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ゴトー日とは何?勝率や取引への影響・仲値トレードのポイント

FXトレードをしていると、「今日はゴトー日だからドル円はロング」というトレーダーの言葉を聞いたことがあると思います。

初心者の場合、「ゴトー日ってなに?」と疑問に思う人もいますよね。

今回はFXでのゴトー日とは何か詳しく解説していきます。

一般的にゴトー日は取引が活発になり、ドル高円安になりやすいと言われています。

これから分かりやすくゴトー日について解説するので、「ゴトー日について知りたい!」という人は参考にしてください。

FXとは何?知っておきたいFXの基礎を初めての人にもわかりやすく解説

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FXのゴトー日とは5と10の付く日に米ドル需要が高まること

ゴトー日

ゴトー日はアノマリーの一種で、5と10が付く日に米ドル需要が高まることを言います。

ゴトー日が土日祝日にかぶる場合は前倒しになり、5・10日の前日が活発化すると言われています。

ゴトー日は決済日にしている企業が多いため、なにもない通常日より米ドル需要が高まる傾向にあります。

米ドルは世界的に利用されている通貨なので、多くの企業が米ドルに換えます。

ゴトー日は企業が米ドルに換えるため米ドルが大量に購入される

ゴトー日になると企業が実需の取引によって米ドルを取引します。

FXトレーダーのように利益を求めた取引ではなく実需なので、銀行と取引するのが基本です。

海外企業や海外との取引がある企業は振り上げを米ドルにして、海外企業に送る事があるので、アメリカ企業に限った動きではありません。

米ドルは世界の基軸通貨とも呼ばれている為、米ドルと関係のない国でも利用されることは多々あります。

FXでのゴトー日で米ドルが高くなる理由

ゴトー日に米ドル需要が高まる事によってなぜ米ドルが高くなるのか解説します。

企業の米ドル両替が活発化するのは理解できるけど、なぜ米ドルが高くなるのか分からない人は必見です。

企業は銀行と取引して米ドルに両替するので、銀行の行動が米ドルの価格変動に繋がっています

ゴトー日の仕組みを詳しく知りたい人は参考にしてください。

企業が決済日で米ドルに両替するため銀行が大量に購入する

企業が決済日で米ドルに両替する時、銀行を利用します。

銀行側は決済日に合わせて大量に米ドルを用意する必要があります。

米ドルの価格変動は毎秒おこなわれている為、銀行は仲値といって1日変動しない価格を決めます。

仲値は午前9時55分に決定し、決定後は仲値価格で企業と取引をします。

しかし、銀行側からすると仲値で取引しても利益にはなりません。

そこで銀行は仲値が決定する前の米ドルを大量購入して値上がりした時点で仲値を決定します。

安く米ドル円を仕入れ仲値が高くなっているので、銀行側も利益になるという仕組みです。

仲値が決まる9時55分前までに米ドルが値上がりする

仲値が決まる前の米ドルを銀行が大量購入する事によって米ドル高円安の仕組みが出来上がります。

ゴトー日の米ドル上昇は、大体仲値の決まる9時55分前までに上がる傾向があります。

ゴトー日は企業が米ドルに替えているから発生するものではなく、銀行が米ドルを9時55分までに大量購入するのです。

FXのゴトー日は取引に影響する?ゴトー日の勝率は?

