「FXで色々な分析を試したけどなかなか勝てない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか？
FXで様々な分析方法を試したのに勝てない方には、基本のライントレードがおすすめです。
難しいテクニカル分析を組み合わせてもFXの勝率が上がるわけではありません。
分析方法を組み合わせて根拠付けをするのは大切ですが、
シンプルな取引をした方が勝てることもよくあります。
本記事では、FXライントレードの基本的な引き方と注意点について解説していきます。
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このページのもくじ
ライントレードの基本的なラインの引き方
ライントレードとは、チャートの高値・安値を結ぶラインを引き相場を予測することです。
ライントレードは、多くあるトレード手法の中で最も基本的ですがかなり有効的な手法です。
ラインを的確に引くことができれば、初心者の方でもエントリーや決済のポイントを見つけることができます。
的確にラインを引ければ、他のトレード手法よりも利益を狙うこともできるのです。
ラインの種類は大きく分けるとトレンドライン・水平ライン・チャネルラインの３つに分類されます。
以下では、３つのラインの種類について詳しく解説していきます。
トレンドライン
トレンドラインとは、トレンド(相場の流れ)に従って引くラインのことです。
トレンドラインを引くことで、相場が上昇トレンドにあるのか下降トレンドにあるのか確認しやすくなります。
また、トレンドラインの角度によりトレンドの強さも確認も容易になるのです。
相場が上昇トレンドの際は、相場の安値をつなぎ右上に線を引くことでサポートライン(支持線)となります。
一方で下降トレンドの場合は、相場の高値をつなぎ右下に線を引くことでレジスタンスライン(抵抗線)となるのです。
トレンドラインを引くことで、「相場の方向性」「トレンドの強弱」「トレンド継続性」などを分析できます。
また、トレンドラインの角度により上昇トレンドや下降トレンド、トレンドの勢いが分かるのです。
ラインを引くだけなので簡単そうではありますが、実際のチャートでは綺麗にトレンドラインを引けることはそうありません。
チャートに描写したトレンドラインからずれるたびに修正をしていると、チャート画面がラインだらけになってしまいます。
トレンドラインがレートの上下のどちら側にいるのかを見て、上目線か下目線かの判断材料にするとよいでしょう。
トレンド継続の見方については、トレンドラインで上抜け・下抜けを反発せずにすると流れは終了と見ることができます。
しかし、トレンドラインだけでは、エントリーポイントまで決める判断材料としては弱いです。
移動平均線やローソク足のパターンなど様々な分析方法と組み合わせると効果的です。
トレンドラインの引き方は？引くメリットや利用する時注意点を解説
水平ライン
水平ラインとは、チャート上に水平にラインを引くことです。
過去の高値・安値それぞれ２～３個を水平になるところでラインを引きます。
トレーダーの多くは、高値と安値を意識してトレードしているため、水平線がレジスタンラインやサポートラインになるのです。
チャート上に描写した水平線を俯瞰して見ると、ラインで何度も止まっている価格帯があるのが分かります。
水平線はレジスタンス・サポートの役割を変えながら機能し続ける性質があるのです。
水平線の見方で重要なのは、ある特定の価格ではなく幅がありゾーンで把握する必要があります。
水平線は行き過ぎてからや少し手前などで反転したり、ライン状で停滞したりすることが多々あるのです。
水平線でラインブレイクしたからといって、エントリーしたらすぐに反転するダマしであることも珍しくありません。
ピンポイントで狙うのではなく、俯瞰してゾーンで見る事も大切です。
レジスタンスライン
レジスタンスラインとは、相場の高値を複数結んで引くラインのことです。
価格が上昇した際に、レジスタンスラインに達すると相場が反転して下降する価格を示すラインになります。
レジスタンスラインで跳ね返されると、下に相場は落ちてくるので売り注文すると良いでしょう。
反対に、レジスタンスラインを相場が突破した際は買いがおすすめです。
サポートライン
サポートラインは、レジスタンスラインと反対に相場の安値同士で結んで引くラインのことです。
価格が下降した際にサポートラインに達すると、相場が反転して上昇する価格を示します。
サポートラインで価格が支えられている間は、相場は上に進んでいくので買いで注文するのが良いでしょう。
反対に、サポートラインを相場が下に突破した際は売りがおすすめです。
チャネルライン
チャネルラインとは、相場を挟む形で水平にトレンドラインを引く水平ラインのことです。
2つの線に挟まれた相場のところをチャネルといいます。
トレンドラインとチャネルラインは、レジスタンスラインとサポートラインとして相場見ることができるのです。
チャートにラインを引くと、難しい分析をしなくても相場が分かりやすいのでおすすめです。
初めてライントレードをする方は、水平ラインから始めると良いでしょう。
