ブログのような日常を、動画(video)で配信するVlog。
日本でも徐々にVloggerが出現しているので、気になっている人も多いでしょう。
ですがVlogを始めようと思っても、どのように収入を得ているのかわからない人も多いと思います。
この記事ではVlogの収入モデルについて詳しく解説していきます。
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このページのもくじ
Vlogで収入を得る方法
「Vlogは動画版ブログなら稼げないのではないか」と考えている人もいるかもしれませんが、実はVlogで収入を上げる方法は非常に多いです。
現在Vlogをしているが全く収入になっていないといった人も収入モデルをきちんと理解して活動していれば、きっと将来収益化できるでしょう。
実際にVlogで収入を得る方法は次の流れになります。
- アテンションエコノミーで周知度を上げる
- クリエイターエコノミーでコアなファンを拾う
言葉の説明は後でしますが、まずは周知度を上げながら基本的な収入を増やし、ファンが増えてきたら別のアプローチを加える、と考えてもらえば大丈夫です。
以下にそれぞれの言葉の意味から具体的に解説します。
アテンションエコノミーで周知度を上げる
アテンションエコノミーとは、「人々の関心や注目の度合いが経済的価値を持つという概念」のことを指します。
例えばユーチューブなどの動画サイトで多くの人に見てもらったら広告収入が増える、などの事象が挙げられます。
アテンションエコノミーの言葉には、現在は質のいい情報を与えるよりも、注目を集めることが先だという意味合いも込められています。
実際にVlogを進めていく上で収入を得るためにはまずは注目を集めて、自分の存在をより多くの人に知ってもらう必要があります。
Vlogで収入を得るためには、まず「注目を集めること自体が収入につながる」ことから始めていくと良いでしょう。
クリエイターエコノミーでコアなファンを拾う
クリエイターエコノミーとは、「ユーチューバーや歌手などの創作者が自ら作り出した商品やサービスで収入を得ること」を指します。
例えばユーチューバーを例に挙げると、ユーチューバーが動画を上げて広告収入を得るのがアテンションエコノミー、特製のグッズを作って収入を得るのがクリエイターエコノミーです。
そもそもある程度の人気が出ないと商品を作ったところで売れるはずはないので、アテンションエコノミーの活動が必須です。
クリエイターエコノミーは特定のファンに向けたもので、数は少なく単価が高いものが多いです。
反対にアテンションエコノミーの活動は数が多く単価が安いものが多くなります。
Vlogで数万円程度の副業収入を得たい場合はアテンションエコノミー、Vlogを本職として生活していきたいならクリエイターエコノミーまで取り組む必要があります。
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アテンションエコノミーで期待できる収入
では実際に、アテンションエコノミーで収入を得る方法としてはなにがあるのでしょうか?
認知度を高めながら収入を上げる方法として、次の4つが挙げられます。
- YouTube広告収入
- Amazonアソシエイト
- 企業案件
- スポンサード
どれでも最初から取り組めるわけではありませんが、認知度を上げながら収入を得る方法です。
これからVlogを始めようと思っている人は自分にできそうなものから始めてみてください。
以下にそれぞれ具体的に解説します。
YouTube広告収入
難易度 | 普通 |
---|---|
収益 | 少ない |
収益化条件 |
|
YouTubeの広告収入は、Vlogの収入源として最も有名な方法です。
Vlogを始めた人はユーチューブでの収益化を目指して活動している人も多いでしょう。
YouTubeの広告収入は1広告あたり0.1円といわれているので、「1単価は安く数が多い」のが最も顕著に表れている収益モデルになります。
収益化条件は中々達成するのは難しいですが、達成しないとVlogで収入を増やしていくのは難しいので気長に取り組みましょう。
Amazonアソシエイト
難易度 | 簡単 |
---|---|
収益 | 少ない |
収益化条件 |
|
Amazonアソシエイトは、物販アフィリエイトの一つで、商品を売っている企業の代わりにおすすめの商品を紹介して売る手法です。
動画で紹介した商品を概要欄等わかりやすいところに置いて、そのリンクをクリックして商品が購入されればチャンネル運営者に数%の報酬が入る仕組みです。
紹介する商品によって紹介料が2%~10%で変化します。
収益自体は少ないですが、チャンネル登録者数が必要ないので収益化できる可能性が高いです。
また商品を紹介することによって似た商品を探している新たなユーザーを獲得できるので、Vlogを始める人にとっては始めやすいでしょう。
企業案件
難易度 | 普通 |
---|---|
収益 | 高い |
収益化条件 | 企業からPR依頼 or 営業で案件獲得 |
企業案件とは、企業が売り出している商品を紹介する動画を作成することです。
Vlogをしている人にとって、企業案件は非常に大きな収入源になっています。
有名なVloggerには企業側から依頼が来ることもありますが、まだ人気薄の場合は自分から紹介したい商品を紹介してもいいか営業をかけることが多いです。
企業からしたら商品紹介の動画を編集から発信まですべて請け負ってくれるVloggerは非常にありがたい存在なので、ウィンウィンの関係といえるでしょう。
気になる収入は、登録者数×1.5円~3円と言われているので、かなり大きな収入源だとわかりますね。
