FXでのパラボリックはローソク足の上下に線を表示するテクニカル指標です。
今回はパラボリックだけで勝てるのか徹底解説します。
パラボリックはMT4にも搭載されており、インジケータをダウンロードしなくても利用できるテクニカル指標です。
パラボリックを理解することで簡単に勝つエントリーポイントを把握できます。
初心者にもわかりやすく解説するので参考にしてください。
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このページのもくじ
パラボリックとは
パラボリックはJ.W.ワイルダーが開発したトレンドフォロー型のテクニカル指標です。
パラボリックはSAR(放物線)をローソク足の上下に表示して、トレンド転換するポイントを示します。
上下の放物線が交差しているポイントがエントリーチャンスとわかりやすいので、初心者も簡単に利用できます。
交差する状況によって買い・売りポジションをエントリーしましょう。
売買転換ポイントを見つけられる
放物線が交差しているポイントは、トレンド転換の示唆になります。
パラボリックで取引する時は基本逆張りトレードになります。
トレンドが強く発生している時ほど有効で、トレンド転換を見つけられます。
逆にレンジ相場はだましになってしまうこともあるので、注意しましょう。
設定数値を変更することも可能
パラボリックはデフォルト設定で使えますが、数値を変更することも可能です。
数値を変更すると、値動きに敏感に反応したり鈍くなったりするのでトレードスタイルによって最適の数値は異なります。
デフォルト数値でも問題なく利用できるので、最初はデフォルト数値で取引して変更したい場合は変更しましょう。
FXはパラボリックだけで勝てる?トレードスタイルに合った設定数値を紹介
FXはパラボリックだけで勝つことができます。
トレンド転換のタイミングに逆張りエントリーする事によって、大きく利益を得られます。
これからパラボリックの最適な設定数値を紹介するので参考にしてください。
パラボリックは初期設定がAF:0.02となっています。
トレードスタイルによって適切な数値は違うので、自分のトレードスタイルと照らし合わせて変更しましょう。
デイトレードはデフォルトで問題ない
パラボリックは初期設定の数値でも問題なく利用できます。
デイトレードやスイングトレードをしている人は、初期設定のまま利用しましょう。
初期設定で取引して変更が必要と感じた場合は数値を上げる事によって強く反応するようにできます。
スキャルピングトレードは設定数値を上げる
スキャルピングトレードは短期間の変動で利益を得るので、設定数値を上げる必要があります。
パラボリックの設定数値を上げると、敏感に反応させることができます。
デイトレードやスイングトレードで設定数値を上げるとだましの原因になりますが、スキャルピングの場合ちょうど良くなります。
感度が良すぎてスキャルピングトレードでもだましになる場合は、初期設定から少しずつ数値を上げてちょうど良い反応を探りましょう。
パラボリックだけで勝てる手法
パラボリックはトレンドを放物線で表してくれるので、トレンド転換のタイミングでエントリーします。
パラボリックで表示されている放物線がローソク足にタッチするとエントリータイミングになるので、見逃さないようにしましょう。
パラボリックを見て逆張りトレード
上昇トレンド中に下の放物線がローソク足にタッチした場合、上昇トレンドが転換する示唆になるので、売りポジションを保有します。
逆に降下トレンド中に上の放物線がローソク足にタッチした場合、降下トレンドが転換する示唆になるので、買いポジションを保有します。
パラボリックの数値を上げると、上記のエントリーポイントがより多く見つかります。
トレードスタイルとうまく噛み合っていないとだましになってしまうので注意しましょう。
数値を上げるとだましになる可能性があるので注意
パラボリックの設定数値を上げると、だましになる可能性があります。
パラボリックのみで取引する場合は、設定数値を調整して勝率の高いエントリーポイントでポジションを保有できるようにしましょう。
パラボリックのみでのエントリーは勝つことも可能ですが、根拠が薄くなってしまう場合もあります。
明確なエントリーポイントを見つけたい人はもう1つテクニカル指標を組み込むことをおすすめします。
FXのパラボリックと相性の良いテクニカル指標を紹介
パラボリックのみで分析すると精度の高いエントリーは難しいので、他のテクニカル指標を組み合わせることをおすすめします。
パラボリックと相性の良いテクニカル指標をピックアップしたので、パラボリックと併用して使って見ましょう。
3つ以上のテクニカル指標を組み合わせるとエントリーポイントが逆にわかりづらくなるので、パラボリックと組み合わせるテクニカル指標は1つに限定してください。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドはチャート上に6つの線を表示させるトレンド系テクニカル指標です。
ボリンジャーバンドの幅はトレンド発生によって広がり、レンジ相場になると狭くなります。
トレンドを視覚的にわかるので、初心者も簡単に理解することができます。
ボリンジャーバンドでのトレンド終息の示唆は、幅が小さくなって行くことでわかります。
上記のタイミングでパラボリックの線がローソク足にタッチしていると、トレンド転換の可能性が高まります。
根拠を2つ持ってエントリーできるのでおすすめです。
MACD
MACDは移動平均の発展バーションで、2つの線がクロスするとトレンドが発生する示唆になります。
MACDはトレンド発生・転換ポイントで線がクロスするので、パラボリックの示唆と同時にサインが発生すると強い根拠をもってエントリーできます。
MACDもパラボリックと同ように数値設定できます。
トレンド転換タイミングでクロスするポイントの精度を上げたい場合は数値を変更しましょう。
FXはパラボリックだけで勝てるが他のテクニカル指標と組み合わせると勝率が上がる
FXはパラボリックだけで勝つ事は可能ですが、他のテクニカル指標と組み合わせると強い根拠をもってエントリーできます。
他のテクニカル指標と組み合わせる事によってより勝率を上げることができるのでおすすめです。
パラボリックの設定数値はデフォルトでも問題ないので、使ってみたいという人はデフォルト表示で取引してみましょう。
だましに注意
パラボリックを短時間足チャートで表示するとだましになる可能性があります。
だましはパラボリックだけでなく、他のテクニカル指標でも発生するので注意が必要です。
だましの判断はテクニカル指標だけでなくFXトレーダーの大衆心理を把握すれば回避できます。
パラボリックだけでは勝率が不安定という人は、他の理論や法則を使って精度を上げてみましょう。
FXでなぜだましは発生するのか?だましの仕組みとだまされた後の対処法
エントリーポイントの精度を上げると勝つ
パラボリックはトレンド転換でのエントリーポイントを表示してくれますが、正確なポイントを知るにはパラボリックだけでは根拠が弱くなります。
根拠の強いエントリーをすると勝つトレードポイントの精度が良くなるので、利益効率がよくなります。
パラボリックのエントリーポイントで勝率がイマイチ上がらない人は、もう一つ他のテクニカル指標・理論を織り交ぜてエントリー根拠を強くしていきましょう。