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おすすめのほったらかし投資方法8選!始める時の注意点を合わせて解説

「投資を始めてみたいけど、難しそうでできない」

「初心者でも簡単にできる投資って何があるの?」

将来のためにこれから投資を始めていきたいと思っている人は、以上のような悩みを抱えていることでしょう。

これから投資を始めようとしている人におすすめしたいのが、「ほったらかし投資」です。

ほったらかし投資であれば、ローリスクで資産運用を始めることができます。

この記事ではおすすめのほったらかし投資をそれぞれ紹介してから、ほったらかし投資のメリットとデメリット、さらに注意点まで解説していきます。

初心者でも始められる不労所得はある?おすすめの投資方法を5つ厳選紹介

※本ページにはPRが含まれます。

ほったらかし投資とは

ほったらかし投資とは

ほったらかし投資とは、事前に投資環境を整えておいて、投資を始めてからはそこまで手間をかけずに放置しておくことで資産を運用する投資手法です。

ほったらかし投資の方法はAIを活用したり、自動売買システムを利用したりといくつかありますが、すべて長期的に資産を増やすための手段として共通しています。

AIが自動で投資リスクを分散してくれたり、最初にお金を払っておけばずっとお金が入ってくるだけといった技術を必要としない方法なので、投資初心者でも始めやすくなっています。

初期投資費用や運用方法がほったらかし投資方法によって変わるので、これから始める人は自分の目的に合った投資方法を選ぶと良いでしょう。

初心者におすすめのほったらかし投資8選

初心者におすすめのほったらかし投資方法は、次の8つです。

初期投資費用期待利回り
ロボアドバイザー1000円~4.42~8.57%
不動産投資70万円~4.5%程度
FX自動売買4000円~20%
ソーシャルレンディング10000円~4~5%
不動産型クラウドファンディング10000円~4~5%
株の自動売買4000円~7~14%
太陽光発電投資1500万円~(ローン可)6~7%
「つみたてNISA」を使った投資信託100円~1.43~3.84%

それぞれ初期投資費用期待利回りが変わっているので、自分がどの目的で始めたいのか決めてから選ぶと良いでしょう。

以下にそれぞれ具体的に解説していきます。

ロボアドバイザー

ロボアドバイザーとは、AI・ロボアドバイザーを活用した投資信託です。

WealthNaviやTHEOなどがこれにあたり、スマホアプリでもできます。

ロボットアドバイザー投資信託には、アドバイザー型と投資一任型がありますが、ほったらかし投資を始める初心者は投資一任型を選ぶと良いでしょう。

投資を始める前に金額屋目標を設定すると、AIが自動でポートフォリオを組んでくれて、リスクの少ない投資を始めてくれます。

運用する資産の大きさや運営会社によって手数料の額が変わってくるので、始める前に確認しておきましょう。

少額な投資を始めたい人におすすめの方法です。

不動産投資

不動産投資とは、マンションやアパートなど建物を購入して、入居者から家賃をもらう投資方法です。

「金持ちがやるものでしょ」と思う人も多いかもしれませんが、区分マンションの場合は元手が70~100万円程度あれば始めることができます。

不動産投資は最初に不動産を購入してからはほぼ何もすることなくお金を回収することができます。

言葉通りほったらかしにしていても入居者がいる限り収入が入ってくる上、期待利回りは4.5%と高めなので投資初心者でも始めやすいです。

ただし、短期的には収支は大きくマイナスになるので、十分な資産を持っていない人は避けた方が良いでしょう。

FX自動売買

FX自動取引とは、知識が必要なFXを自動で取引してもらう投資方法です。

FXは二か国間の通貨を購入して、為替の差を利用してお金を儲けるものです。

非常に多くの知識が必要になるので本来は投資初心者では始めづらいものですが、現在は自動で取引してくれるツールが出ているので初心者でも利益をだすことは可能です。

ロボアドバイザーのようにアドバイス型のツールから完全に運用してくれるツールまでありますが、初心者であれば自動で運用してくれるものを選ぶと良いでしょう。

「レートが100円になったら買う」など設定した数値を超えたり、割ったりした場合に自動で売買をしてくれる「リピート型」と呼ばれる自動取引ツールがおすすめです。

ただし、FXは他のほったらかし投資に比べるとややハイリスク・ハイリターンのほったらかし投資方法です。

損をする可能性が高いことは把握しておきましょう。

ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングとは、お金を貸したい個人とお金を借りたい企業をつなぐサービスのことです。