チャネルラインは、長さ・角度・値幅の３つで相場を判断します。
チャネルラインは長いほど、支持や抵抗力が強くブレイク後の反動も大きいです。
チャネルラインラインは、角度が急なほどトレンド力が強く短くなります。
チャネルラインの値幅は、広いほどトレンドの力は強く長く続きます。
３つの視点でチャネルラインを見ることで、相場の予測を具体的な分析でできるようになるのです。
しかし、トレンドラインと同様にいずれブレイクすることがあるので、単純にチャネルラインの中だけでトレードし続けることには注意しましょう。
ライントレードのメリット
ライントレードには３つのメリットがあります。
ライントレードは、基本のトレード手法ではありますが初心者から金融機関などの投資のプロまで多くのトレーダーが活用しているのです。
ライントレード一筋で大きな利益を出している投資家も多く、分析方法としても長く使えます。
以下ではライントレードのメリット３つについて詳しく解説していきます、
設定不要で全てのチャートで使用できる
多くのトレーダーが利用しているMT4以外の証券会社独自のチャートシステムでも、同様に使えるのがメリットのひとつです。
MT4は初心者から上級者の方まで利用している人が多いですが、中にはMT4に非対応の証券会社でトレードをしている方もいますよね。
国内外の証券会社オリジナルのチャートシステムでも、ラインを引く機能は備わっているのでライントレードの知識は活かせます。
オリジナルインジゲーターなどを外部から導入する手間もないため、パソコンに苦手意識がある方でも問題ありません。
トレード戦略を立てやすい
ライントレードは、ラインを引くだけの非常にシンプルな手法ですが効果は大きいです。
チャート上にラインを描写するだけで、「相場はあそこのラインまで伸びそう」「あの価格で反発しそう」などと相場の予測ができるようになります。
売買の判断は単純に上がった・下がったなどで判断するものではありません。
テクニカル分析で戦略を立てて、売買の判断することがFXの基本です。
ライントレードはシンプルですが、分析の精度はかなり高いのでトレード基本を覚えるのに良いでしょう。
他の手法の精度を高められる
ライントレードを行うことで、トレード戦略や相場観が養われます。
そのため、ライントレード以外の手法との相性も抜群です。
インジケーターを利用しているダイバージェンスや移動平均線を利用したパーフェクトオーダーなど他の手法の勝率を高めるメリットもあります。
FXを続けている限りライントレードの知識は必ず役立ちます。
初心者は1時間足にチャートを引くのがおすすめ
ライントレードは、チャート上にラインを引きエントリータイミングを見つけて取引をしていく手法です。
しかし、チャートにも秒足や分足、時間足、日足、週足、月足などさまざまな種足の表示設定があります。
ライントレードを初めて行う初心者の方は、チャートのどこにラインを引けばいいか迷いますよね。
初心者の方におすすめの種足は、相場の動きが見やすい1時間足がおすすめです。
1時間足は、相場の見方になれるための種足に最適です。
FXのライントレードをする際の注意点
ライントレードは、簡単にすることができ便利ですが注意する点が５つあります。
ただラインを引いていると逆効果になることもあり、思わぬ損失を出してしまうこともあるのです。
ライントレードで損小利大を目指すために、５つの注意点について詳しく解説していきます。
ラインを引き過ぎない
トレンドラインを引く際は、ラインを引きすぎないことに注意して重要なラインに集中できるようにしましょう。
ラインの数が多くなると、その時に最も重要なラインの意識が薄れてしまい正常な売買の判断ができなくなってしまいます。
ライントレードで重要なことは、大衆の心理を理解し俯瞰してチャートを見る事です。
多くのトレーダーが注目している重要なラインを的確に引くことで、適切な注文ができます。
ダマしに気を付ける
ダマしとは、相場が予想に反した動きをすることです。
トレンドラインで例えると、ブレイクしたと思い買い注文をすると再度戻ってきてしまう値動きなどのことをいいます。
ダマしに引っかかってしまうと、相場が予想とは真逆の動きで大きな損失を出す可能性があるのです。
負けた直後などの正常ではない心理状態のときに引っ掛かりやすくなるケースが多いので注意しましょう。
ダマしに引っかからないよう、損切の設定をしておくことも大切です。
ラインは正確性にこだわり過ぎない
為替レートは、配信している各FX会社で微妙なズレがあり細かくラインを引いてもその通りに反発はしません。
FX会社ごとにズレがあるため、細かく丁寧にラインを引くのではなく要点を押さえて引くことが重要です。
ラインを引く際は、多少の誤差も視野にいれてこだわり過ぎないようにしましょう。
ラインは全て活用しなくても良い
ライントレードでは、引いたライン全てで取引してしまうことにも注意しましょう。
取引を引いたライン全てで行ってしまうと勝率は下がり、損失が膨らみ続けてしまいます。
あくまでも、ラインは取引するためのひとつの選択肢として捉えよく吟味しましょう。
ラインはどれが重要でどの価格で取引するか絞り込んでトレードすることが大切です。
