トライグルトレはトライオートFXの自動売買ロジックの1つで、2021年3月27日に新しく追加されました。
トライオートFXはストラテジー選択型自動売買を提供しているFXサービスで、24時間トレーダーの代わりに自動で取引してくれることから、日中仕事をしている人達や裁量トレードが苦手な初心者から高い評価を得ています。
今回は、人気自動売買トライオートFXの新しく追加されたロジックトライグルトレについて解説します。
新しい自動売買ロジックといっても「どんな相場で使えるの?」を不明な点が多く、特に初心者はどう活用すればいいか困ってしまいますよね。
トライグルトレのメリット・デメリットや特徴も詳しく解説するので、参考にして下さい。
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このページのもくじ
トライグルトレとは?
トライグルトレはグルトレ手法を元にインヴァスト証券が作成した新しい自動売買ロジックです。
グルトレ手法は、投資家の川崎ドルえもんさんが考案した手法で、レンジ相場利用して細かく利確していきます。
トライグルトレもグルトレ手法のように細かく利益を狙って利益を積み上げて行くロジックになりますが、レンジ相場だけでなくトレンド相場にも対応できるようになっています。
トライオートFXの新しい自動売買ロジック
トライグルトレはトライオートFXの自動売買で利用することが可能で、トレンド・レンジ相場に対応できるロジックです。
レンジやトレンドの押し目を狙って利益を狙って行くロジックで、短期・中期の相場で活用することができます。
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トライグルトレの特徴
トライグルトレの大きな特徴は、トレンド相場・レンジ相場両方に対応しているロジックできるところです。
他のロジックは相場変動によって組み替える必要がありましたが、トライグルトレは柔軟に対応できる為、随時設定を変える必要がありません。
他にもトライグルトレの特徴は豊富に存在するので、これから詳しく解説していきます。
想定外の相場状況でも利益を期待できる
トライグルトレは予想外の相場状況になった場合も利益を出す可能性があります。
レート変動は毎日上下しているので、当然含み損を持ってしまう恐れもあります。
しかしトライグルトレは、サポートポジションで含み損を補う設定があるので含み損を相殺することができます。
トライグルトレの注文構成
トライグルトレは大きく分けてブル・ベアの注文で構成されており、その注文設定の中に含み損を解消するサポートポジションが設定されています。
トライグルトレは子本体買・売がメインで構成されており、押し目を狙って利益を積重ねていきます。
更にブル・ベアによって買・売のサポートポジションとヘッジ注文が構成されているので、リターンを大きくしたり損失を抑えられたりします。
ただし、サポート注文は利確幅で決済されることを想定されていないので手動決済で利確刷る必要があります。
対応できる相場環境が豊富
トライグルトレは下記の相場環境に適しています。
- レンジ相場
- 上昇トレンド
- 降下トレンド
具体的に説明すると、レンジ相場やトレンドが順行しているケースは、設定通りに運用すれば利益を狙えますし、予想と逆行した動きになった場合でもサポートポジションで含み損を相殺させて立ち直すことができます。
一度相場が逆行しても勝てる可能性を見いだせるので、他のロジックより勝てる相場環境が多いです。
トライグルトレは前日の終値を用いてエントリー価格を設定する
トライグルトレは前日の終値を用いてエントリー価格を設定する為、直近の相場状況に合わせた自動売買を運用できます。
トライグルトレブルの場合、前日終値から上に400pips・下に300pipsの間に注文が発注され、トライグルベアの場合上に300pips・下に400pips注文が発注されます。
トライグルトレの注文値幅 | |
---|---|
トライグルトレブル | 前日終値+400pips&前日終値-300pips |
トライグルベア | 前日終値+300pips&前日終値-400pips |
直近の相場環境からエントリー価格を設定するので、短期間の相場状況であれば柔軟に対応することができます。
証拠金を安く済ませられる
トライグルトレはMAX方式を採用している為、証拠金を安く抑えることができます。
MAX方式は同一通貨ペアの買い・売り注文をしている場合、証拠金が多い方のみ採用されます。
例えば買い注文で1,000通貨単位・売り注文で1,500通貨単位取引したとします。
通常であれば2,500通貨単位分の証拠金が必要ですが、MAX方式の場合売り注文の1,500通貨単位のみ適用されます。
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トライグルトレのメリット
トライグルトレは今までの自動売買には無いメリットを持っています。
これからメリットを紹介するので、実際の相場でどのように活かせるのか考えて行きましょう。
