FXトレードの中にはうねり取りと言われる手法が存在します。
うねり取りは日本に昔からある取引手法ですが、近年再び脚光を浴びてきています。
しかし「うねり取りって何?」、「昔使っていた手法を使って大丈夫?」などと疑問を抱く人は多いです。
うねり取りについて分からないまま取引にもちいてしまうと、大きな損失を生じさせてしまう可能性も……。
そこで本記事ではうねり取りの取引手法について説明するとともに、メリットやデメリット、さらにはうねり取りをもちいる際の注意点を解説していきます。
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このページのもくじ
うねり取りとは?
うねり取りとは、チャート上の相場の方向性にしたがって取引をおこなう手法のことを言います。
日本では昔からうねり取りの手法が、さまざまな取引において用いられていました。
ここからはうねり取りについてより詳しく見ていきましょう。
相場の方向性にしたがう手法
上でも説明しましたが、うねり取りはチャート上の相場の方向性にしたがって取引する手法のことを表します。
チャート上の相場の方向性にしたがって取引をおこない、買いや売りなどの複数のポジションを所有していくのが特徴的です。
レートが上昇しているか下降しているかに関わらず、様々なタイミングでポジションを獲得していきます。
一般的には株式投資の際にもちいられる取引手法ですが、最近ではFXトレードでも手法の有効性が話題になり、多くのトレーダーたちがうねり取りを利用しています。
次の見出しでは、うねり取りをもちいた取引手法について具体的に見ていきましょう。
うねり取りをもちいた取引手法
うねり取りについての理解を深めたところで、具体的な取引手法を解説していきましょう。
取引手法についての理解をふかめていくことによって、うねり取りの有効性を向上させます。
取引手法についてしっかりと確認しておきましょう。
相場で複数のポジションを所有する
うねり取りをもちいた取引手法は、トレンドの相場のような価格の急激な上下がないレンジ相場でおこなう必要があります。
うねり取りは、レンジ相場のような長期のレートの上下が少ない相場で用いられることが一般的です。
レンジ相場の中で複数のポジションを持つことにより、うねり取りをおこなうことができます。
ポジションを追加で取得していくことによって、レートが上手く上昇した時は利益が大きく上がり、レートが下降した際にはリスクヘッジの役割を担います。
つまり平均のポジション取得額を低く抑えていくことで、チャートが上昇した際に高値で売ることが可能になるという仕組みです。
うねり取りのメリット
うねり取りの取引手法についての理解が深まりました。
次にうねり取りをもちいるメリットについて解説していきます。
メリットを知っておくことによって、自分がうねり取りを利用した方がいいのかどうかを判断することができます。
それではうねり取りのメリットについて見てきましょう。
初心者でも理解しやすい
うねり取りのメリットとしてまず挙げられるのは、初心者でも手法について理解しやすいということです。
うねり取りは複数のポジションを自分の感覚ベースで獲得していく手法なので、複雑な分析や計算をする必要がありません。
もしポジション獲得を失敗したとしても、平均のポジション取得価格を抑えられるのでトレード自体に勝つ可能性は非常に高いです。
トレードを始めたての初心者の人もうねり取りを利用してみましょう。
取引対象を選ばなくていい
うねり取りは1つの通貨ペアを長期で追っていく取引手法です。
一般的なFXトレードでは、様々な通貨ペアの中から複数の通貨ペアを選ばなくてはなりません。
あらかじめ1つの通貨ペアを定めて、直感的にポジションを複数獲得していくだけで誰でもトレードに勝てる可能性があります。
通貨ペアを選ぶ手間が省けると考えると、トレーダーにとっては非常に効率的です。
早い段階で利確できる
うねり取りを利用すれば早い段階で利確できる可能性があります。
直感的にポジションを獲得していく中で、レートが上昇すれば早い段階でも多くの利益を得ることが可能です。
もちろんレートが下降してしまうことはありますが、ポジションを獲得することによって平均の取得価格を低く抑えることが可能です。
うねり取りのデメリット
うねり取りのメリットについて見てきましたが、メリットがあれば当然デメリットもあります。
デメリットについて把握しておかなければ、あとあと後悔してしまうことになったり損失を生じさせてしまったりします。
うねり取りをもちいる前にしっかりと確認しておきましょう。
資金が必要になる
うねり取りは説明してきている通り、複数のポジションを獲得していく取引手法です。
しかし複数のポジションを獲得していくということは、裏を返せば多くの資金が必要になるということです。
トレードをおこなう際に資金がなければ、うねり取りの意味がなくなってしまいます。
うねり取りをおこなう際には必ず資金を用意しておきましょう。
大きな変化に対応しにくい
うねり取りは、もともと大きな価格変動が起きないレンジ相場での取引がメインです。
それゆえ、大きな変化が起きるトレンド相場などではうねり取りは上手く機能しません。
うねり取りでも大きな損失を被ってしまう可能性が十分にありえるため、注意しておきましょう。
時間を多く費やす
うねり取りは時間を多く費やす取引手法です。
長期間にわたってポジションを何回も獲得していきながら、売りのタイミングを待ちます。
時間をかければかけるほど、利益も大きくなり勝てる可能性も高くなります。
うねり取りをおこなう際にはそれなりの時間がかかるということを意識しておきましょう。
うねり取りをおこなう際の注意点
うねり取りを実際のトレードでおこなう際には、いくつかの注意点があります。
うねり取りをもちいる際には注意点をしっかりと確認しながら、トレードをおこないましょう。
それではうねり取りをおこなう際の注意点について詳しく解説していきます。
トレンド相場が生じやすい
うねり取りは値動きが、比較的おとなしいレンジ相場での取引を目的とした取引手法です。
しかしFXトレードではトレンド相場が頻繁に発生し、長期にわたって続くことも良くあります。
うねり取りをおこなう際には、FXトレードではトレンドが発生しやすいということも念頭に置いて取引をおこなっていくことが必要です。
ロスカットが発生しやすい
FXトレードでは、ある設定されている一定のラインまで価格が下がるとロスカットされるという仕組みがあります。
うねり取りでは複数のポジションを抱えるため、含み損が発生しやすい欠点があります。
その結果、ロスカットされてしまうというケースもよく耳にします。
うねり取りをおこなう際には、ロスカットされないようにポジションを獲得していく必要があります。
リズム取りとの違い
うねり取りと似た取引手法にリズム取りという取引手法があります。
名前が似ているうねり取りとリズム取りですが、両者の違いは取引の対象とする期間にあります。
どのように期間が異なるのか詳しく見ていきましょう。
対象にする期間が異なる
うねり取りの場合は、半年や1年という比較的長い期間を取引の対象として定めています。
一方でリズム取りの場合、対象とする期間はうねり取りよりも短いです。
リズム取りの対象期間は数日という短いスパンになります。
うねり取りとリズム取りは手法の内容自体はほとんど一緒ですが、期間が異なるということを覚えておきましょう。
うねり取りを使ってFXトレードで大きな利益を得よう
うねり取りはFXトレードにおいては非常に有効的な取引手法です。
しかし取引手法やメリット・デメリット、注意点についてしっかりと理解しないまま、うねり取りをもちいてしまうのは危険です。
うねり取りをもちいる前には、知識を深めておく必要があります。
うねり取りを使って、FXトレードで大きな利益を得ましょう。