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太陽光発電投資は稼ぎやすい?基本的な仕組みからメリットまで紹介!

「太陽光発電投資って稼ぎやすいってほんと?」

「太陽光発電投資とはいったい何?」

太陽光発電投資という言葉を聞いたことがある人は、上記のような疑問を抱えているのではないでしょうか?

現在再生可能エネルギーの注目が集まっているので、かなり有名になってきました。

実際に太陽光発電を取り入れて、活用している人もいると思います。

この記事では太陽光発電の仕組みについて解説しながら、メリットとデメリットについて紹介していきます。

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太陽光発電投資とは?

そもそも「太陽光発電投資って何?」という人も多いのではないでしょうか?

「太陽光発電投資」とは、太陽光発電所を設置し、発電所が生み出した電気を電力会社に売却して利益を得る投資の方法です。

個人で利用する人もいれば、自治体単位で活用しているところもあります。

太陽光発電で生み出された電気は、「固定価格買取制度(FIT)」と呼ばれる国に定められた一定の金額で売却ができるので、相場を気にすることなく利益を生み出すことができます。

産業用の電気であれば20年の間買い取ってもらうことができるので、将来的にはほぼ確実に収益を出すことができます。

株などの投資は将来的に損をするかもしれないのに対して、安心して取り組むことができる点が魅力です。

固定価格買取制度(FIT)

「再生可能エネルギー固定価格買取制度」とは、再生可能エネルギーで発電した電気を国の定めた価格で電力会社が一定期間買い取ることを国が保証する制度です。

電力会社が買い取る費用の一部を、電気を利用している人たちから賦課金という形で集め、コストの高い再生可能エネルギーの導入を支えています。

再生可能エネルギーはまだ導入コストが高く利用できていない現状ですが、将来的に利用できるようにするための方法です。

利用できるのは「太陽光」「風力」「水力」「地熱」「バイオマス」の5つのいずれかを使っている人が対象です。

特に日本では太陽光発電投資の人気があり、徐々に利用している人が増えている現状です。

太陽光発電の種類

太陽光発電には、以下の二つの種類があります。

  • 住宅用太陽光発電・・・10kW未満
  • 事業用太陽光発電・・・10kW以上

基本的に発電のシステムは同じですが、電力会社に買い取ってもらうときの買い取り方が変わってきます。

住宅用では個人で利用して余った分を売る余剰買取制度が取られていて、事業用よりも高値で売ることができます。

住宅用に対し事業用は余剰買取制度のほかに、発電した電気をすべて売却する全量買取制度があります。

事業用であれば、完全に売却するためだけに太陽光発電を行うことができるということになります。

また住宅用太陽光発電は10年以内に生産した電気を売ることができますが、事業用太陽光発電では20年以内の電気になり、少し期間が延びます。

事業用は税制面でも優遇を受けることができるので、かなりお得になります。

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太陽光発電投資のメリット

続いて太陽光発電投資のメリットについて解説していきます。

太陽光発電投資には、次の3つのメリットが見込まれています。

  • 利回りが高い
  • FITがあるためリスクが低い
  • 節税効果が得られる

以下にそれぞれ解説していきます。

メリット① 利回りが高い

太陽光発電投資は平均利回り10%前後と、高い利回りが特徴です。

利回りとは投資金額に対する利子も含めた年単位の収益の割合のことです。

例えば投資額が1000万円の物件を購入したときに、利回り10%だと毎年の回収金額は100万円になります。

100万円ずつ戻ってくると計算すれば、約10年間かけると元が取れる計算になります。

実際には減価償却が行われて物件の価値が下がってしまうので少し回収速度が落ちてしまいますが、それでも20年で1700万円以上の収入です。

この計算方法は机上の空論ではなく、太陽光発電投資にあるFITが関係しています。

国が決めた金額を固定で買い取ってもらえるので、ほぼ確実に上記の計算通りの結果になります。

現在の売電価格

2021年度の売電価格は、低圧(10kW以上50kW未満)の場合が12円/kWh(全量売電はソーラーシェアリングのみ、その他はFIT対象外)、高圧(50kW以上250kW未満)の場合が11円/kWhとなっています。

