初心者でFX取引をおこなう人なら、板という言葉を聞いたことがない人もいるかも知れません。
板情報は株取引の中でも活用されますが、株とは少し違い、FXの場合は分析やタイミングの判断がしにくいです。
板情報は取引をする上で重要な判断材料になるツールであり、確認しないと判断ミスにもつながるため、必ず知っておきましょう。
板情報をがどういう意味なのか解説し、トレードをする上で知っておきたい見方について詳しくご紹介します。
FXとは何？知っておきたいFXの基礎を初めての人にもわかりやすく解説
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このページのもくじ
FXの板とは売買の注文量を確認できる方法
FX取引における板とは、「気配」「気配値」とも呼ばれており、価格で売り注文や買い注文がどれだけ入っているか一目でわかりやすく表示をしたものです。
銘柄ごとに板情報は異なり、株を売買する際にはほとんどのトレーダーが板を確認してから売買の注文を出します。
板がないと、株式の需要と供給の関係がわからず、現在の正確な価格を確認することができません。
具体的には、1,000円で買えるはずの株に対して正確な金額がわからず、3,000円で買ってしまうということを避ける上で重要な確認手段が板情報です。
FXの板の見るべきポイント
FXの板は株の板情報とは見方が違うこともあります。
FXの板情報では表示のされ方がいくつかありますが、今回はわかりやすく横棒グラフで具体例を表示します。
板の見方がわかることで失敗するリスクは大幅に軽減ができます。
中でも絶対に覚えておきたいポイントを2つご紹介します。
- 反転位置が確認できる
- 相場観を掴むこと
上がるのか下がるのか自分で根拠を持つことができるように理解しましょう。
反転位置をチェック
板の見方で一番基本的な分析になりますが、買いと売りの変動点を見つけることができます。
例えば、下の画像のような板情報があったとします。
変動点といえば、122.5、122.50をイメージする人もいるかも知れませんが、重要なのはここではありません。
この板情報の場合、123．00に多くのブロックが入っていることがわかります。
数が多いということは、123.00の段階までいくと売りが殺到してしまい、下落することに繋がります。
数が多いポジションで逆張りをおこなうことで利食いや追加ポジションを入れ、アップトレンドがダウントレンドになり、ダウントレンドがアップトレンドに変更されます。
数が多いブロックの場所こそ反転位置と予想ができ、反転位置から流れは切り替わるケースが多いです。
全体を比較して相場感を読み取る
板情報では買いと売りの反転箇所を確認できるだけではなく、これから上がるか下がるかおおまかに予想することができます。
例えば、下の画像のような板情報があったとします。
確認すると青のブロック数の方が合計で多いことがわかると思います。
これは多くの投資家が、これから相場が下落することを予測しており、上昇している相場が下落している相場か確認することができます。
下落している状態で買い取引をおこなうと、損をする可能性が高く、流れに乗って売りで取引をするほうが無難と言えます。
特に初心者の人で、相場観がなかなかつかめない人は、数の多さを比べるようにするようにしましょう。
FXトレードで板情報が実際に見られるわけではない
FXトレードの場合では株と形式が異なってくるため、板情報が確認できないのが一般的になります。
板情報が確認できるFX会社もあり、闇雲にトレードをおこなうよりも効果的です。
注意点としては、トレーダーがFX会社に対して注文をおこなっているという形式のため、必ずしも他の会社と注文状況が同じとは言えません。
株とFXでは表示される内容が違いますし、FX会社同士でも公開している内容は違います。
自分がトレードする上で活用しやすいFX会社を選ぶようにしましょう。
為替のFX板情報が確認できるFX会社
板情報が確認できるおすすめのFX会社を紹介します。
株とは違うため、各FX会社の特徴を把握しておくことが大切です。
同じ表やグラフでも、表示形態すらさまざまなので、自分にとって必要な情報以外にも見やすさも意識しましょう。
為替相場全体としての注文状況が知れるわけではないため、少しでも参考にするためにFX会社を活用することをおすすめします。
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FXの板の注意点
FXは株式とは違い、板がないことが一般的で情報が手に入りにくく推測が困難です。
FXの板が確認できる会社を活用することで、分析はある程度予測がつくものとなり、分析には大いに役立ちます。
注意すべきなのはあくまで日本人の売買量でしかないということを念頭に入れましょう。
FXの板情報ならではの注意点を把握しましょう。
板情報のみでは売買タイミングはわからない
板情報を確認できる会社はいくつかありますが、会社によって情報が違うことが難点です。
板だけでは買うべきか売るべきか判断がつかないこともあり、トレンドをおさえておくことが価格推移をする上で重要ポイントになります。
株式と為替の違いを認識し、為替板情報の場合は、正確な情報が手に入りにくいということを事前に知っておきましょう。
会社によっては先の見通しまであらわすツールがあるので活用するのもおすすめです。
一部の情報しか確認できない
板情報は指値や逆指値、価格を表示するだけなので、はっきりした確約できる情報が手に入れられません。
より正確な情報を取得するためにおすすめなのが、ファンダメンタルズ分析です。
経済指標や金融政策をチェックすることで、論理や根拠にもとづいた取引をおこなうことができます。
価格や値動きのサイクルの注目するテクニカル分析も有効のため、テクニカル分析から根拠を見言い出すことも方法の1つです。
闇雲に取引することがNGのため、正確な情報や根拠を手に入れるために、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析2つの分析が有効な手段です。
FX会社を活用して板情報を読み取れるようにしよう
板情報はこれからのアップトレンドやダウントレンドを予測する上で大切な指標になります。
FXの場合は株とは違い、板情報が見ることができたとしても正確な情報ではないのが最大の注意点です。
反転位置や、相場の流れを板情報からつかむことがFX取引で失敗しないためのポイントです。
FXは一般的には板情報を確認することができないため、FX会社を活用することが必然になります。
FX会社によっても表示のされ方や、サービスは異なるため、自分にあった会社選びをすることが大切です。
板の見方をマスターして、トレードで有効活用できるようにしましょう。