企業にお金を貸すだけで利子をつけて返してもらえるので、簡単に利益を出すことができます。

ソーシャルレンディングは、企業にお金を貸すので貸し倒れされるケースがほとんどなく利益を生み出しやすい代わりに、途中で解約ができない決まりになっています。

最初にお金を貸してから一定期間はすぐにお金を引き出せるわけではないので、無理のない範囲で始めましょう。

ただし、ソーシャルレンディングの期待利回りは4~5%と高めです。

多少初期投資はかかりますが、それでも初心者が始めやすい投資と言えるでしょう。

不動産型クラウドファンディング

不動産型クラウドファンディングとは事業者が事業を始めるための不動産を購入するために出資者を募り、事業で出た利益を分配することです。

不動産型クラウドファンディングでは事業内容や事業主の詳細を明らかにしないと出資してくれないケースが多いので、情報開示が徹底されているためリスクが少ないです。

最初に出資する時には事業者を選定する必要がありますが、それ以外はほとんど何をしなくてもお金が入ってくる仕組みになっています。

またソーシャルレンディングと違って投資期間が定められていないので、自分が辞めたいときに出資をやめることができます。

ほぼ元本割れすることがない投資方法ですが、出資している企業が倒産した場合は損してしまうので気を付ける必要があります。

株の自動売買

株の自動売買はFXと同じように、自動で株取引をしてくれる投資方法です。

株取引も経験や知識が必要なので初心者には始めづらいですが、ツールを使えばリスク管理をしながら資産運用してくれます。

また株取引は本来時間がとられるものですが、機械に任せることでほぼほったらかしで資産を増やすことができます。

ただし、株の自動檻引きツールはFXの自動取引ツールに比べると完成度が低く、損をする可能性が高いです。

自動取引をしながら株取引を勉強したい人にはおすすめですが、単に資産を運用するためのツールだと認識しているならFXの自動取引の方が向いてます。

太陽光発電投資

太陽光発電投資とは、土地付きの太陽光パネルをセットで購入し、太陽光で発電した電気を電力会社に売却して利益を得る方法です。

太陽光パネルが置かれるのは郊外や山間部などの居住地から離れたところに設置されますが、管理は販売会社が行ってくれるので、初期投資以外には特にやることはありません。

太陽光発電投資は他の投資方法に比べて高額ですが、収入を予測しやすいというメリットもあります。

例えば株価や為替レートは日々変動しているので収入が上下しますが、太陽光で生み出した電気はFITと呼ばれる固定価格で売却できます。

災害に遭ってパネルが破損しない限り、最初に購入した段階でいくら稼げるのかが確定しているので着実に資産を増やすことができます。

ただし、それでも投資額が大きくなってしまうので人を選ぶ投資方法です。

資産に余裕がある人におすすめです。

「つみたてNISA」を使った投資信託

つみたてNISAとは、少額から長期の積立投資を支援する制度です。

毎月少額の金額を口座に積み立てておくだけで、専門家が代わりに資産運用してくれるので初心者におすすめの投資方法です。

分配金や譲渡益が非課税なうえ、購入できるのは手数料が低水準の投資信託だけなのでローリスクで運用できます。

つみたてNISAの非課税限度枠は年間40万円までなので、最大で月に3.3万円ずつ積み立てれます。

期待利回りはそれほど高くありませんが、着実にお金を増やしたい人におすすめの方法です。

ほったらかし投資のメリット

ほったらかし投資のメリット

ほったらかし投資は長期的な資産運用ができること以外に、次のメリットがあります。

ほったらかし投資のメリット
  • 初心者でも始めやすい
  • 預貯金より利回りを期待できる
  • 手間がかからない

難しい手順なしに始められるので、ほったらかし投資は投資を始めようとしている人に最適です。

以下にそれぞれのメリットを解説していきます。

初心者でも始めやすい

ほったらかし投資には長年の経験や技術といった能力が必要ないので、初心者にも始めやすくなっています。

例えば株やFXを自分で取引しようとすると、相場の値動きを読んで自分で投資する額や取引を判断する必要があるので、初心者で利益を生み出し続けるのは困難です。

ですがほったらかし投資であれば、株やFXの自動売買ツールを使って勝手に投資先を選んでくれていたり、不動産投資で不動産を購入していれば勝手に収入が入ってくるようになります。

