エントリーすると逆に動く場合、まるで誰かが相場を操作しているかのごとく感じてしまうかもしれません。
もちろん誰も操作をしていませんが、じつは3つの理由が原因で相場と反対方向に進んでしまうのです。
FXは相場の動きだけでなく、様々な要素により価格が決まことを念頭に置いて取り組まなければなりません。
この記事では、エントリーした途端に逆方向に動いてしまう理由を解説し、さらに具体的な5つの対策方法を紹介します。
FXとは何?知っておきたいFXの基礎を初めての人にもわかりやすく解説
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このページのもくじ
FXでエントリーすると相場が反対方向にいってしまう3つの理由
FXのエントリー時に、相場と逆方向になる理由は以下の3つです。
- レートの全体像を把握していない
- エントリーのタイミングが悪い
- 逆張りトレードによる失敗
そもそもレート全体を把握せずに、エントリーをしてはいけません。レートの一部のみに着目したところで、レートの変動は全体に影響します。
さらにエントリーのタイミングが悪いと価格の下落などで、想定以上の損を出すことになるでしょう。
また逆張りトレードを行うことで、レートが期待と逆方向の動いてしまう場合があります。その結果、利益を得るチャンスを失う人が多くなるわけです。
結論として、相場と反対方向にいく理由はレートの調査不足と自身の思い込みによる部分が原因といえます。
上記3つの理由を見直さないと利益を出し続けることは困難になり、かつFXのエントリーが相場と逆方向にいくと感じてしまうはずです。
レート変動の全体像を把握できていない
レート変動の全体像を把握せずにエントリーすると、相場の動きの予想が大きく外れて損を出しやすくなります。
なぜならFXは主観や願望を除きながら、過去の値動きや現在の環境を把握し、客観的な判断から相場全体の動きを予測することが重要だからです。
もしも相場環境の認識ができていないと、エントリーすると「いつも反対方向にいく」と錯覚しやすくなります。
さらに個人の主観や願望を基準に判断し続けると、ますますレート変動の全体が把握しにくくなります。
ちなみに誰かが裏で相場を操っているわけではありません。あくまで市場の動向は、公正公平な市場で取引が行われています。
そのため相場を分析する時は、「個人の思い込み」や「なんとなくの判断」からのエントリーを避けなければなりません。
勝率の薄いタイミングでエントリーしている
エントリーした途端に逆方向に動く場合は、タイミングが悪いことが大きな原因の一つです。
なぜなら相場の方向がわからないままだと、勘や希望観測のみでFXに取り組まざるを得ません。
例えば、チャートから分析をしない人や、自分の判断基準がないままエントリーする人が失敗しやすくなります。
まずは動きの激しいレンジ相場と、ある程度動きの読みやすいトレンド相場の違いから判断することをおすすめします。
またFXはエントリーする時だけでなく、「待つタイミング」を把握することが重要です。投資で結果を出すには、未然に損失を防がなければなりません。
逆張りトレードで失敗している
逆張りトレードは個人の希望や思い込みが入りやすいため、失敗しやすい特徴があります。
とくに日本人の傾向として、動きすぎたチャートは元に戻ると考える人が多く、日本人のトレーダーはレンジ相場を好む割合が高いです。
しかし、レンジ相場の逆張りは難しいので避けた方がよいです。なるべく、早めに切り上がるほうが損失が少なくなるでしょう。
逆張りで失敗する場合は一度辞めてみて、順張りのトレードに取り組むことをおすすめします。
FXでレート方向と逆にエントリーしない為の3つの対策方法
FXで逆張りで失敗しないための対策方法は以下の3つです。
- 日足・週足からチャートの全体像を把握する
- テクニカル指標を使って判断軸を明確にしてエントリーする
- 順張りトレードを行う
基本的にチャートを把握することは、投資を行う上で必要不可欠です。そもそも、値動きを知らなければ投資の判断すらできません。
そのため日足・週足を用いて、チャート全体を把握しなければなりません。
さらにテクニカル指標を作ることで、明確な判断軸をもって戦略的にエントリーができます。
また、順張りトレードを徹底することで損失が出にくい投資ができ、堅実な投資が可能になります。
日足・週足でチャートの全体像を把握する
日足・週足の動きからチャートの全体を把握すると、値動きからエントリーするタイミングの予測ができます。
短期間の投資の場合、日足や週足の動きで予測しましょう。しかし同時に、月足の動きを把握しなければ損失を生みやすくなります。
なぜなら一時的な値上がりの場合でも、月足から判断すると価格が下落している可能性があるからです。
そのため月足から全体を把握したうえで、日足や週足の一時的な値上がりに左右されないエントリーを意識しましょう。
