FXにはロング・ショートポジションを保有することによって利益をだせます。
為替相場では、各通貨ペアの価値が毎日上下して変動しています。
通常株の現物取引では価値の上昇でしか利益をだせませんが、FXの場合下落場面でも利益を出す方法があります。
今回はFXでのショート・ロングの意味合いを詳しく解説します。
FX取引における一番重要な部分なので、意味を知らない人は取引する前に必ず理解しておきましょう。
またショートポジションに最適なFX会社も紹介するので、参考にしてください。
FXとは何?知っておきたいFXの基礎を初めての人にもわかりやすく解説
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このページのもくじ
FXでのショート・ロングとは
FXでのショート・ロングは、通貨を売る・買うという意味合いをもっています。
名称の由来は様々ありますが、相場が上がるまで時間がかかるのでロング・相場が下がる時は一瞬で下がるのでショートと言われるようになった由来が有力視されています。
FXでのショートは売るポジションを保有すること
FXでのショートは通貨を売るポジションになります。
例で表すと、1ドル=100円のときにドル円をショートするとします。
相場が下がりはじめて1ドル=90円になった場合、10円分の利益がでます。
100円の時に売って90円状態で買うので10円の利益になる仕組みになっています。
逆に相場が上昇して1ドル=105円になると5円分の損をしてしまいます。
FXでのロングは買うポジションを保有すること
FXでのロングは買いポジションで、株の現物取引でも同じ仕組みで買いポジションに入ることができます。
FXでのロングの仕組みはシンプルで、1ドル=100円のときにドル円を買って1ドル=110円になった状態で売ります。
レートが上昇すればする程利益がでる仕組みなので、ショートポジションより理解しやすい内容です。
FXでショートする時のタイミング
FXでショートする時のタイミングは、ロングするよりも難しいと言われています。
難しいと言われている原因の1つに、ショートポジションのベストエントリータイミングは逆張りになっている状態が高いことが挙げられます。
逆張りはチャート状況をしっかり把握していないと大失敗してしまう手法なので、ショートで利益を上げて行きたい人はしっかりタイミングを見ておきましょう。
トレンド転換
上昇トレンドが終わる直前でのエントリーは一番利益をだせるポジションを保有できる方法です。
上昇トレンドから下落トレンドに転換するタイミングは、テクニカル分析でしっかり見極める必要があります。
トレンド転換の見極めは、ダウ理論やレンジブレイクなどのトレンド終了示唆を読む手法を使いながら把握することをおすすめします。
長期下落トレンド
通貨ペアの相場状況を見ると長期下落トレンドになっているものがあります。
数年単位で下落が続いている通貨ペアは上昇トレンドに転換しない限り下落し続けます。
長期間続いているとトレンドは信頼性があるので、大きな下落の波にのってエントリーしましょう。
下落トレンドが長く続いているといっても、直近の動きを見定めないと短期的な上昇でやられてしまう可能性があるので注意してください。
FXでロングする時のタイミング
FXでロングする時のタイミングは、ショートより分析しやすいです。
素直に右肩上がりになっているチャートに沿って取引していくので、順張りになることが多い印象にあります。
下落場面の様に一気に転落するというよりか、じわじわ上がってくることの方が多いので初心者もゆっくり考えながらエントリーできます。
ダブルボトムを形成した時
チャート形状で2度最安値まで戻したものの、強く反発するとダブルボトムが形成されます。
最安値の更新が行われず2度も反発するということは、下が固く上昇するチャンスになります。
上昇トレンド発生の示唆なので、ダブルボトム形成時はしっかりロングポジションを保有しましょう。
FXでのネックラインの引き方とチャートパターンから見つける方法
長期上昇トレンド
下落トレンドでのショートと同じで、長期間上昇している通貨ペアを狙って取引します。
長期ロング・ショート相場を見分ける為には、過去数年のチャートを見比べて状況を整理することをおすすめします。
直近1週間の値動きだけでなく、幅広い視野から取引戦略を立てられるようにしておきましょう。
FXでのロング・ショートどちらが難しい?
