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FXとは?

フリーターでもFXはできる?口座開設時の審査基準と税金の仕組みを抑えよう

FXは投資の中でも少額資金で高額利益を得られる仕組みなので、現在は低収入の方も多くチャレンジしています。

特にフリーターやパート主婦の方も、FXを始めて不労所得生活を始めるケースが増えてきました。

フリーターがFXを始める分には問題ないですが、収入が低い以上、リスクが発生した時のことはしっかり考えていかなければいけません。

今回は、フリーターでもFXを始めて良いのか、どんなリスクを知っておく必要があるのかを徹底解説していきます。

※本ページにはPRが含まれます。

フリーターでもFXを始めることができる

フリーターでもFXを始めることは出来ます。

そもそも、FX会社の口座開設審査で聞かれるのは、年齢基準を満たしているかと、投資に必要な資金を有しているかの2点です。

この2項目を満たしていれば、フリーターでもFXを始めることはできるのです。

ただ、税金や損失が発生した時に支払えるかどうかという点は審査では度外視されます。

FX取引をするリスクは、トレーダー自身が管理するしかないのです。

FXはフリーターも正社員も条件は同じ

フリーターでもFXを始められるということは、裏をかえせばどんなステータスの方でも同じ条件が適用されるということです。

つまり、フリーターだから損失や税金などの項目を手加減するということは一切ないという訳です。

これは例えばFX会社のスタッフに相談をする際も同様で、類似の悩みを持つトレーダーへの回答はフリーターだろうが会社員だろうがほぼ同じになります。

フリーターがFXを始める際は、そもそも不利な環境に身を投じるということは把握する必要があります。

FXを始めたばかりで大儲けすることはできない

FXが通常のギャンブルと異なるのは、6割前後の人がロスカットを受けずに継続しているという点です。

つまり、FX取引は倍率が高いものではなく、チャートを正しく読んでコツコツ利益を貯めるというものになります。

では、どうやって高額利益を得るかというと、前提となる手法を変えたり、通貨ペアを変えたり、レバレッジや投資資金を高めたりすることしか選択肢はありません。

更に知っておいて欲しいのが、FXは失敗した時に、得られる利益と同じかそれ以上の損失を受けるということです。

例えば、競馬であれば人気のない馬を低額で買って一攫千金を狙うこともできますが、FXの場合はリスクを取った分だけしか利益を得ることはできないのです。

つまり、フリーターがFXで利益を得るには一定期間以上の経験と学習が必要であり、急に生活を激変させることはできないのです。

フリーターがFXを始めるために必要なものとは?

フリーターがFXを始める上で必要なものは、大きく分けて以下の2つです。

  • 十分な資金
  • 知識・経験

①十分な資金

注意してほしいのが、FXを始める上では高額の資金が必要ということです。

なぜ高額資金が必要かというと、レバレッジ・ロスカットの仕組みと関係しているためです。

自己資金実質レバレッジ
100万円1倍
50万円2倍
25万円4倍
10万円10倍
4万円25倍

※1ドル=100円時のドル/円取引を想定

上記は、DMM FXなど1万通貨単位から取引できる多くのFX会社で採用されているレバレッジの仕組みです。

最低限の資金でFXを始めようと思ったら、最大25倍のレバレッジがかかります。

高レバレッジがかかると利益が増えますが、一方でリスクも上がります。

高レバレッジをかけた上で損失が発生すると、ロスカットを受けやすくなり、マーケットからの退場を余儀なくされます。

初心者が安全に取引を進めるには、レバレッジを4、5倍ほどに抑えておくことをおすすめしますが、そのためには25万円ほどの資金を準備する必要があります。

投資のために25万円前後を準備するのはフリーターにとって結構なハードルなので、計画的に準備をしていきましょう。

②FXの経験・知識

FXを始める際に、いきなり本番から入るのはおすすめできません。

初心者にとっては難解な専門用語ばかりですし、チャートの見方やアプリの操作方法なども分からないかと思います。

FX会社は無料で取引を練習できるデモ取引を提供しているので、まずはこちらを利用して慣れていきましょう。

それと並行して、書籍やブログ、セミナーを通じた勉強も進めていきましょう。

フリーターがFXで一攫千金を狙うのは危険な理由

一攫千金、つまりFXを通して少ない元手から大きな利益を狙おうとするフリーターの方も多いかと思います。

ただ、前述の通り、少額の資金しか用意しないと高レバレッジがかかるので、初心者は特に危険です。

FXはギャンブルと違い、投資した資金以上の損失を被る可能性があります。
FXにはロスカットという救済措置が設けられていますが、急なチャートの下落にロスカットが間に合わず、証拠金を超える損失が発生するケースも多々あります。