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テクニカル指標を使って根拠のあるポイントでエントリーする
テクニカル指標とは、価格や出来高の推移を把握するために使われる指標のことです。
相場の流れや取引量の推移などを判断でき、エントリーする際の根拠として最適な判断材料になります。
他にも相場を視覚的に捉えやすくなることで、チャート分析の精度が上がり、投資のタイミングを間違えずにすむでしょう。
さらにテクニカル指標は組み合わせて使うことで、多角的な分析により投資の勝率を上げることができます。
しかし、戦略を頻繁に変えると損をする可能性が高まるので、テクニカル分析で決めた方針は変えないことが大切です。
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順張りトレードを徹底する
順張りトレードは値上がりしている時に売買を行うため、利益を出しやすい方法だといえます。
小さな値動きでも利益が発生するため、FX初心者でも安定した利益を上げることが可能です。
反対に逆張りは大きな利益を上げることがありますが、同時に損失額を増やす可能性も高めます。
また順張りする際に、「売り」と「買い」のどちらか一方にエントリーすることをおすすめします。
FXの経験するなかで相場の値動きが把握できるので、取引に慣れてから売買を始めると利益が上がりやすくなるでしょう。
FXでエントリーして相場が逆方向に行ってしまった時の対処法
相場が逆方向に行く場合は、以下3つの方法で対処できます。
- 損切りを設定する
- 取引を一時的に止める
- テクニカル指標の変更
あらかじめ損をしない分岐点を決めておくことで、大きな損失を避けることができます。
また値上がりを待ち続けて取引を続けることを避け、取引を止める勇気を持つことも大切です。
さらにテクニカル指標を変更により、相場の逆方向に行ったときでも戦略を見直すことができます。
FXは値上がりしている最中や、利益が出ているときほど油断しやすくなるため、対処法を知っておくことで損失の被害を少なくできるでしょう。
損切り設定しておく
損切りのルールを決めるて、徹底的に守るようにしましょう。そうすることで、損失を最小限に抑えることができます。
ポイントは決めたルールを忠実に守ることです。欲や希望的観測が入ると、判断軸がぶれて損失が大きくなります。
またFX初心者の方は損切りの基準を値幅で考えないようにしましょう。
なぜならレートは動きは一定ではないため、同時に損切りの幅が変わるためです。
事前に損失の金額を割り出し、トレンドの変化を注意深く観察する意識を持ちましょう。
一旦取引をストップする
相場が逆方向に行ってしまったまま値上がりを待つことは避けましょう。大きな損失を生む前に、取引自体を止めた方がよいです。
取引を止めた後は「逆行率」の確認を行いましょう。
逆光率の確認とは、損切りした後に相場が損切りした方向へ動いたかどうかを把握することです。
そして次の損切りするタイミングが適切になるように、エントリー時に行う戦略を立て直します。
FXの取引を行う際は「いかに損をしないか」を優先し、改善点を洗い出して次の投資に活かしましょう。
テクニカル指標を変えて見る
テクニカル指標は「株価の変動」を2つの軸で変えてみましょう。
株価の方向性を示す「トレンド系」と、価格変動に応じて相場の強弱を分析する「オシレーター系」から分析します。
- ローソク足チャート
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- RSI
- ストキャスティクス
- MACD
分析を行うときは2種類以上を組み合わせると、より制度の高い分析とリスク回避が可能になります。
また分析に慣れると、状況や相場によって使い分けることができるでしょう。
トレードテクニックを磨くと注文して相場が反対に動くことが無くなる
損切りのタイミングやテクニカル指標による市場分析など、トレードのテクニックを磨くことで相場と反対に動かなくなるでしょう。
たしかにFXを始めて間もない時は、思うとおりに動かずに戸惑うことが多くなりがちです。
しかし取引を行うにつれてトレードのテクニックがだんだんと磨かれていき、次第に市場のを予測する精度は高まります。
他にも損失を出しても焦らないメンタルを身につき、心理に対する勘が冴えるなどの成長が期待できるでしょう。
実戦経験を積もう
FXの取引は知識よりも「経験」が重視されます。実践でしかわからない、相場の感覚は情報だけでは身につきません。
なによりも大事なことは実践を積んで、値上がりと値下がりのタイミングをご自身で体感することです。
FXはすぐに成功することは難しいですが、地道に取り組むことで安定して利益を出し続けられるでしょう。