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【2021年最新】NYダウの今後の見通しはやばい?過去1年間の推移と2021年以降の予想を分かりやすく解説

NYダウはS&P500やナスダック総合指数に並ぶアメリカの代表的な株価指数であり、その影響力の強さから世界中の投資家がチェックする重要な指標でもあります。

日本国内でも投資をしている方なら、NYダウの基本的な内容や見方はチェックしておく必要があります。

今回は、NYダウ指数の概要から今後の見通しまで分かりやすく解説していきます。

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NYダウとは?

NYダウの正式名称はダウ工業株30種平均と言い、ウォール・ストリート・ジャーナルを発行していることで有名なダウ・ジョーンズ社によって発表される平均株価指数です。

現在では、ニューヨーク証券取引所・ナスダック市場に上場している有名30銘柄の推移から指数を算出しています。

ダウ工業株と言う名前の通り、1896年に算出が始まった当時は工業系の銘柄がほとんどでしたが、現在は工業系以外にもIT系や金融など、幅広い銘柄で構成されています。

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NYダウの構成銘柄

NYダウはアメリカ国内の影響力がある企業30銘柄が厳選されています。

選定される銘柄には以下の共通点があり、どれも世界を代表する企業となっています。

  • 社会的な評判が高い
  • 持続的な成長が見込める
  • 投資家からの関心が高い
  • アメリカ企業で、本社が国内にある
  • 業種に一定のバラつきがある

2021年7月現在の構成銘柄は、以下の通りです。

コード銘柄名
AAPLアップル
AXPアメリカン・エキスプレス
BAボーイング
CATキャタピラー
CSCOシスコシステムズ
CVXシェブロン
DISウォルト・ディズニー
DWDPダウ・デュポン
GSゴールドマン・サックス・グループ
HDホーム・デポ
IBMIBM
INTCインテル
JNJジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)
JPMJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー
KOコカ・コーラ
MCDマクドナルド
MMM3M
MRKメルク
MSFTマイクロソフト
NKEナイキ
PFEファイザー
PGプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)
TRVトラベラーズ
UNHユナイテッドヘルス・グループ
UTXユナイテッド・テクノロジーズ
Vビザ
VZベライゾン・コミュニケーションズ
WBAウォルグリーン・ブーツ・アライアンス
WMTウォルマート
XOMエクソンモービル

NYダウ指数が重要視される理由

NYダウ指数は単なる歴史のある経済指数というだけでなく、「NYダウを見ればアメリカ経済が分かる」と言われるほど信頼性の高い指数です。

特に投資家からNYダウ指数は大きな信頼を勝ち得ています。

ここからは、NYダウ指数が重視される理由を解説します。

成長性が高く暴落にも強い

NYダウと日経平均株価

2017年から2021年7月までのNYダウと日経平均株価の推移を比べると、現在はおよそ55%もの差が生じているのが分かります。

2020年の新型コロナウィルス感染拡大期では大きく下落しましたが、そこから大きく持ち直し、現在では日経平均株価の遥か上をマークしています。

NYダウ指数は経済的打撃を受けても立ち直る強靭性と、長期に渡る成長性が高く評価されており、信頼できる指数と認識されています。

不定期に構成銘柄を入れ替えている

追加除外
2004年4月アメリカン インターナショナル グループAT&T
ファイザーイーストマン コダック
ベライゾン コミュニケーションズインターナショナル ペーパー
2005年11月AT&TSBC コミュニケーションズ
2008年2月バンク オブ アメリカアルトリア グループ
シェブロンハネウェル インターナショナル
2008年9月クラフトフーズ グループアメリカン インターナショナル グループ
2009年6月シスコシステムズシティグループ
トラベラーズ カンパニーズゼネラル モーターズ
2012年9月ユナイテッドヘルス グループクラフトフーズ グループ
2013年9月ビザアルコア
ゴールドマン サックス グループバンク オブ アメリカ
ナイキヒューレット パッカード
2015年3月アップルAT&T
2017年9月ダウ・デュポン(デュポンがダウ・ケミカルと合併)
2018年6月ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスゼネラル・エレクトリック