一番危険なのは高額の利益を得た後、急にロスカットを受けるケース。利益には税金がかかって後から課税されるので、ダブルパンチを受けてしまいます。

こうした状態を防ぐためには、レバレッジをある程度抑えて取引をする必要があります。

少ない利益をコツコツ積み上げるのが現在のFXの主流となっており、短期間でドカンと利益を出すよりも、長期間安定して取引できるかが重要となります。

フリーターがFXを始める際に注意するポイント

頻出用語は早めに抑える

FXを勉強しようと思っても、書籍が専門用語だらけで内容が一切理解できないという方は多いでしょう。

最低限の用語に関しては書籍を購入する前に抑えておき、ある程度の下地を作っておくことをおすすめします。

特に以下のような用語は早めに学んでおきましょう。

  • レバレッジ
  • スプレッド
  • スワップポイント
  • ロスカット
  • 通貨ペア
  • 証拠金
  • エントリー
  • テクニカル分析…

最初は少額から始める

FXは段階的に投資資金やレバレッジを増やしながら、高額利益を目指すのがセオリーです。

最初のうちは少額で取引をすることで、失敗を恐れず様々な経験を積むことができます。

「絶対勝てる方法!」などの情報に惑わされず、まずは少額から地道に学んでいくことをおすすめします。

フリーターがFXの口座開設審査を受ける際のポイント

フリーターでも審査に通るケースが多い

前述の通り、FXの審査に職業やステータスはそこまで影響しません。

申し込んだ内容が正確か、FXを始めるのに十分な資金はあるかがチェックされ、認められれば問題なく口座を開設することが可能です。

中には収入が傍目から見て極めて少なくても審査に通してくれるケースがあったりするので、FX会社は審査をそこまで重要視していない可能性が高いです。

審査が易しいということはトレーダーの自己責任ということ

口座開設の審査にフリーターも通るのは、FX会社が「フリーターでも問題なし」と考えているからでは100%ないでしょう。

むしろ、フリーターであっても1人のトレーダーであり、失敗して破産しても自己責任という認識が強いからこそ、どんどん審査に通していると考えたほうが良いです。

実際、損害を被るリスクを考えればフリーターよりも安定収益のあるサラリーマン・公務員のほうが、安全にFX取引が出来るのは当然のことです。

審査に通ったからFX会社に認められたということではなく、強い責任感を持って取引をしていかなければならず、失敗しても言い訳は出来ないという認識を持たなければいけません。

フリーターのFX会社選びは審査基準より通貨単位が重要

FXを始めるフリーターは、まずFX会社を選んで、口座開設をすることから始める必要があります。

口座開設には審査があり、申込者が本当にFX取引できるかどうかをチェックされます。ここで落ちてしまう方も少なからずいます。

特にフリーターの方は審査で不利なことを自覚しているため、口座開設審査の甘いFX会社を優先的に選ぶ傾向があります。

しかし、この選び方はおすすめできません。口座開設を募集しているFX会社は、サービスやスプレッド(手数料)、取引通貨単位、スマホアプリの質などがそれぞれ異なります。

クレジットカードのように、どの会社に申し込んでもサービスはだいたい同じという訳ではないのです。

また、口座はFX専用ということもあり、各社そこまで審査基準のバラツキはありません。もっとも、審査の内容を公開しているFX会社は1社もないので、「あそこが審査が甘い」という噂は、全て噂でしかないと言えます。

こうした噂に惑わされて、自分に合っていない口座を開設しても、将来的に失敗する可能性は非常に高いです。

最低1000通貨単位から取引できるFX会社を選ぶ

FX会社によって大きく異なるのが、通貨単位です。

これは、各社が定めた最低限の取引単位のことで、多くのFX会社は10,000通貨単位に設定しています。

10,000通貨単位の取引は、例えばドル円の場合、10,000ドル=1,000,000円の元手が必要ということになります。(1ドル=100円で計算)

普通に元手を算出すると非常に高額になるので、レバレッジをかけて実際の資金以上の金額で取引をするのが一般的です。

ただ、あなたが10万円の元手を用意した場合、10,000通貨単位で取引するには10倍のレバレッジをかける必要があります。この時、損失も通常の10倍となるので、FX初心者にとっては非常に危険です。

そこでおすすめなのが、1,000通貨単位から取引が始められるFX会社です。これなら4、5万円の元手に無理のないレバレッジをかけて取引を始めることができます。

最近はSBI FXトレードのように1通貨単位から取引できるFX会社も出てきています。ただ、1通貨単位で取引するとリスクがない分、利益もないので、やる意味がありません。

FXのチャート分析はそこまで難しくない一方、お金をかけている緊張感で焦ってミスを犯す失敗が多いです。逆に言えば、この緊張感をものにしなければFXで成功することはないのです。

最低限の利益・リスクを確保する上でも、最初のうちは1.000通貨単位で始めることをおすすめします。

フリーターがFXを始める際は税金に注意

フリーターがFXを始める際は、税金の支払いに注意しなければいけません。

FXを含む年間の不労所得が20万円を超えた場合、それら雑所得に対して約20%の税金が発生します。

税金が発生したら確定申告を必ずおこない、納付しなければいけません。

注意してほしいのは、FXの税金は取引の度にかかるということです。※納付自体はまとめて確定申告でおこなう。

つまり、一度利益が出て最終的にロスカットを受けたとしても、税金の発生自体はなくならないのです。

フリーターでもFXを始めることはできますが、税金を払えるかどうか分からない位の貯金だと万が一の時に借金を負う可能性まであります。

フリーターがFXを始める際は最低限の資金を用意する

FX自体は少額ではじめて高利益を狙える仕組みですが、失敗して損失が発生した時に低収入のフリーターは対処できなくなってします。

これを防ぐために、少額取引から始める時でもFXに使えるお金を10万円近く用意し、いざという時に備えておくことをおすすめします。

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