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【1986年~2021年】世界のビックマック指数の推移を紹介!指数変動で受ける経済影響も解説

ビックマック指数は「日本円で割りやすいに行ける海外旅行はどこ?」という悩みを簡単に解決してくれる指数です。

単純な指数になっているので理解しやすい経済指標として活用されていますが、深堀りしていくと為替相場の行く先も分析することが可能です。

今回は、世界のビックマック指数の推移を徹底解説します。

1986年~2021年までのビックマック価格から指数を算出するので、どのよに指数が変化したか見たい人は必見です。

ビックマック指数の変化から分かる経済動向も詳しく説明するので、参考にしてください。

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世界のビックマック指数(価格)の推移

世界のビックマック指数の推移を紹介します。

アメリカ日本オーストラリアイギリス
1986年価格246.4円370円164.8円252.6円
指数11.50.61.02
1987年価格245.4円370円254.6円
指数11.51.03
1988年価格296.4円370円177.3円272.8円
指数11.030.590.92
1989年価格268.7370円224.8円284.6円
指数11.30.831.05
1990年価格349.8円370円276.7円365.7円
指数11.050.791.045
1991年価格303.8円380円260.6円402.3円
指数1
1992年価格291.3円380円 258.0円 405.6円
指数11.300.881.39
1993年価格257.6円391.0円315.3円
指数11.511.31
1994年価格239.2円391.0円275.6円
指数11.631.15
1995年価格195.3円391.0円235.8円
指数12.001.2
1996年価格252.5円288.0円288.9円
指数11.141.14
1997年価格304.9円294.0円371.7円
指数10.961.21
1998年価格345.6円411.8円
指数11.19
1999年価格291.6円294.0円368.4円
指数11.26
2000年価格266.1円294.0円163.2円318.0円
指数11.10.611.19
2001年価格315円294円188.5円353.4円
指数10.930.591.12
2002年価格323.7円262.0円374.4円
指数10.81.15
2003年価格325.2円262.0円369.6円
指数10.81.13
2004年価格327.7円262.0円256.5円380.8円
指数10.790.781.16
2005年価格326.6円266.8円367.1円
指数10.811.12
2006年価格347.5円409.2円
指数11.17
2007年価格417.1円360.8円490.5円
指数10.861.17
2008年価格381.5円359.1円488.4円
指数10.941.28
2009年価格330.5円320円312円341.6円
指数10.960.941.03
2010年価格325.2円325.2円334.8円303.4円
指数10.961.020.93
2011年価格387.1円
指数
2012年価格323.1円380円
指数11.17
2013年価格456.5円462.5円
指数11.01
2014年価格487.3円488.4円500.5円
指数11.0021.03
2015年価格564.1円508.8円514.6円
指数11.0270.91
2016年価格537.9円459.4円
指数10.85
2017年価格599.2円512.2円
指数10.85
2018年価格613.0円502.3円470.8円
指数10.810.76
2019年価格624.3円463.4円446.1円
指数10.740.71
2020年価格613円390円491円459円
指数10.630.80.74
2021年価格621円390円527円522円
指数10.620.840.84

ビックマック価格が上位にランクインしていない年は価格を算出できなかったので空白になっています。

ビックマック指数はアメリカの価格を基準に指数を1と設定し、1より上だと米ドルの購買力が下回っていることが分かります。

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アメリカと日本のビックマック価格の推移

アメリカと日本のビックマック価格に着目して、価格推移をグラフ化しました。

アメリカと日本のビックマック価格の推移

1986~2000年までは日本の価格がアメリカの価格を上回っていたものの、2009年以降から日本のビックマック価格は伸び悩んでいることがわかります。

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【2021年】世界のビックマック価格(指数)

2021年現在の世界のビックマック価格をまとめました。

現在はどのような国の価格が上昇しているのか確認しましょう。

順位国名ビックマック価格
1位ベネズエラ918円
2位スイス774円
3位ノルウェー693円
4位スウェーデン681円
5位アメリカ621円
6位カナダ584円
7位イスラエル568円
8位ウルグアイ562円
9位ユーロ圏552円
10位オーストラリア527円
11位ニュージーランド524円
12位イギリス522円
13位デンマーク522円
14位ブラジル480円
15位シンガポール474円
16位クウェート457円
17位チェコ449円
18位アラブ首長国連邦441円
19位韓国440円
20位バーレーン437円