2020年度に比べて下がっていますが、システム費用も同様に下がっているので初期投資が安くなる傾向がみられます。

ただ、2021年の夏ごろより中国の電力不足の影響で生産が減少していることから太陽光パネル等の単価は一時的に値上がりしているので注意が必要です。

現在日本は再生可能エネルギーを利用することを表明しているので太陽光発電が売電できなくなるとは考えられません。

太陽光発電投資に注目が集まっているので、早めに購入して中古品を売ろうとしている人も多いです。

メリット② FITがあるためリスクが低い

太陽光発電投資は国が定める「再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)」によって売電価格が一定になっているので、ほぼ確実に利潤を生みだすことができます。

FITは例えば2022年に12円+税/kwhの太陽光発電所を購入したとすれば、2042年まで売電価格は12円+税/kwhのままということです。

売電価格が変わらないので利回りを正確に計算することができる上に、リスクが低い投資をすることが可能になります。

ちなみに売電単価は一番安いもので12円+税/kwhから高いもので40円+税/kwhまであり、売電単価が高いものほど購入する金額が高くなります。

ただし、買取価格が定められているということは、期待より多い収入を得ることができないということになります。

株取引等であれば当たればかなり大きな収入を得ることができるので、大きく稼ぎたい人には向いてないかもしれません。

堅実に利潤を生みだすことを目的としている場合は最適の投資先でしょう。

メリット③ 節税効果が得られる

太陽光発電投資は節税効果が得られることも大きな特徴の一つです。

太陽光発電を行う設備は経費計上することができるので、節税の対象になります。

一定の利益が見込まれるときに太陽光発電に設備投資すると税制優遇や税額控除を受けることができ、投資した設備は減価償却費として計上できるので節税できるのです。

実際に太陽光発電は長期間にわたって利益を得ることを目的にしているので、投資に最適な設備です。

投資した設備は法定耐用年数である17年間、減価償却費として配分されるので、利用するほとんどの期間で経費計算して節税することができます。

耐用年数を超えた後は利用時に経費計算することはできませんが、FITで売電価格は一定に定められているので特に損をすることもありません。

個人事業主でも節税ができるということもあり、かなり投資先として注目を集めています。

太陽光発電投資のデメリット

次に太陽光発電投資のデメリットについて解説します。

考えられるデメリットは次の3つです。

  • 天候に大きく左右される
  • FIT適用期間が終わる20年後の見通しが立たない
  • 修繕費用が高い

先ほど紹介したメリットとデメリットを比べて、恩恵が大きいかリスクが大きいかを判断する必要があります。

次にデメリットの詳細を解説するので、それぞれ確認してみてください。

デメリット① 天候に大きく左右される

太陽光発電で最も大きなデメリットが、天候によって収益が左右されてしまうことにあります。

太陽光発電は言わずもがな、太陽光を吸収して発電する方法です。

雨が降ったり曇り空が続くと、発電量はかなり落ちてしまいます。

ただし、月ごとの発電量は季節によって大きく左右されますが、年間で見るとあまり変わらないという結果も出ているので、それほど気にする必要はないかもしれません。

とはいえ年間を通じても発電量の上下幅はあるので、天候が悪い日が多ければ少し収益が減ってしまうことは避けられないでしょう。

デメリット② FIT適用期間が終わる20年後の見通しが立たない

メリットの部分でFITがあるから安定して収入を見込めると解説しましたが、20年たつとFITの適用期間が終了します。

FITが終了すると普通に売電価格は下がるので、その際に見通しが立たない点も大きな問題になっています。

ちなみに住宅用の太陽光発電はFIT期間が10年ですが、2019年に約55万世帯がFIT終了後に売電が継続されるのかがすでに問題になりました。