FXでのロング・ショートはどちらも同じ取引でのエントリー方法なので、難しさは殆ど同じだと思われがちです。
しかしショートはロングと違って逆張りになることが多く、チャートの分析方法もロングに比べて理解しにくいです。
またショートは当たると大きな利益を短期的に取ることができますが、逆方向に行かれるとじわじわ負けてしまうので注意しましょう。
ショートは逆張り手法になることが多く難しい
ショートポジションの起用は、逆張りになることが多く上昇トレンドから下落トレンドの転換期を読む必要があります。
人によっては、逆張りの方が得意と思っている人もいますが、特に初心者は逆張りトレードで失敗してしまいやすいです。
2つのポジション保有方法でどちらが難しいのかこれから説明するので、ショートポジションの特徴を理解しながらみていきましょう。
ロングはスワップポイントを貯めやすく分かりやすい
ロングはレート変動幅での利益と、スワップポイントでの利益を貯めやすいポジションです。
スワップポイントは通貨同士の金利差から生まれるポイントで、高金利差の通貨ペアだと1日10万通貨単位で100円程度貰えるケースもあります。
変動幅の利益とは別の利益を貯めることができるので、長期保有を考えるとショートより有利になります。
FXでのショートのメリット・デメリット
FXでのショートは取引で利益を取る手段を増やしてくれる手法の1つですが、メリットだけでなくデメリットも存在します。
これからFXのショートのメリットとデメリットを紹介します。
ショートポジションはどのトレーダーも利用する可能性があるので、しっかりメリット・デメリットを把握して使える場面で有効活用していきましょう。
【メリット】下落相場でも利益を出せる
現物取引での株式投資は、株価が下がる場面で利益を出す方法がありません。
しかしFXではショートポジションを利用することによって下落相場でも利益を取得することができます。
上記のようにショートポジションは下落場面でも利益を狙える優れた手法です。
【デメリット】長期保有でマイナススワップになるケースがある
ショートポジションは、通貨ペアのレートが下がっている状態でも利益を出せる優れものですが、長期保有するとマイナススワップによってコストを永遠に払い続けなければならないケースがあります。
ショートポジションで取引する時は、通貨ペアのスワップポイントを考慮して、勝負しましょう。
長期戦になってコストがかかってしまう場合は、スワップポイントが発生する前に決済して取引回数を増やしましょう。
FXでのショートで利益を効率良く出す方法
FXでのショートで利益を効率良く出す方法は、2つあります。
マイナススワップの低い通貨ペアを選択する
どのくらいのポジション保有期間で取引するかによりますが、ショートポジションで懸念されているマイナススワップポイントをしっかり管理できる状態で、取引するのが好ましいです。
長年下落し続けている通貨ペアを選択する
通貨ペアの中には5年以上下落し続けている通貨ペアがあります。
長年下落している通貨ペアの下落トレンドにのって長期的にトレードする戦略は、根拠が強く利益を効率良く出すことができます。
ただし世界情勢の変化や、金利政策によって相場の流れが変わる可能性もあるので長期下落トレンドだからといって楽観視しないようにしましょう。
マイナススワップの低い通貨ペアを選択する
ショートポジションで長期保有して利益を狙っていく場合は、マイナススワップポイントに注意する必要があります。
大体の通貨ペアはショートポジションがマイナススワップになっており、場合によっては1万通貨単位100円の通貨ペアもあります。
よってショートポジションによってマイナススワップが発生してしまう場合は、なるべくマイナススワップの低いFX会社で取引するか通貨ペアの厳選をおこないましょう。
通貨ペアによってはショートポジションでプラスのスワップポイントになるケースもあるので、取引する前に通貨ペアのスワップポイントは確認しておきましょう。
FXでのショートにおすすめのFX会社を紹介
FXでのショートにおすすめのFX会社を紹介します。
ショートポジションはFX取引の手法の一種で、人によってはショートメインの立ち回りをする人もいます。
上記のようにショートポジションを頻繁に保有するという人はショートポジションを取った際に有利な立ち回りができるFX会社で口座開設しましょう。
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ショートポジション狙いのトレーダーにおすすめな理由として、GMOクリック証券のマイナススワップポイントの低さが挙げられます。
全体的にマイナススワップポイントを低く抑えているので、ショートポジションを長期保有してもコストを抑えて保有することができます。
また、スプレッドも業界最狭水準で提供しているのでコストを徹底管理することができます。
GMOクリック証券「FXネオ」の評判・口コミはどう?メリット・デメリットと口座開設時の注意点を徹底解説
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FXではロング・ショートでどのような相場でも利益を出せる
FXでは、上昇相場でも下落相場でも利益を狙うことができます。
特にショートポジションは株の現物取引にはないトレード方法なので、FXの魅力の1つでもあります。
ショート・ロングポジションを上手く使い分けることによって利益を2倍狙えるようになるので、今後取引を考えている人は、ショート・ロングを上手く使い分けて利益をだしていきましょう。