ちなみに日本のビックマック価格は390円で30位に位置しています。

621円のアメリカに対してかなり低い数字になっていることがわかります。

日本のビックマック指数の推移

日本のビックマック指数推移をまとめました。

日本のビックマック指数推移

ビックマック指数は1以上になれば、アメリカより過大評価されていることが分かり、海外旅行がお得になります。

日本の指数は2000年に入るまでは1以上ありましたが、2021年現在は0.62周辺で推移しています。

指数のマイナス化が進行中

日本のビックマック指数は年々低下しています。

2000年時点の日本のビックマック指数ランキングは5位でしたが、2021年は30位になっています。

アメリカよりたかかった時期は、日本人にとってアメリカでの買い物は割安になっていましたが、現在は割高です。

ビックマック指数とは

「そもそもビックマック指数って何?」と疑問に思っている人にビックマック指数とはどんな意味を示すのか解説します。

マクドナルド商品「ビックマック」をつかっている指標ですが、経済動向を見極める為に利用できるので投資している人も必見です。

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マクドナルドの商品「ビックマック」をつかった経済指標

ビックマック指数は、イギリスが1843年に創刊したエコノミストが考案した経済指標です。

名前の通りマクドナルドの商品「ビックマック」の価格を利用した指標で、世界各国の販売か価格を元に算出しています。

マクドナルドは世界中に展開しているファストフードチェーン店なので、ビックマック価格を比較することによって国の部下や消費者の購買力をさぐることができます。

投資初心者でも簡単に理解できる経済指標になっているので、人気が高いです。

スターバックス指数も存在する

ビックマック指数のような、シンプルでわかりやすい経済指標は他にもあります。

英国の経済誌エコノミストはスターバックス指数も発表しており、スターバックスのトール・ラテの価格を提示して各国の通貨の購買力を比較することができます。

ビックマック指数と同じような形で利用できるので、気になる人はスターバックス指数も見てみましょう。

同じ商品で価格差が生まれる理由

「商品が同じなら価格差は発生しないのでは?」と疑問に思う人が居ます。

確かに同じ物であるならば価格も同じになります。

世界の物には一物一価の法則が成り立っており、通常であれば物の価値は同じ価格に収束していきます。

しかし現実世界では価格差が発生している状態です。

現実では価格に対して関税や食品の輸送費など様々な費用が絡み合っている為、一物一価は難しいのが現状です。

ビックマック指数の計算方法

ビックマック指数の計算方法は下記の通りです。

ビックマック指数の計算方法
各国のビックマックの価格÷アメリカのビックマックの価格

ビックマック指数はアメリカの通貨が基準価格となって算出されます。

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ビックマック指数から経済動向が分かる?

ビックマック指数は、単純にビックマック価格の変動を表すだけではありません。

ビックマック指数は購買力平価を基本にしています。

為替レートがそれぞれの通貨で変える商品の価値によって購買力平価は決まり、ビックマック価格の違いによって為替レートはどうあるべきなのか表します

つまりビックマック指数は、アメリカドルに対してどれだけ過大評価・過小評価されているのか推定することができます。

為替相場の歪みを見つけられる

一物一価の法則は、ビックマック指数をみても成り立っていないことがわかります。

これは、為替相場が購買力平価から大きく乖離したままの状態になっていることを表しています。

ビックマック指数から購買力平価からどのくらい乖離しているのか分かるBMI%があります。

BMI%をみると現在の為替相場が購買力平価からどのくらい乖離しているか見ることができます。

現在の日本のBMI%は-37.21%と大きく下回っています。

これは購買力平価に比べて4割近く過小評価されていて、本来の円相場水準を大きく下回っていることを意味しています。

つまり円が本来の実力を発揮出来ていない状態で、現在アメリカやスイスでビックマックを食べると割高になってしまいます。

ビックマックの価格変動で見ると、輸送費や完全も影響するため、一物一価の法則で完全一致することはありません。

しかし為替相場では一物一価の法則が成立する為、購買力平価に近づく圧力が発生しています。

2021年現在は購買力平価を大きく下回っている状況ですが、今後円高圧力が発生して強烈な円高を引き起こす可能性があります。

ビックマック指数をチェックして為替市場の動向を探ろう

ビックマック指数は、各国のビックマック価格が高い低いかを知る指標ではなく、為替市場の動向を探る指標です。

更にビックマック指数をみると日本の物価や海外の物価状況をしることもできます。

現在日本の物価は先進国の中でも安い国になっており、オーストラリアなどは物価が高くなってきています。

上記のようにビックマック指数は、様々な経済動向をしる指標になるので、定期的にチェックしていきましょう。

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