ノックアウトオプションは損失を一定に抑えて利益を狙う取引方法で、多くのプロトレーダーが利用しています。
現在ノックアウトオプションを利用できる業者は2社あります。
今回はノックアウトオプションを提供しているIG証券とFOREX.comを徹底比較します。
どちらが有利に取引できるか詳しく解説していくので必見です。
ノックアウトオプションの利用を考えている人は参考にしてください。
ノックアウトオプションとは?メリット・デメリットや取引方法・対応FX会社を徹底解説
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このページのもくじ
ノックアウトオプションを搭載しているIG証券とFOREX.comを徹底比較
ノックアウトオプションを搭載しているIG証券とFOREX.comの取引概要を比較してみました。
IG証券とFOREX.comの取引概要を比較 | ||
---|---|---|
IG証券 | FOREX.com | |
取引時間 |
|
|
通貨ペア | 97種類 | 84通貨ペア |
最小取引単位 | 1000通貨単位 | 10000通貨単位 |
取引ツール | PC・スマホ | PC・スマホ |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
基本的なサービス内容は同じですが、特化している部分が異なります。
ノックアウトオプションにどちらも適している環境になっていますので、自分のトレードスタイルにあったFX会社を選択しましょう。
どちらも初心者向きのFX会社ではないので、FXではじめて取引する人は初心者向きのFX会社で口座開設して取引に慣れることをおすすめします。
IG証券・FOREX.comは取り扱い通貨ペアの種類が豊富
IG証券・FOREX.com両方取り扱い通貨ペアが豊富で、他の国内FX会社とは比べものにならない種類を提供しています。
IG証券のほうが多少種類豊富に取り揃えていますが、大きな違いはありません。
通貨ペアの種類は多ければ良いわけではありませんが、豊富な方がトレードチャンスが増えます。
多くの取引チャンスがある観点から見れば、IG証券のほうが有利です。
1000通貨単位取引可能なのはFOREX.com
IG証券は10000通貨単位取引からとなっているので1000通貨単位取引に対応していません。
FOREX.comは1000通貨単位取引に対応しているので、少額取引することが可能です。
しかしノックアウトオプションは、裁量トレードより少ない資金で取引可能なので、IG証券でも少額取引することができます。
取引通貨単位が大きな問題になる可能性は低いです。
1000通貨単位取引のあるFX会社が良いという人はFOREX.comに向いていますが、10000通貨単位取引からでも大丈夫な人はIG証券で口座開設しても問題ありません。
スプレッドが狭いのはIG証券
IG証券とFOREX.comのスプレッドを比較してみました。
IG証券とFOREX.comのスプレッドを比較 | ||
---|---|---|
スプレッド | IG証券 | FOREX.com |
米ドル円 | 0.6銭 | 0.9銭 |
ユーロ円 | 1.1銭 | 1.4銭 |
ポンド円 | 2.0銭 | 2.5銭 |
豪ドル円 | 1.3銭 | 1.6銭 |
スプレッドをみるとIG証券の方が狭く取引コストを抑えることができます。
IG証券のスプレッドが狭い理由としてノックアウトプレミアムという保証料が関係していると推測されます。
ノックアウトプレミアムはノックアウトしてしまった時に発生する保証料です。
ノックアウトにならなければ払う必要がありません。
FOREX.comはノックアウトプレミアムのような保証料は発生しないので、保証料のコストは削減できます。
ノックアウトする時を考えるとFOREX.comの方がお得で、ノックアウトしなければIG証券のほうがお得になります。
総合的に考えると、通常取引コストのかからないIG証券の方が安く済みます。
取引手数料は2社とも無料
取引手数料は2社とも無料になっています。
新規約定・決済時にかかるコストはないので、スプレッドのみ取引コストに加算されます。
IG証券では口座維持費がかかるので、取引コスト以外で料金が発生します。
総合的にみるとどちらも同じ基準のコスト価格ということを理解しておきましょう。
スワップポイントはFOREX.comが有利
IG証券とFOREX.comのスワップポイント | ||||
---|---|---|---|---|
IG証券 | FOREX.com | |||
buy | sell | buy | sell | |
米ドル円 | -7円 | -29円 | +31円 | -79円 |
豪ドル円 | -7円 | -17円 | +1円 | -63円 |
カナダドル円 | -3円 | -16円 | 0円 | 0円 |
スワップポイントは日々変化しているので、一概に言えませんがFOREX.com
の方がスワップポイントは有利です。
IG証券は殆ど買い・売り両方スワップがマイナスなので、長期ポジション保有はおすすめできません。
トレードスタイルによってIG証券かFOREX.comか決めても良いでしょう。
ノックアウトオプションは短期売買向きなので、スワップポイントが気にならないという人は取引コストを若干低く抑えられるIG証券をおすすめします。
取引ツールはどちらも高性能
取引ツールはどちらとも高性能なツールを搭載しています。
2社ともMT4を利用することも可能なので、取引ツールで判断するのは難しいでしょう。
- インジケーターを自由にカスタマイズ
- チャート画面から取引可能
- 自動取引システムを搭載
- スマホから取引可能
- 70以上のインジケーターを搭載
- 分析チャートがついている