状況次第でラインを修正する
ラインは、引いてから一定時間経過したら新たに引き直すようにしましょう。
為替レートは変化しているので、状況に応じてラインを修正しないと効果を失ってしまいます。
種足が5分足なら30分間隔、日足なら1日間隔と自身の見ているチャートの表示設定に合わせてライン修正をすると良いです。
時間軸に合わせてライン修正を行うことで、正確に流れを把握することができるでしょう。
ライントレードで勝率を上げる使い方
トレンドラインは金融機関のプロの投資家やヘッジファンドなど個人投資家に限らず多くの投資家がトレード手法として取り入れています。
つまり、世界中のトレーダーが同じ見方で取引を行っているためトレンドラインは機能するのです。
一方で、他のトレーダーと異なるラインを引いてしまった場合はチャート上の飾りに成り下がってしまいます。
以下では、ライントレードで勝率を上げるための使い方について、詳しく解説していきます。
客観的にトレンドラインを引く
ライントレードは、無意識にトレンドラインを自身の都合に合わせて引いてしまうことが多々あります。
実体とヒゲが一つのラインで混ざっていたり、一つのチャート画面に基準の異なるラインを複数使用していたりする場合トレンドラインの精度はかなり低くなるのです。
トレンドラインは、「引きやすさや」「見た目」を重視してしまうと精度は低下してしまうのでラインを引くルールを統一は統一しましょう。
時間足はトレード手法に合わせる
トレンドラインはトレード手法に合わせて種足を変えましょう。
トレード手法ごとにおすすめの種足は以下の通りです。
| デイトレード | 1分足・5分足・15分足 |
|---|---|
| スキャルピング | 5分足・15分足・1時間足 |
| スイングトレード | 15分足・1時間足・4時間足 |
| 長期トレード | 日足・週足 |
トレンドラインを引く種足と自身のトレード手法が合わなかった場合、精度低下の可能性が高いです。
トレンドラインの効果が実感できない場合は、表示設定している種足の変更を検討しましょう。
ライントレードが機能しない時は損切り
ライントレードはあくまで判断材料の一つなので、唯一無二のものではありません。
取引中にトレンドラインが機能していないと感じた時はすぐに損切をしましょう。
ライントレードは、押し目や戻り目を狙うなどしても機能していないことが多いです。
トレンドラインが機能していない状態でポジションを保持し続けた場合、膨大な損失を出す可能性があるのでトレンドラインを引き直しましょう。
ラインが引けるまで待つ必要がある
トレンドラインは無理やり引いても意味がありません。
相場に急激な変動があった場合、ラインを引く判断が難しいことがあります。
判断が難しい時は、トレンドラインを引かずに様子を見る事も大切です。
トレンドラインは、相場予測はしやすくなりますが全ての時間軸で引いているわけではありません。
ライントレードでは、タイミングを見極めることが大切です。
ライントレードにおすすめのFX会社
ライントレードを行う際は、重要な節目を見逃さないためにもライン把握をしやすいツール選びが大切です。
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みんなのFX・FXTFの2社では、他社と比較すると取引ツールのラインが見やすい特徴があります。
ライントレードで選ぶなら以下の証券会社がおすすめです。
みんなのFX
みんなのFXは主にスマートフォンで取引している方におすすめです。
スマートフォンでFXを行っている方は、画面が小さい場合思うようにラインが引けずお悩みの方も多いのではないでしょうか？
みんなのFXのFXトレーダー(アプリ)は、ローソク足が拡大表示させて引くことができます。
スマートフォンの画面が小さくライン描写にお悩みの方はみんなのFXがおすすめでしょう。
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FXTF
ライン描写では、FXTFが提供しているMT4をおすすめします。
MT4とは、豊富なテクニカル分析が搭載されている優秀な自動売買システムです。
MT4では、トレンドライン・水平ライン・チャネルラインの全てのラインに対応しています。
また、線の太さや色など細かい部分まで設定できるのです。
オリジナルのテクニカル指標をプログラミングすることや、他のトレーダーが作成したロジックを購入することができます。
FXのプロトレーダーも愛用している高性能ツールが無料で利用できるのでおすすめです。
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ライントレードを取り入れて利益を狙おう
ライントレードは、チャート上で高値・安値を結びラインを引くことで相場予測ができます。
数多くあるトレード手法の中でもライントレードは、シンプルで分かりやすく効果も絶大なので初心者の方にもおすすめです。
FXで他の投資手法で勝てなかった方は、シンプルにライントレードを試していてはいかがでしょうか？
ライン描写がしやすいおすすめのFX会社もあるので、ぜひ参考にしてください。
