MT4は世界中のトレーダーに利用されているFXのツールです。
世界中から評価されるほど良い性能を持っているツールですが、1点欠点があります。
欠点とは時間表示が日本時間ではないということです。
また表示時間を日本時間に変更しようと思っても、MT4内では変更をすることができません。
しかしトレードをおこなっている中で日本時間以外の表示がされていると、どうしても取引しにくいですよね。
誤った時間認識でトレードをおこなってしまうと、取引の最中にミスが発生してしまう可能性があります。
そこで本記事ではMT4で日本時間を表示させる方法を解説するとともに、表示を可能にさせてくれるインジケーターや設定手順についても説明していきます。
FXとは何?知っておきたいFXの基礎を初めての人にもわかりやすく解説
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このページのもくじ
MT4の時間表示を日本時間にする方法
冒頭でもお話しましたが、通常MT4の中では日本時間以外の時間表示がなされています。
既存の時間設定を日本時間に設定することも不可能で、日本国内のトレーダーたちにとっては非常にトレードしにくい状況です。
しかしMT4に日本時間を表示させる方法が2つあります。
2つの方法を抑えておくことによって、MT4の中でも日本時間を表示させることが可能になりトレードもしやすくなります。
それではMT4に日本時間を表示させる方法を詳しく紹介していきましょう。
日本時間を表示させるインジケーターを利用する
通常、日本時間を表示させることができないMT4ですが、インジケーターを利用することによって日本時間を表示させることができます。
インジケーターとはMT4のツールなどの機能をサポートするもので、インターネット上よりダウンロードすることが可能です。
インジケーターの中には日本時間を表示させることが可能になるものもあり、自分のパソコンにインストールすることによって日本時間を表示させられます。
基本的にMT4であれば様々なツールを利用できるようになっているので、他の用途のインジケーターも確認してみましょう。
日本国内のMT4を利用する
FXの口座解説をおこなう際に日本国内のFX会社で口座解説することによって、MT4に日本時間を表示させることが可能になるケースがあります。
日本国内のFX会社の中には、日本時間を表示させることができるMT4を採用している会社もあるのでFX会社選びの際の参考にしてみてください。
口座開設をするだけで、他にツールをインストールする必要がない簡単な方法なのでトレード初心者にもオススメな方法です。
MT4で日本時間を表示させるためのインジケーター
「日本時間を表示させるインジケーターを利用する」でも解説しましたが、自分のパソコンにインジケーターをインストールすることによって、MT4に日本時間を表示させることが可能です。
インジケーターによる日本時間の表示は誰でもすぐに実践できる方法なので、日本時間が表示できなく困っているトレーダーの人は参考にしてみましょう。
ここからはMT4で日本時間を表示させてくれるインジケーターについて詳しく見ていきましょう。
「JPN_Time_SubZero」はMT4で日本時間を表示させてくれる
「JPN_Time_SubZero」を利用することによってMT4で日本時間を表示することが可能です。
日本国内のトレーダーの多くが利用しているインジケーターで、自分のパソコンにインストールするだけで簡単に日本時間を表示させることができます。
インジケーターを反映させる設定さえすれば、チャート上に日本時間が表示されるようになるため非常に便利です。
「JPN_Time_SubZero」は「めたとれなうpろだ」のサイトから、インストール可能になっているため確認しておきましょう。
MT4で日本時間を表示させるインジケーターを設定する手順
日本時間を表示させるインジケーターについて紹介しましたが、実際に利用する際には設定などが必要になってきます。
設定方法を知っていなければ、インジケーターをインストールしても意味がありません。
- インジケーターをPCにインストールする
- インストールしたインジケーターをMT4に保存する
- 保存したインジケーターをチャートに反映させる
それではMT4で日本時間を表示させるインジケーターを設定する手順について詳しく見ていきましょう。
手順①インジケーターをPCにインストールする
まずは自分のパソコンに日本時間を表示させるためのインジケーターをインストールさせなければなりません。
インストールするインジケーターは上でも紹介した「JPN_Time_SubZero」が分かりやすくてオススメです。
