株式投資をはじめようと考えると「S&P500が~」「NYダウが~」と聞き慣れない言葉を耳にしますよね。
NYダウはなんとなく知っている初心者も多いですが、S&P500を知っている人は少ないです。
S&P500はNYダウと同じく、米国企業の株価指数で1957年から指数が算出されています。
株価指数ですのでS&P500自体に投資することはできませんが、投資信託やETFで投資可能で、近年投資家達から高い人気を得ています。
今回はS&P500の買い方を紹介します。
おすすめの投資信託・ETFも詳しく解説するので、これからS&P500に投資を考えている人は必見です。
また、取扱い証券会社も紹介するので「口座開設をまだしていない!」という人も参考にしてください。
【2021年】S&P500の今後の推移予想と長期の見通し・おすすめの投資方法を解説
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このページのもくじ
S&P500とは
S&P500は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが公表している米国の株価指数です。
NYダウと同じく米国を代表する株価指数で、ニューヨーク証券取引所・NASDAQ等に上場している企業から代表的な500銘柄を時価総額で加重平均して指数化しています。
S&P500の組入上位銘柄には、世界的に有名なアップルやマイクロソフトなどが入っているので、米国企業全体の株価状況をS&P500で把握することができます。
米国企業を代表する500企業が採用されている株価指数
S&P500は米国企業を代表する500企業が採用されています。
S&P500のセクター構成比率は情報技術が全体の28.7%と高く、次にヘルスケア・通信サービスが高い比率になっています。
情報技術セクターは業績によって株価の乱高下が激しいものの、現代はテクノロジーが発展している時代でもあり、米国市場の状況が良い時にS&P500の株価指数を支えています。
S&P500の買い方
S&P500は米国を代表する株価指数の1つですが「S&P500ってどうやって買うの?」と投資初心者は疑問に思いますよね。
これからS&P500の買い方を紹介します。
S&P500自体は買えない
S&P500は株価指数なので、S&P500を個別銘柄のように購入することはできません。
例えば好きなアニメのキャラクターAが居るとして、Aを購入しようと考えた時、A本物を購入することは不可能ですよね?
A本物の購入は無理ですが、Aが好きな人はAのグッズやAが出てくるゲームなどを購入しています。
S&P500も同じように、S&P500自体購入することはできませんが、S&P500に連動をめざす投資信託やETFなどに投資することができます。
投資信託やETFの選択によって取引手数料をコントロールしたり、レバレッジを効かせたりできるので、資産運用計画に基づいて商品を選択しましょう。
S&P500に連動をめざす投資信託・ETFで投資できる
S&P500に連動をめざす投資信託やETFは1つではなく、様々なインデックスファンドが金融商品を提供しています。
ちなみにETFは投資信託と違い、上場銘柄なので個別銘柄のように購入することが可能です。
つみたてNISAで運用できるものもあるので、投資する資金の大きさによって投資媒体を選ぶことをおすすめします。
S&P500の基本情報
S&P500の基本情報を紹介します。
S&P500に連動を目指す投資信託やETFで投資すると言っても、S&P500がどのような動きをしているか理解出来ていなければ、万が一のリスクに備えることはできません。
過去のチャート推移や構成銘柄をみて、S&P500がどのような商品なのか理解しておきましょう。
構成銘柄
S&P500の時価総額上位10銘柄は下記の通りです。
S&P500時価総額上位10銘柄 | |
---|---|
1位 | アップル |
2位 | マイクロソフト |
3位 | アマゾン・ドットコム |
4位 | アルファベット |
5位 | フェイスブック |
6位 | テスラ |
7位 | バークシャー・ハサウェイ |
8位 | ビザ |
9位 | JPモルガン |
10位 | ジョンソン・エンド・ジョンソン |
S&P500は情報技術が多いこともあり、時価総額上位10銘柄にはアマゾンやアップル・マイクロソフトが入っています
チャート推移
S&P500のチャート推移は上位の通りです。
2008年のリーマンショック以降S&P500は右肩上がりを続けています。
これは米国の情報技術セクターの市場が好調で、世界的に見ても需要が高まってきた証拠でもあります。
コロナショックで一時暴落しましたが、コロナショックは順調に回復しS&P500は最高値を更新し続けています。
S&P500に連動目指すおすすめの投資信託・ETFを紹介
S&P500自体の投資は出来ませんが、連動を目指す投資信託・ETFで投資することは可能です。