NYダウは世界的に有名な銘柄であったとしても、定期的に新しい銘柄と入れ替えるケースがあります。

過去を振り返るとバンクオブアメリカやゼネラルモーターズなどが構成銘柄から除外されています。

会社の知名度だけでなく銘柄の妥当性を常にチェックすることで、投資家にとっても有益な指数であり続けています。

投資戦略に活用できる

NYダウは投資戦略に活用できることも、投資家から重宝されている理由です。

特に有名なのが「ダウの犬」戦略で、NYの銘柄を高配当準に上位10位へ分散投資する手法です。

これを1年ごとに見直して長期投資をおこなうことで、高い利益を狙うことが出来ます。

「ダウの犬」という名前の手法があるほど、投資家からの関心が高いことも、他の指数と異なるポイントです。

2020年から2021年現在までのNYダウ指数の推移

2020年から2021年現在までのNYダウ指数の推移

2020年1月から2021年7月までのNYダウ指数の推移を見ると、大きく分けて3つの転換期がありました。

  • 2020年2月~:コロナショック
  • 2020年11月:バイデン氏勝利によるリスクオフ
  • 2020年11月中旬~:ワクチン開発のニュース

2020年2月から新型コロナウィルスの感染が欧米に広く拡大したため、NYダウも下落しています。

当時の下落幅は非常に大きなものでしたが、アメリカ政府・FRBの金融政策で短期回復をしています。

2番目の転機は2020年11月に大統領選でバイデン氏が現職のトランプ氏に勝利したタイミングです。

この時、バイデン氏の経済政策などの憶測が広まり、リスクオフの売りが拡大したことでNYダウも一時下落しています。

しかし、その後は混乱も収まり、すぐに回復をしています。

その後、11月9日から米大手製薬会社のファイザー社がコロナワクチンの臨床試験を実施したニュースなどが出回ったことで、経済正常化への期待感が広まり、一気に上昇推移となりました。

その後、NYダウは高騰をみせており、2021年7月現在も上昇推移を継続しています。

NYダウの今後の見通し

2021年以降のNYダウはどのような推移を見せるのでしょうか。

ここからは、今後予想される経済状況や懸念などを元に、将来的な見通しを予測していきます。

ワクチン実用化・普及によるポジティブ予想

コロナワクチンの実用化による期待でNYダウは高騰を見せていますが、この動きは今後も続くのではないかと予測されています。

特にアメリカ政府は2021年後半には国内の成人全員のワクチン接種完了を目標としていることから、比較的早い段階での経済回復が見込めると考えられます。

現在NYダウが高騰している流れで株価が上昇していけば、今までにない状況を迎えるのではないかとも予想されます。

経済回復のしわ寄せがくる可能性も

一方で、ワクチン接種で人々の期待感が無くなったタイミングでは、現在アメリカで実施されている金融緩和などの再考がおこなわれて、経済的にはマイナスの動きをするリスクも考えられます。

新型コロナウィルスによる実体経済への影響は大きく顕在化していないというのが現在の解釈ですが、それに合わせて経済緩和の打ち切りがおこなわれた場合、大きな打撃を被る可能性があります。

アメリカ経済以外のリスク

アメリカ経済以外でも、新型コロナの拡大によって変化した世界情勢が、大きな影響を与える可能性も考えられます。

特にアメリカと中国の対立や世界中の社債のデフォルトなど、不安要素は数多く存在します。

NYダウの見通しは不確定要素が多く注意が必要

NYダウは新型コロナウィルスの感染拡大期においても強い耐性を誇り高騰し続けていましたが、ワクチン普及後の見通しは様々な要素が絡んでおり一概に予測できません。

一概に見通しを立てられない状況であることを投資家は理解した上で、戦略を立てていくことをおすすめします。

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