世界的にも人気のあるユーロドルですが、新型コロナウイルスの影響により、大きな下落が見られました。
大打撃があった2020年から着々と回復しており、上昇トレンドは続いています。
ECB金融緩和が長期化するという見込みが強いため、資産運用をしている人なら、なおさら今後のユーロドルの動向が気になりますよね。
今回は金融緩和政策が拮抗している中で、ユーロドルは今後どのように変動していくのか、見通しを解説します。
FXとは何?知っておきたいFXの基礎を初めての人にもわかりやすく解説
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ユーロドルのリアルタイムチャート
ユーロドルのリアルタイムチャートは下記の通りです。
ユーロドルの基本情報
ユーロは11カ国かの共通通貨として発足しており、IMFによると人口で換算した場合、米ドルよりも多いと言われています。
外貨準備高の通貨構成割合では、米ドルが62%に対してユーロが20%ではありますが、2位を占めるほど世界経済への影響は大きくなっています。
ユーロドルは世界1位と2位を占める通貨ペアのため、世界中の投資家が注目しています。
当然ユーロドルも政治経済の情勢や金融政策によって影響されるため、新型コロナウイルスの影響が懸念されています。
先進国同士の通貨ペア
先進国同士の通貨ペアは大きな価値を持っています。
先進国の通貨は経済が大きく成長しており、世界規模で影響を与えるような企業や強力な軍隊組織、都市が栄えている点などから多大な信頼がされています。
またほかの国に対して、資金を貸していたり他国の会社株を持っていることで通貨価値が高くなります。
もしも経済破綻が起きた場合でも、これまでのバックグラウンドから得た資金力があるので立て直すことは十分に可能です。
先進国同士が同盟関係にあることで他国の援助もおこなえるため、通貨価値は下がりにくいのです。
ユーロドルの過去のチャート推移
2009年から2014年まではユーロドルはアメリカやヨーロッパの金利調整、ギリシャ危機、ウクライナに広がる懸念から経済に影響を与え、大きな価格変動がありました。
特にアメリカのサブプライム住宅ローンの破綻により、世界中の通貨に影響を与え、ユーロドルは1.26まで下落しました。
2015年以降アメリカの経済が成長したことにつれて、通貨に対する政策も多様化されました。
一方のユーロは2016年にイギリスがEU離脱の投票をおこなったことをきっかけにユーロドル大きく下落しました。
結果イギリスのEU問題が尾を引きユーロは上下することが続きました。
2020年のコロナショックで急上昇から急降下
2020年に起きたコロナショックの影響で、ユーロドルはさらに降下することになります。
アメリカだけでなく、世界中の経済が大きな打撃を受けたことにより、大きく降下しました。
国債に対す社債の上乗せ金利の拡大や原油などの資源価格も高騰したことで需要と供給の関係が崩れたことが背景です。
ユーロドルだけでなく、世界中の為替相場が下落するほどの打撃でした。
2021年は快調に右肩上がり
2021年はゆるやかに上昇しており、今後もこの状態が続くと予想されます。
アメリカは世界でも急速な経済回復につとめており、さらに上昇する見込みはあります。
2020年の急降下から悪くなることはまずなく、少しずつ経済も安定しつつあることが上昇の背景です。
ユーロドルの今後の見通し
ユーロドルに関しては景気回復の期待から今後もゆるやかに上昇していくことが想定されます。
注目すべきは今後の金利の動向次第で、ユーロ圏内は経済回復が不十分されており金融緩和は続く見込みです。
ワクチン接種の普及が今後に大きく影響しており、アメリカは急速に回復傾向です。
金利上昇期待が高まりますが、2023年まで低金利政策は維持されるため、現状のままゆるやか上昇していくでしょう。
アメリカの金融緩和縮小で上昇する可能性
アメリカは急速に回復を遂げているため、今後金融緩和されると上昇する可能性が高いです。
アメリカはワクチン接種も進んでいるため、低金利政策が解除されることも考えられます。
実際のところFRBのパウエル氏も解除の動向を示唆しており物議がされている状況です。
今後も顕著な経済回復を示せばさらに上昇することは間違いありません。
ユーロドルにおすすめのFX会社
ユーロドルは流通量が多く、初心者のFXトレーダーに向いています。
ユーロドルは世界1位の通貨ペアということもあり、値動きは他と比べても安定しています。
コロナの影響で変動はしていますが値動き幅は限定的なため、大きなリスクにつながりにくいことがあげられます。
値動きがゆるやかなので長期投資をしたい人におすすめであり、この点からも初心者にとって向いている通貨です。
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ユーロドルは各国の金融緩和政策の動向によって変動する
ユーロドルは今後の金融緩和政策の動向次第で大きく増減するでしょう。
低金利政策を2023年まで維持するとしていますが、これからの経済状況で変わる可能性も十分にあります。
すでにテーパリング議論が浮上しており、FRBとECBの金利政策によってくずれるかもしれません。
いずれにせよ、アメリカもヨーロッパもコロナワクチンの普及が鍵となることは間違いないため、今後の動向に期待しましょう。