これからおすすめの投資信託やETFを紹介するので、投資しようと考えている人は参考にしてください。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はS&P500に連動する投資成果を目指しているファンドでNISAやつみたてNISAにも対応しています。
S&P500に採用されている銘柄をメインに投資しているファンドで原則為替ヘッジは行いません。
運用会社は三菱UFJ国際投信で2018年7月から設定されています。
トータルリターンは1年間でプラス46.14%と好調で、2018年以降のリターンを見てもプラス収支になっています。
マネックス証券での週間売れ筋ランキング2位と高い人気のある投資信託です。
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドはS&P500に連動を目指すファンドで、為替ヘッジは行っていません。
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドのファンドはSBIアセットマネジメントで設定日が2019年の9月26日と比較的新しい投資信託です。
1年でのトータルリターンがプラス23.58%になっており、これから大きく期待できます。
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは販売手数料がかからないノーロード投資信託なので、初心者でもリスクを抑えて運用できるのでおすすめです。
iFreeレバレッジS&P500
iFreeレバレッジS&P500はレバレッジ型の投資信託でS&P500の日々の基準価格の値動きを2倍になることを目指しています。
レバレッジ型は、S&P500の2倍の値動きを目指している為、通常の投資信託やETFより変動が激しくなります。
株式の組入り総額と株価指数先物取引の買建玉の時価総合の合計額が原則として信託財産の純資産総額の2倍になるように調整されています。
iFreeレバレッジS&P500は為替変動リスクを低減する為に為替ヘッジをおこなっています。
運営しているファンドは大和アセットマネジメントで1年のトータルリターンがプラス93.63%と非常に高い収益を得られている結果になっています。
バンガードS&P500ETF
バンガードS&P500ETFは通称VOOと呼ばれている米国ETFです。
近年多くの投資家が注目しており、国内投資家でも購入している人が多いです。
VOOはETF商品なので、通常の投資信託と異なり株式市場に上場している為、投資方法は株式投資と同じになります。
株式投資している人も手軽に運用できる商品なのでおすすめです。
S&P500に連動をめざす投資信託・ETF対応のおすすめ証券会社
S&P500に連動を目指す投資信託やETFを対応しているおすすめ証券会社を紹介します。
また口座開設していないという人は紹介する証券会社を参考にして口座開設を検討してみてください。
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SBI証券
SBI証券は口座開設数を約600万件突破している人気の高い証券会社です。
SBI証券は取引手数料が安く、1日定額制になっており、約定金合計100万円以下の場合手数料が無料になります。
Tポイントと連携すると取引高によってTポイントを獲得することが可能で、Tポイントで投資もできます。
初心者から上級者まで充実した運用環境で資産形成できるのでおすすめです。
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マネックス証券
マネックス証券は米国株や中国株の種類が豊富な証券会社で、20年以上の歴史を持っています。
マネックス証券は投資信託やETF以外の米国個別銘柄種類も多く、色々な銘柄を併用して投資することができます。
取引ツールなども充実しているので、チャート分析をしながら運用していきたい人におすすめです。
auカブコム証券
auカブコム証券は独自サービスが盛んな証券会社で、割引サービスがあるので取引手数料を抑えて取引できます。
サービス内容も初心者でも理解できる内容になっており、初心者サポートも充実しています。
若者の投資を支援しているauカブコム証券は、25歳以下の現物株式手数料実質無料プログラムを実施しています。
若い人でも口座開設できる証券会社なので、学生におすすめです。
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S&P500は連動をめざす投資信託やETFで投資可能
S&P500か米国を代表する株価指数の1つで、S&P500に連動を目指している投資信託やETFで投資することが可能です。
S&Pは米国市場を牽引している情報技術セクターの企業がメインで、今後も大きな期待が持てる株価指数なので、リスクを抑えて運用したい人にもおすすめです。