ただし、企業案件で作った広告を嫌う視聴者もいるので、企業案件を行う場合は内容を選んで行うようにしましょう。
スポンサード
難易度 | 高い |
---|---|
収益 | 高い |
収益化条件 | 企業または個人とスポンサー契約を結ぶ |
スポンサードとは、企業にスポンサーになってもらって収入を得る方法です。
例えばオリンピック選手がユニフォームに企業名を挙げているようなもので、Vlogで言えば動画内にロゴを表示させることです。
スポンサードは単に収入が増えるより、ブランド力をつけることが目的に行われることが多いです。
相性のいい企業と年間契約を結ぶことができればチャンネル登録者数も増えますし、かなり安定した収入が望めるようになるでしょう。
クリエイターエコノミーで期待できる収入
続いてクリエイターエコノミーの段階で期待できる収入について紹介します。
アテンションエコノミーの方法である程度人気が出てきたら、次の3つの方法を取ることでさらに大きな収入を得ることができます。
- 優良情報商材の販売
- オリジナルブランド・グッズの販売
- メンバーシップ制度
クリエイターエコノミーの収入を上手く活用できれば、Vlogを本職とできるくらいの稼ぎになるでしょう。
以下にそれぞれ具体的に解説します。
有料情報商材の販売
難易度 | 高い |
---|---|
収益 | 普通 |
収益化条件 | 情報商材を制作し販売 |
有料情報商材の販売とは、自分の知識や経験を有料のコンテンツにして販売することです。
「現在はネットで調べればわかることが増えて本を読む人が減った」と言われますが、それでも本が売られているのはお金を出してでも得たい情報が書かれているからです。
自分の経験や知識を普通に動画で紹介するのも集客数を増やす方法ではありますが、noteなど課金しないと見れない状態にすることで収益が望めます。
ただし、有料にした情報を買ってくれるのはその情報が欲しいと思っている中でもかなり限られた層です。
そもそもの人気がないと大きな収入にはならないので注意してください。
オリジナルブランドやグッズの販売
難易度 | 普通 |
---|---|
収益 | 高い |
収益化条件 | オリジナルブランド・グッズを作成して販売する |
自分のファンとより結束を強くしながら収益を上げる方法として、オリジナルブランドやグッズの販売があります。
例えば白石麻衣がカラコンやコスメのブランドを作成したように、オリジナルブランドやグッズを作成すると元々のファンに買ってもらいやすいです。
「有名人だけしかそんなことできない」と思うかもしれませんが、「SUZURI」などのブランド作成サービスを使えば誰でも自分のブランドを作れます。
かなりコアなファンに向けたものになるので難易度は高いですが、うまくいけばさらに活動の幅が広がるでしょう。
メンバーシップ制度
難易度 | 普通 |
---|---|
収益 | 少ない |
収益化条件 |
|
YouTubeのメンバーシップ制度も、コアなファンに向けたクリエイターエコノミーになります。
メンバーシップとは月額500円程度を出すことによって、ユーチューバーの限定公開配信に参加できるといった手厚い特典になります。
特にそのチャンネルを押しているコアなファンとの結束を強めることができます。
Vloggerの中には実際にメンバーシップに入ってくれた人と相談してどんな動画にするか決めている人もいるようです。
YouTubeで収益化の条件を達成すれば始めることができます。
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Vlogはユーチューバーより始めやすい
Vlogをこれから始めようか悩んでいる人もいるでしょうが、似たような職業のユーチューバーよりも始めやすいと言えます。
Vlogを始めやすい理由として、次の2つがあります。
- ありのままの日常を撮影すればいいだけ
- 競合が少ない
以下にそれぞれの理由を解説します。
ありのままの日常を撮影すればいいだけ
Vloggerとユーチューバーには次の大きな違いがあります。
Vlogger | 日常を撮影して発信する |
---|---|
ユーチューバー | 企画を考えて発信する |
ユーチューバーは「いかに面白い企画を作るか」を考えて動画を発信する必要がありますが、Vloggerは自分の日常を撮影して発信するだけでいいので負担が軽いです。
もちろんVlogでも動画の編集技術は必要ですが、どちらかと言えばユーチューバーとして活動する方が加工や編集は必要になります。
Vlogは自分の考えや価値観を知ってもらうためのツールなので、日常生活をそのまま撮影すればよいのでいらない気苦労がかからず、始めやすいです。
競合が少ない
Vlogは最近話題になっていますが、まだやっている人は少なく競合が少ないです。
ユーチューブは現在ゲームから面白系まで多岐にわたる動画が出ているので人気を出すまでに時間がかかります。
それに対しVlogなら競合相手が少ない上に、自分の価値観や生活をアピールするので他人と内容が被ることもほぼないので、固定のファンを獲得しやすいです。
Vlogは非常に参入しどくなマーケットと言えるでしょう。
Vlogは様々な収益が期待できる!
Vlogでお金を稼ぐ方法としては大きく分けて2種類あり、認知度を上げながら収益にしていく方法とコアな層にアプローチする方法です。
収入は活動度合いによりますが、これから始める人は認知度を上げながら収益にしていく方法(アテンションエコノミー)から自分に合うものを選んでやると良いでしょう。
ぜひVlogで稼ぎ始めてはいかがでしょうか?