レンジ・トレンド相場で利益を狙える
トライグルトレのベースになっているグルトレ手法は、設定方法が簡単でも安定した利益を得られる手法で、色々な相場環境に合わせて活用できます。
グルトレ手法をベースに質得るトライグルトレも上記と同様のことが言えるので、レンジ・トレンド相場で活用することができます。
リピート注文の場合、レンジからトレンド相場に転換した場合大きな含み損を発生させる恐れがあります。
しかしトライグルトレはサポート利確幅の設定値を1000pipsにしており、評価損失を相殺させることができます。
レートの乱高下に対応できる
レート変動の乱高下にも対応できるトライグルトレので、一瞬予想外の方向に逆行したとしても利益を継続的に狙うことができます。
ただし順行にチャートが進んでからの逆行に弱いので手動で管理する必要もあります。
またトライグルトレは直近の相場状況に合わせて設定する為、長期的運用には向いていません。
サポートポジションで損失リスクを抑えられる
トライグルトレはサポートポジションの設定が可能で、含み損を持っているポジションの損失をカバーすることができます。
リピート系自動売買での欠点をトライグルトレでは補えるので、効率良く利益を狙うことが可能です。
トライグルトレのデメリット
魅力的なメリットの多いトライグルトレですが、デメリットも存在します。
トレードスタイルによっては不向きなロジックになるケースもあるので、デメリットをしっかり確認しておきましょう。
長期運用向きではない
トライグルトレは長期運用向きのロジックではありません。
トライグルトレの注文構成をみるとわかりますが、直近の終値からエントリー幅を構成し売買注文をおこないます。
よって相場が予想通りに動きトレンド継続しても子本体売り・買いのどちらかの含み損が増えてサポートポジションで対応しきれなくなってしまいます。
また予想通りの相場展開から逆行した場合も損失が膨らむ可能性が高く、トライグルトレを利用できる期間は短期・中期のみとなります。
自動売買セレクトのシミュレーションを活用できない
トライオートFXの売買セレクトでは収益シミュレーションでの収益ランキング順にロジック表示されています。
しかし、トライグルトレは短期~中期にかけての運用ロジックなので、収益シミュレーションを活用して結果を判断するのは難しいです。
トライグルトレは各通貨ペアの相場状況をテクニカル分析した上でブル・ベアの設定をする必要があります。
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トライグルトレは初心者に難しい?
魅力的なトライグルトレですが、初心者には難しい自動売買ロジックと言われています。
トライグルトレは相場環境をしっかり把握した上で利用しないと大失敗してしまう恐れがあるので、FX取引の経験がある程度ないと有効活用できない可能性があります。
利確・損切りの引き際を見極めないと負ける
トライグルトレは相場状況の把握をしていないと、含み損をひたすら増やすトレードをしてしまいます。
また短期~中期にかけての運用なので、相場が順行しているか逆行しているか理解する必要もあります。
FX初心者は相場から撤退すべきか、利確すべきか判断するのが厳しい為、トライグルトレを利用すると負けてしまう可能性があります。
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相場状況の把握・分析が必要
トライグルトレの設定基準は相場の分析によって判断する必要があります。
自動売買セレクトのようにランキング順位に載っているストラテジーを選択しても、直近相場の動きと違えば損失を招いてしまいます。
相場のテクニカル分析などの知識がない人は、根拠の薄い設定で運用してしまう為、勝率も下がってしまいます。
FX取引に自信な初心者は自動売買セレクトがおすすめ
トライグルトレのようなトリッキーなロジックが難しいと感じるFX初心者は、自動売買セレクトからはじめることをおすすめします。
自動売買セレクトは収益率のランキング順位をみて、優秀なストラテジーを選択するだけで運用を開始できます。
予め用意されているプログラムを利用して運用できるので、初心者でも簡単に始められます。
トライグルトレはFX取引の経験をある程度経てから利用することをおすすめします。
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トライグルトレは短期・中期で利益を狙えるが初心者向きではない
トライグルトレは短期・中期での運用が最も効率良く、様々な相場変動に対応してくれるのでおすすめのロジックです。
一方で、相場の順行からの逆行や長期の運用に弱いロジックなので、トライグルトレを利用する人はしっかりとした売買戦略を立てる必要があります。
チャート画面上でのテクニカル分析が出来ない人は、根拠の薄い設定方法で運用してしまうので失敗する可能性もあります。
トライグルトレはFX知識と経験のある中級者~上級者向きのロジックなので、FX初心者は自動売買セレクトから始めて、FX取引に慣れてきたら利用してみましょう。