレイク後に買い注文を大量にかけ、ディセンディングトライアングルの動き方に知見のない人を惑わします。

ディセンディングトライアングルはサポートラインをブレイクしたのちに下落するものトレーダーは焦って取引することなく、こういった可能性もあることを理解しておきましょう。

サポートラインで反発した後の動き方

先程解説したディセンディングトライアングルがブレイクをした際の動きとは別に、サポートラインでチャートが反発した場合の動き方も2パターンありますので、ディセンディングトライアングル使用の際に参考にしましょう。

上昇した後再度下落するパターン

サポートラインでチャートが反発した動きをし、一瞬下降トレンドのレジスタンスラインを上抜きするも、サポートラインのチャートがブレイクして再度下落していくパターンです。

ディセンディングトライアングルは、一般的にはレジスタンスラインを徐々に切り下げながらできるチャートパターンなので、下落していく可能性が高いので、サポートラインのブレイク確認するまでにロングでの注文を入れるのは見極めが必要となり、難易度が高いので注意しましょう。

高値まで価格が上昇するパターン

ディセンディングトライアングル自体が、レジスタンスラインが徐々に下降し、高値が切り下がり、サポートラインに近づいていくことで発生するチャートですが、順調に下降トレンドとならずに高値を上抜けし、上昇トレンドに転換するパターンもあります。

その場合には、トレンドが下降トレンドから上昇トレンドに転換している可能性が非常に高く、ディセンディングトライアングルを形成しないので、エントリーしないのが無難でしょう。

また、ディセンディングトライアングル似た形で、下降ウェッジという形のチャートもありますので、2つのチャートの形を正しく認識して見誤らないようにしましょう。

下降ウェッジとは

下降ウェッジとは、ディセンディングトライアングルのようにレジスタンスラインは徐々に切り下がってくるのですが、サポートラインも下がってくるので、上値と下値ともに、切り下げながらもみ合うチャートパターンのことです。

下降トレンドの終盤で発生する可能性が高く、安値が下落することを狙っているトレーダーが高値も同時に下がってしまっていることから、損切をし、買い注文が増加するケースが良く見受けられます。

下降ウェッジの場合、高値と安値のそれぞれにラインを引き、できた三角がどちらか一方のラインをブレイクするタイミング、もしくはラインを抜けた後にエントリーするのが良いでしょう。

だましの可能性もあるので見極めましょう

先程紹介したパターンのように、サポートラインをブレイクした後に、そのまま大きく下落するのではなく、反対方向にチャートが動くことを言います。

例えば多額の金額の投資をするトレーダーが、ディセンディングトライアングルでサポートラインのブレイク後にあえて大量の買い注文を入れることで、ブレイク後は下落すると思っていた数多くのトレーダーは騙され損切りすることになるでしょう。

ディセンディングトライアングルを使用し取引する場合には、こういっただましの危険性もあるので、戻り売りするタイミングを待ち、エントリーするのが無難でしょう。

ディセンディングトライアングルのエントリーのタイミングはいつがいいの?

ディセンディングトライアングルは発生後に様々な動きをすることが理解できたかと思いますが、いつエントリーするべきなのか疑問を感じた方も多いと思います。

ここからはディセンディングトライアングルでエントリーするタイミングはいつが良いのかを解説していきます。

高値と安値の値幅が狭まってきた際に売りエントリー

ディセンディングトライアングルは、サポートラインを完全にブレイクしたのを確認した段階で売りエントリーをするのが一般的なエントリーのタイミングと言われています。

しかしそのタイミングだと先程説明しただましに合ってしまう可能性が高く、すぐに価格を反転されてしまうケースが考えられます。

そこで、リスクヘッジをするなら、ブレイク直後のエントリーをするよりも、損切の設定をあらかじめしておき、サポートラインと高値の切り上げラインの値幅が狭まった段階で売りのエントリーをするのをおすすめします。

ストップロスを入れてだまし対策をしよう

ディセンディングトライアングルのチャートパターンではだましが発生する可能性を考慮して、必ずストップロスを入れておき、リスク管理を行いましょう。

ディセンディングトライアングルの特徴として、サポートラインを大きくブレイクしますが、ロングポジションを入れてからサポートラインをブレイクするまでの急激に下落するだましを受ける可能性があります。

そういった理由から、サポートラインのすぐ下にストップロスを設定するのがおすすめです。

そのポイントにストップロスを設定することで、もしだましであったとしても損切りすれば、損失を負うリスクも少なく、だましでなければ利益を生み出すことができるので、ぜひ設定しだまし対策をするようにしましょう。

その他三角持ち合い相場の例

ディセンディングトライアングルは1つのチャートの形ですが、同じようにチャートの高値と安値のラインを引くことで、三角形の形になるチャートがあるのですが、そういったチャートのことを三角持ち合い相場と言います。

その中でもアセンディングトライアングルというチャートについて解説していきます。

アセンディングトライアングルとは

アセンディングトライアングルとはレジスタンスラインが水平に移行し、下値の切り上げラインが値幅を切り上げながら、徐々にレジスタンスラインに近づいていき各ラインをつなげると、三角形になるチャートのことです。

レジスタンスラインをブレイクすると、上昇トレンドがそのまま継続していく可能性が高くトレンドフォローしやすいので覚えておきましょう。

ディセンディングトライアングルとアセンディングトライアングルの違い

ディセンディングトライアングルとアセンディングトライアングルの違いは、上述の通りディセンディングトライアングルの場合、高値が徐々に切り下がっている、アセンディングトライアングルの場合は徐々に安値が切りあがっているのが大きな特徴であり、1番の相違点です。

ディセンディングトライアングルとは逆で上向きの三角形となっているので、見間違えることはありませんが、頻出しやすいチャートではありますので、形は覚えておくようにしましょう。

ディセンディングトライアングルと同じくだましに注意しよう

アセンディングトライアングルにもディセンディングトライアングルと同様にだましが発生することもあります。

例えばレジスタンスラインをブレイクアウトしたがすぐに反発する、レジスタンスラインをブレイクすると見せて、下降トレンドに転換したり、様々なだましに注意する必要があります。

この相場ではエントリーを持っている場合、ロスストップの設定をして、リスク管理をしましょう。

まとめ

皆さんはディセンディングトライアングルについて理解することができたでしょうか。

特に珍しいチャートではないので、チャートのパターンや使用方法を理解し、ディセンディングトライアングルを使って利益を出せるようにしましょう。

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