「めたとれなうpろだ」のサイトからインジケーターをインストールしてもらって、自分のパソコンに保存しておきます。
注意点としてはインジケーターを分かりやすい名前や場所に保存しておくことです。
分かりにくい名前や場所に保存してしまうと、自分のパソコンの中でインジケーターを見つけるのに非常に多くの時間を費やしてしまうのであまりオススメできません。
手順②インストールしたインジケーターをMT4に保存する
続いて自分のパソコンにインストールしたインジケーターをMT4に保存します。
手順の最初にMT4を開き、画面上部にあるメニューバーよりファイルの項目を選択します。
ファイルの項目を選択するとパネルが開きますので、パネルの中からデータフォルダを開くを選択しましょう。
データファイルが開かれますので、ファイルの中のMQL4をクリックしインジケーターを選択します。
インジケーターを選択すると新たにファイルが開きますので、ファイルの中に先ほど自分のパソコンにインストールしたインジケーターをドラッグ&ドロップしましょう。
以上で、MT4の中に日本時間を表示させるインジケーターを保存することができました。
手順③保存したインジケーターをチャートに反映させる
MT4の中にインジケーターを保存しただけでは、チャート上に日本時間を表示させることはできません。
ここからはMT4の中に保存した日本時間を表示させるインジケーターを、チャート上に反映させる手順について説明していきましょう。
手順②でMT4内にインジケーターをインストール後、一度MT4を再起動させます。
その後MT4を開き、画面上部にあるメニューバーの中からナビゲーターを選択します。
ナビゲーターを選択するとインジケーターの項目がありますので、インジケーターを選択します。
MT4に保存されているインジケーターが表示されるため、インジケーター中から日本時間を表示させるためのものを選択しましょう。
日本時間を表示させるインジケーターを選択後、チャート上にドラッグ&ドロップします。
ドラッグ&ドロップすると設定するためのパネルが開きますので、右下のOKをクリックします。
これでMT4のチャート上に日本時間が表示されるようになります。
他のインジケーターも同様の手順でチャートに反映させていくので、インジケーターの設定方法は覚えておきましょう。
MT4の時間表示が日本時間ではない理由
MT4で日本時間を表示させる方法について解説してきましたが、そもそもMT4で日本時間が表示されないのには理由があります。
日本時間が表示されない理由について知っておくと、日本時間以外でのトレードもしやすくなります。
それではMT4の時間表示が日本時間ではない理由について具体的に説明していきましょう。
グリニッジ標準時間を採用している
MT4のツールの時間表示にはGMT、グリニッジ標準時間が採用されています。
グリニッジ標準時間はロンドンにあるグリニッジ天文台を基準にして考えられている時間で、現在世界の時間を決めている基準になります。
つまりMT4にはロンドンの時間が表示されているため、日本時間と時差があるのです。
もし日本時間を表示させるインジケーターを利用しないのであれば、ロンドンと日本の時差を考慮して取引をおこなっていかなければなりません。
グリニッジ標準時間から日本時間を算出する方法
インジケーターを利用せずに取引をおこなっていく場合、グリニッジ標準時間と日本時間の時差を考慮して取引をおこなっていかなければなりません。
グリニッジ標準時間からの日本時間の算出方法を知っていると、あとあと取引に利用することができるので覚えておきましょう。
ここからはグリニッジ標準時間から日本時間を算出する方法を解説していきます。
時差を考えることで日本時間を算出することが可能
グリニッジ標準時間から日本時間を算出するためには、ロンドンと日本との時差を考えなければなりません。
ロンドンと日本の時差は9時間あり、日本の方が時間を先行して動いています。
つまりロンドンの時間がGMTだとすると、日本の時間はGMT+9時間となるわけです。
しかしトレードの度にいちいち日本時間を算出するのは非常に面倒で手間がかかります。
やはりオススメなのは日本時間を表示させてくれるインジケーターをインストールして、簡単に日本時間を表示させる方法です。
MT4に日本時間を表示させてトレードしやすくしよう
FXトレードをおこなう上で、時間感覚は非常に重要です。
MT4では日本時間が表示されないため、トレードに必要な時間感覚が鈍ってしまいます。
時間感覚の鈍りを避けるためにも、MT4に日本時間を表示させる方法を覚えておかなければなりません。
MT4のチャート上に日本時間を表示させて、FXトレードをしやすくしましょう。