FXを10万円から始めて稼げるの?
FXのゴトー日は取引に影響するのか解説します。

上記で説明したようにゴトー日は銀行の大量購入によって引き起こります。

しかし、銀行側が大量購入しているから必ず米ドルが上がる訳ではありません

実際、金曜のゴトー日に米ドル円が上昇する確率は60.3%となっています。

金曜日なので、取引が活発化する優位性はありますがそこまで確率は高くありません。

必然的におこる訳ではないので、ゴトー日だからといって警戒したりエントリーしたり必要性はありません。

ゴトー日に必ず米ドルが値上がりする訳ではない

ゴトー日だからといって米ドルが必ず値上がりする訳ではありません。

上記でも説明しましたが、100%値上がり傾向のある日ではないので警戒せずに通常通り取引する方が儲かります。

銀行が大量購入する時間帯も9時~10時と仲値の決まる一時間前のみとなっているので、ゴトー日を狙って稼ぐ方法は最善ではありません。

テクニカル分析している人はゴトー日に影響されることはない

テクニカル分析をしてトレードしている人はゴトー日に影響されることはありません

テクニカル分析はチャート画面上の値動きから分析するので、アノマリー的な部分を考慮しません。

ゴトー日が重要経済指標なみの影響力をもっている場合は様子見する必要もありますが、約1時間程度の米ドルの活発化はテクニカル分析している人は無視して問題ありません。

FXでのゴトー日で米ドルは有利になるのか解説

FXでのゴトー日で米ドルは有利になるのか解説します。

銀行が米ドルを大量購入するので、多少米ドルに値動きがある可能性はありますが有利になることはありません

企業の決済日で銀行が米ドルを大量購入しても米ドルが下がり続けていることもあるので、有利になる訳ではありません。

ゴトー日の影響力は大きくないので、ゴトー日よりテクニカル分析を重視して取引しましょう。

ゴトー日でも下落する可能性があるため有利ではない

金曜日でゴトー日が発生しても米ドルが上がる確率は6割です。

約4割は下がっているので、ゴトー日は米ドルが有利になることはありません。

有利になるとしても銀行が大量購入している朝方なので、1日中大きく影響があり取引にプラスになる可能性は低いです。

重要経済指標や要人発言の方が影響力を持っている

ゴトー日よりも重要経済指標や要人発言の方が影響力を持っています。

要人発言や重要経済指標で1~2円程動くこともあるので、ファンダメンタル的視点で取引を考えている人はゴトー日より値動きが活発化する重要指標に注目しましょう。

重要経済指標はFX会社の公式サイトで確認できるので、テクニカル分析とあわせて利用してみましょう。

FXでのゴトー日に関する注意事項

FXでのゴトー日に関する注意事項をまとめました。

FXでのゴトー日に関する注意事項
  • ゴトー日に合わせて取引する必要は無い
  • ゴトー日に必ず米ドルが上昇する訳ではない
  • テクニカル分析のほうが重要

ゴトー日に米ドルが上がる確証は無いので、ゴトー日を意識するより値動きを分析することを重視しましょう。

ゴトー日を盲信してエントリーするのはNG

ゴトー日を盲信してロングポジションを保有するのはNGです。

米ドルが上昇傾向だとしても、他の通貨ペアが元から強ければ下落し続けます。

アノマリーを信じて取引する方法は単純で簡単ですが、勝率を上げたい人にはおすすめできません

FX取引は投資なので、ギャンブル性を抑える為にも盲信はやめましょう。

ゴトー日よりテクニカル分析を意識する

ゴトー日より重要になるポイントはあります。

テクニカル分析を意識して、根拠をもったエントリーポイントを探すとトレードテクニックもあがります

ゴトー日を完全に無視する必要もありませんが、ゴトー日だからテクニカル分析しないという方針はやめましょう。

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FXでのゴトー日はアノマリーの一種

FXでのゴトー日はアノマリーの一種ということがわかりました。

確率的に6割り程度上昇傾向にありますが、毎回ゴトー日に米ドルが強くなる訳ではありません

アノマリーを信じて取引する手法もありますが、勝率アップに繋がる可能性が低いのでおすすめできません。

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為替市場に絶対は無いので分析して独自に相場状況を把握しよう

FX取引に必勝法やパターンは存在しません

ある程度過去の値動きから予想することは可能ですが、絶対に勝てる手法はないので日々勉強していきましょう。

ゴトー日を頼りに取引するより、検証と研究を重ねて取引していく方が勝ちに繋がります。

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