機能性を見ても両方高品質なので、特にこだわりのない人はどちらを利用してもしっかり取引できます。
2社が提供している取引ツールは簡単操作で取引できるツールではありません。
初心者向きの取引ツールではないので、初心者は操作性に戸惑ってしまう可能性があります。
ノックアウトオプションを利用するならIG証券がおすすめ
取引概要を比べた上での判断ですが、ノックアウトオプションはIG証券がおすすめです。
FOREX.comのサービス内容が劣っているわけではありませんが、万人受けするタイプではありません。
なにかこだわりのあるトレーダーは別ですが、使いやすさ・対応力・取引コストから評価するとIG証券が有利です。
どちらもサービス内容が初心者向きではないので、初心者はもう一つ使いやすい口座を解説することをおすすめします。
IG証券のFXの口コミ・評判は?メリット・デメリットと口座開設時の注意点を徹底解説
FOREX.comはセミプロトレーダー向けのFX会社
FOREX.comはセミプロトレーダーが有効活用できるFX会社です。
これからFX取引をはじめる人や副業でコツコツ稼ぎたい人向けのFX会社ではないです。
FOREX.comは1000通貨単位取引から始めることができるので、どうしても1000通貨単位で取引したい人はFOREX.comで口座開設しましょう。
IG証券をおすすめする理由
IG証券をおすすめする理由を紹介します。
- IG証券は安全性が高い
- 通貨ペアが豊富
- FOREXと比べて使いやすい
- IG証券はFOREX.comと比べると使いやすく、初心者でも練習して慣れることができます。
IG証券はデモ口座も搭載しているので、現金投資が怖い人はデモトレードで練習していきましょう。
IG証券は安全性が高い
IG証券はイギリスのロンドン本拠地を構えているFX会社で45年以上の歴史を持つ老舗FX会社です。
日本国内でもしっかり保証されているので安全性の高いFX会社となります。
預託資金損失の可能性がないので、会社の倒産で資金を全て失う心配もありません。
通貨ペアが豊富
通貨ペアの種類は殆どFOREX.comと同じですが、IG証券の方が種類豊富に取り揃えています。
IG証券は年々通貨ペアの種類が増え続けているので、今後も種類が増える可能性があります。
個々のトレーダーの意見を大切にしてくれるので、取引したい通貨ペアがあれば気軽に要望してみましょう。
FOREX.comと比べて使いやすい
FOREX.comと比べると取引ツールが使いやすく、初心者向きではありませんが慣れやすいです。
国内FX会社とは違う操作性を搭載していますが、操作性に慣れてしまうと問題なく利用できます。
操作性に不安な人はデモ口座で練習することもできるので、操作ミスで損失する心配もありません。
ノックアウトオプションをIG証券で利用する時の注意点
ノックアウトオプションをIG証券で利用する時の注意点をまとめました。
- FX初心者はノックアウトオプションの前に裁量トレードを勉強しよう
- IG証券は口座開設費用が発生
- 取引ツールの操作性になれよう
IG証券はほかの国内FX会社と比べると使いにくく、はじめて投資する人は使いこなせない可能性があります。
デモ口座開設して練習するのもありですが、現金投資を素早くはじめたい人は他のFX会社と併用して利用することをおすすめします。
ノックアウトオプションの取引内容自体はFX初心者でも有効活用できるので、利用したい人は操作性をデモ口座で確認してください。
FX初心者はノックアウトオプションの前に裁量トレードを勉強しよう
FX初心者はノックアウトオプションをはじめる前に、通常トレードの勉強をしましょう。
ノックアウトオプションは通常トレードより効率良く取引できますが、基礎を覚えていない状態で使うとメリットを活かせません。
トレード経験のない人は裁量トレードでスキルを磨いてノックアウトオプションに挑戦しましょう。
IG証券は口座開設維持費が発生
IG証券は毎月550円ほど口座開設維持費が発生します。
FX口座を放置していても550円ほど毎月コストがかかるので注意しましょう。
多くの国内FX会社は口座維持費を0円にしていますが、IG証券は無料にしていません。
口座維持費が発生する代わりに高品質サービスで取引をサポートしてくれているので、支払いがあることを忘れないようにしましょう。
取引ツールの操作性になれよう
IG証券はMT4ツールか独自ツールで取引することができます。
トレーダー経験者でも操作するのに慣れが必要なので、初心者はマニュアルを読みながら操作方法を理解しましょう。
IG証券が提供している取引ツールは機能性が高いので、レベルアップした時に使いやすさを実感します。
長期に渡って利用できる口座なので、諦めずに勉強しましょう。
ノックアウトオプションはIG証券が取引に有利
ノックアウトオプションはIG証券の方が取引に有利ということがわかりました。
FOREX.comもメリットのあるサービスを提供していますが、上級者向けとなっています。
初心者が口座開設するとレベルが違いすぎて逆に大損してしまいます。
IG証券・FOREX.com両方初心者向きではない
FOREX.comとIG証券は両方初心者向きのFX会社ではありません。
まず現金で投資することを慣れたいという人はIG証券・FOREX.comで取引する前に別の口座を開設しましょう。
FX口座は一人1つという制限がありません。
審査に通る限り口座を複数もつことができます。
FXについて勉強する必要がある
IG証券を使いこなすにはFXについて勉強する必要があります。
基礎知識を学んだあとは、実際のトレードで使えるテクニックを覚えて行きましょう。
IG証券は裁量トレードも可能なFX会社です。
ノックアウトオプションで取引を始めるまえに裁量トレードで取引感覚を掴みましょう。