結果としては約30社以上の電力会社が買取単価を出す事で、多くの人が違う電力会社は売電を継続する事ができております。

産業用太陽光発電は20年間となるので、まだ先の話ですが買い取ってくれる電力会社は多くなるでしょう。

ただし電力会社がいつまで買取を行ってくれるかも定かではないので、今から太陽光発電投資を始めたとして、20年後に利益が出せるかはわかりません。

長期的な投資をするうえで、先の見通しが立たない点は大きなデメリットです。

デメリット③ 修繕費用が高い

太陽光発電投資は、個人や事業ごとに設備を屋外に準備する必要があります。

天候によって発電量が左右されるとは先に解説しましたが、大雨や台風による浸水などで設備が壊れる可能性があります。

太陽光発電投資は典型的に初期投資が大きく、利回りが高い投資方法です。

設備が壊れてしまうと修繕費用も相当高くなってしまうので、かなり大きな損失になってしまいます。

太陽光発電投資は株取引に比べるとリスクが少ないのは間違いありませんが、確実に20年間稼働し続けてくれるという保証はありません。

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太陽光発電投資は他の投資に比べておすすめ!

ここまで太陽光発電投資のメリットとデメリットについて解説してきましたが、結論から言うと太陽光発電投資は他の投資に比べておすすめです。

1人で2基も3基も所有する投資家も居るほどで、実際に他の投資より優れている点が多いです。

以下に他の投資に比べておすすめポイントをそれぞれ解説していきます。

太陽光発電投資は市場の影響を受けづらい

銘柄によっては少額からでも投資できる点が株式投資の魅力です。

また、株価が値上がりすれば大きな収益が期待できるので、「1発当てたい」という人は株取引の方が向いているかもしれません。

ただし株価は市場の影響を受けやすいため、なかなか安定した収益を得られないというのが実情です。

それに対し、太陽光発電投資は固定価格買取制度があるため安定した収益を得ることができます。

株取引のように大きく当てることはできない上に、初期投資も大きいので始めれる人は限られますが、株よりもかなり安定して収益を生み出すことができる点はかなり大きなメリットです。

安定して収益を増やしたい人には、かなりおすすめの投資方法です。

不動産投資に比べて人口減少のリスクがない

太陽光発電投資と並んで人気があるのは、不動産投資です。

不動産投資とは、アパートやマンション、戸建てなどの不動産を購入して、家賃収入や売却益を得る投資方法です。

近年、サラリーマンなどの間では家賃収入を得るために不動産投資をする人が増えています。

一度不動産を持ってしまえばその後ずっと収益が得られるので、安定して収益を得る方法として人気があります。

ただし、近年の人口減少によって空室率が上がっているので、不動産投資も危ういとされています。

不動産に入居者がいないと家賃を取れないので、ただ維持費がかかるだけの損失になってしまいます。

人口減少はこの先長く続いていくので、不動産に人が入らない状況は加速していくでしょう。

人口に左右される不動産投資に比べて、太陽光発電投資は天候以外の影響をほとんど受けないので、かなり安定収入が見込めます。

実際に不動産投資から太陽光発電投資に切り替えたという人も多く、将来的に発展が見込まれるのは太陽光発電投資と言えるでしょう。

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太陽光発電投資は長期的に安定して収益を上げることができる

太陽光発電投資は設備をそろえて発電した電気を一定価格で売ることで、長期的に収益を出す投資方法です。

株取引や不動産投資に比べて安定した収益を見込めるので、かなりおすすめの投資方法になります。

現在日本でも再生可能エネルギーの発展を国家目標として取り組んでいるので、太陽光発電が中断される可能性は少なく、20年間安定収入を得ることができるでしょう。

少しでも興味が湧いた人は、ぜひ太陽光発電投資を検討してみてはいかがでしょうか?

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