投資初心者が大きく失敗する必要がないので、初心者が始めやすくなっています。

預貯金より利回りを期待できる

ほったらかし投資を行うと、銀行にお金を預けることで始めれる預貯金よりも高い利回りを期待できます。

現在、ほったらかし投資以外でお金を寝かせておく方法は銀行にお金を預けておく預貯金しかありませんが、預貯金の利回りは大体0.001%程度です。

ほったらかし投資であれば、ロボアドバイザーを用いた投資信託で4.42~8.57%、FXの自動売買で20%と非常に高い利回りが期待できます。

もちろん短期間で見るとほったらかし投資で損をすることもあるかもしれませんが、長期的に判断すれば間違いなく高い利回りになります。

そのため、ほったらかし投資で資産を寝かせておく方がお得です。

手間がかからない

ほったらかし投資では言葉の通り、ほとんど手間をかけずにほったらかしておくだけで資産運用ができます。

株やFXの自動売買やロボアドバイザーなどは最初に初期投資額や積立金額の設定が必要ですが、初期設定以外で操作することはほとんどありません

ほぼ自動で資産運用ができるので、日々の生活が忙しくて投資に時間がさけない人でも安心して投資できます。

忙しい人、投資に時間を使いたくない人はほったらかし投資を始めると良いです。

ただし、ほったらかし投資をする場合は定期的にポートフォリオの見直しをする必要があります。

最初の設定だと利益が出ていたのに気づいたら業績が変化していて損しているなんてことにもなりかねないので、半年に一回程度はきちんとポートフォリオを点検しましょう。

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ほったらかし投資のデメリット

ほったらかし投資のデメリット

反対に、ほったらかし投資のデメリットは次の2点です。

ほったらかし投資のデメリット
  • 元本割れのリスク
  • 短期間で稼げない

ほったらかし投資は初心者でも簡単に始められますが、デメリットも存在するので、自分が向いているかどうか確認しておきましょう。

以下にそれぞれ具体的に解説します。

元本割れのリスク

ほったらかし投資は、高い利回りを期待できるとは言え、あくまで投資です。

どうしても元本割れのリスクはあるので、何もしなければお金がたまっていたのに、なんてこともあります。

投資におけるリスク(元本割れする可能性)は、リターンの大きさに比例します。

つまり高い利回りが期待できる投資ほど、元本割れするリスクが高くなります。

多少高いリスクを負っても資産を積極的に増やしたいのか、できるだけ少ないリスクで着実に資産を増やしたいのかをしっかり考えてから投資は始めましょう。

短期間で稼げない

ほったらかし投資は長期的に資産を運用して利益を生み出す投資方法です。

数か月~数十年かけて利益を生むことはできますが、逆に言えば短期間で大きな稼ぎを生むことはできません。

すぐにでも稼ぎたい人、短期間で利益を生んでもっと積極的な資産運用がしたい人にはほったらかし投資は向いていないと言えるでしょう。

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ほったらかし投資での注意点

ほったらかし投資はローリスクで資産を増やすことができますが、次の3点に注意して行う必要があります。

ほったらかし投資での注意点
  • 資金の使い過ぎはNG
  • 意味を考えずに投資しない
  • ポートフォリオを定期的に確認する

注意して行わないと、投資をしているのに損をしてしまいます。

以下にそれぞれ解説します。

資金の使い過ぎはNG

ほったらかし投資は、余裕をもって出せる少額を長期的に運用して、複利で増やすことが主目的です。

株価の上昇で一時的な収入を得たとしても、その分をさらに投資に突っ込んで収入を得ようとしてはいけません。

株価に限った話ではありませんが、投資は収入を得られる時もあれば損をするときもあります。

そのため「投資をすればお金が増える」と思い込んで、短期的な収入をつぎ込まないようにしましょう。

短期的に株価の変動を見ると「損をしている、やばい」と思うことが多々あると思いますが、長期的に見れば「多少の損失は大丈夫」と思えるようになります。

短期的な収入に惑わされず、最初に決めた額を運用することで収入を得る意識でやることが大切です。

意味を考えずに投資しない

ほったらかし投資は投資初心者でも始めやすい投資方法ですが、何も考えずに指示されるがまま投資をしてはいけません。

始める前にはきちんと自分で何のために、どのくらい資産を増やす目的で始めるのかを考えてから始める必要があります。

例えば投資信託であれば、信託会社は効率的に投資をする代わりに自社の商品を買ってもらうという目的でアドバイスをしています。

そのため何も考えずに投資をしているとあまり利益の出づらい株を買わされる可能性もあるので、注意が必要です。

投資を完全に任せたとしても損をした場合は自己責任だと認識して、ほったらかし投資を始めましょう。

ポートフォリオを定期的に確認する

ほったらかし投資でも、ポートフォリオの確認は少なくとも年1~2回行う必要があります

最初に作ったポートフォリオから、保有している資産の値上がりや値下げが起こり、リスクが上昇しているからです。

基本的にポートフォリオの見直しは利益を増やすために行うのではなく、投資リスクを最大限減らすために行います。

ほったらかし投資であればそれほどリスクが急上昇することもないので毎月チェックする必要はありませんが、「資産価値が1割変動したら行う」「年二回は行う」などタイミングを決めておくとやりやすいです。

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ほったらかし投資で資産運用を始めてみよう!

まだ投資をしたことがない人にとって、投資はハードルが高いものだと思います。

ですがほったらかし投資であれば初期投資だけすれば勝手に資産運用してくれるものが多いので、初心者でも始めやすいです。

ただし、ほったらかし投資にもデメリットや注意点があるので気を付けましょう。

ほったらかし投資を始めて、資産運用を始めてみましょう!

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