トラリピが初めての人の中にはトラリピで失敗しない方法や失敗しないための工夫を知りたい人も多いのではないでしょうか。
この記事ではトラリピの失敗例と失敗回避方法について、解説していきます。
FXの中でもトラリピで自動売買をしようと考えてる方は一緒に勉強していきましょう。
トラリピの評判・口コミは?メリット・デメリットも併せて徹底解説
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多くの人のトラリピ失敗ストーリー
FXトレードの中でも、「トラリピ」はマネースクエアという会社が特許を取っている自動売買のサービスです。
トラリピでは、本人が見ていない間に取引が行われることも多く、どういう時に失敗してしまうのかを理解しておく必要があります。
FX の相場では値が上がったり下がったり細かいジグザグを描く「レンジ相場」であることが多いです。
自動売買サービスは、このレンジ相場にハマると、小さい利益がどんどん積み重なりますが、相場の急変などで大きく値が上がったり下がったりするとリスクになることもあるので、失敗談からしっかり学んでいきましょう。
取引を始めた通貨の政治経済が荒れて下げ相場になりロスカット
まず挙げられるリスクは「一方向に大きく相場が動くこと」です。
自動売買はレンジ相場が続いている時に、一番利益が出やすい仕組みです。
基本的に下がった時に買って・上がったら売る、高い時に売って・安くなったら買い戻し、という設定を繰り返し回しているだけなので、レンジ相場の時の方が利益が組み上がります。
逆に自動売買と一方向に動く相場は、とても相性が悪いのです。
取引した通貨の国の相場変動によってはに、相場が一方向に向かい、資金投入してもなお下がり続けロスカットになったという事例もあります。
話題の新しい通貨に乗り換えたけど下げ相場が続いてロスカット
自動売買は基本的に長い期間で小さく利益を積み上げていく仕組みです。
このゆっくりさに耐えられず、値動が激しく利益が出やすいと話題の新しい通貨に乗り換えた結果、相場が一方向に動き、証拠金不足の末にロスカットにされたという事例もあります。
自動売買なのに機会損失と感じて別の通貨ペアに手を出し含み損
トラリピの自動売買は、自分が設定した価格帯の中で何本もトラップを仕掛ける仕組みです。
その価格帯を超えたレンジ相場になった時に利益を積むチャンスを逃してると感じる人もいるようです。
証拠金額はそのままに、他の通貨ペアの取引を始めた結果、合計のポジション数が多くなり証拠金が維持できない事態になることがあります。
トラリピ失敗例から得られる教訓とは?
トラリピでの失敗には、通貨ペアが一方的に動いてしまい含み損が多くなる、もしくは長期で利益を得るシステムそのものに耐えられず、他の通貨ペアの取引を始めて含み損が多くなる、などの特徴があります。
ここから得られる教訓は何でしょうか?
解説をしていきます。
取引開始時期の見極めが大切!損切りをどうするか決めてからスタートしよう
取引の開始時期については、新興国通貨ペアでは特に注意が必要です。
政治の大きいニュースがないか?一方的な動きがないか?など、十分に確認して取引を始めましょう。
トラリピには「ストップロス」という機能があります。
あらかじめ損切りの価格を決めておいて、その価格まで相場の値が推移した時には自動でロスカットを行います。
取引方針は変えない!値動きが変わってきた時も当初と同じ設定で続ける
まずは最初の設定を念入りに行うことが大切です。
その後、自分が想定した範囲よりより大きなレンジ相場になったとしても、取引設定は頻繁に変更しないことが大切です。
一方向に値が動いた時には損切りも必要ですが、レンジ相場の波形を保ったまま設定範囲外に値が動いても、じっくり待って自分が設定した価格範囲の中でのポジションを積み上げていきましょう。
その都度、細かく設定を変えると、トラップ本数や利益価格を大きく取りすぎて思わぬ含み損に繋がります
設定を変えるときは、必ずトレードノートに設定を変えた理由や設定内容、変更前までどんな利益や損失を得たか、記録を取っておきましょう。
安易に他の通貨ペアに手を出さない!他の通貨が下がった時に持ちこたえられない
失敗例にもあったように、つの通貨ペアで思うような利益が出ないからと言って、新たな通貨ペアにの取引を始めるのは、とても危険です。
複数の通貨ペアに手を出すより、まずは一つの通貨ペアをじっくりと研究していった方が、長期的な目で見て効果が出やすいと言えます。
トラリピの失敗を回避するには
それではトラリピで失敗しないようにするにはどうしたらいいでしょうか。
トラリピは手堅くいくのが一番です。
これから5つの失敗回避の方法を挙げていくので、新しい設定にする時には毎回確認してください。
【トラリピ失敗回避①】ポジションを取りすぎるとロスカットのリスク!証拠金が足りなくなるのを防ごう
ポジションを取りすぎると、証拠金が維持できなくなって、ロスカットのリスクが高まります。
ポジションを取りすぎてしまう事例は2つです。
・相場が一方向に進み、手持ちのポジションが利確しないまま新規のポジションも取り、合計のポジション数が多くなる
・1回の設定で取るポジションの量が、証拠金に比べて多い
【トラリピ失敗回避②】取引ごとのポジション量が多すぎる!ひとつずつ確認しよう
資金量に見合ったポジション量が設定されているでしょうか。
自動売買ではトレード画面にかかりきりになる時間は少ないので、相場でどんなことが起こっても設定どおりに実行されてしまいます。
設定したポジションの量が多い場合、相場が都合の悪い方向に行ってしまうと証拠金維持率が低下していきます。
【トラリピ失敗回避③】利益確定・損切りの設定が広すぎる!小さく利確してコツコツ稼ごう
利益と損切りの幅が大きすぎないかも確認していきましょう。
確実に利益確定ができるように利益の幅は50pips~100pipsにしましょう。
指定した値で損切りをするストップロスの設定も大きくしすぎると、相場が一方向に動いた時には含み損を抱えたまま損失が確定してしまうことがあります。
必ず設定の画面では資産リスクの計算を行い、マイナスになった場合の金額を確認して、それに耐えられるか検討しましょう。
【トラリピ失敗回避④】買いの注文と売りの注文の価格帯を読み違えている!テクニカル分析で相場観を磨こう
買いと売りの価格を間違える、という設定ミスもあります。
通常、「買い」は過去の平均価格以下で。「売り」は平均価格以上で設定するのが基本です。
その平均価格を間違えていたり、「売り」の注文を平均価格以下の値で入れていたりすると。損失になる場合があります。
テクニカル分析を何度も行い、適正な値を設定していきましょう。
【トラリピ失敗回避⑤】どこまでの損切りに耐えられるか!あなたのメンタルに問いかけよう
また「どれだけのリスクに耐えられるか?」、あなた自身の心と頭、そしてお財布に聞いてみましょう。
トラリピでは、ロスカットした場合にどのくらいの金額で損失確定されるか?が目に見えてわかります。
利益が積み上がっていく想定だけしかしていないと、とロスカットで境地に立たされる場合があるので、設定時のリスク管理が大切です。