FXをはじめるとよく聞く言葉コツコツドカン。
コツコツドカンは初心者がよく陥りやすい状態で、困っている人も多くいます。
今回は「コツコツドカンを回避したい!」・「私ってコツコツドカンになっている?」と考えているトレーダーにコツコツドカンの発生原因と回避方法を解説します。
コツコツドカンを立て続けに発生させてしまうと最悪の場合自主退場してしまいます。
これからFXをはじめる初心者も知っておくべき内容なので参考にしてください。
FXとは何?知っておきたいFXの基礎を初めての人にもわかりやすく解説
このページのもくじ
コツコツドカンとは利益を積み重ねて大きく損失すること
コツコツドカンとは、トレーダーがコツコツと利益を積み重ねた後にドカンと大きな損失トレードをおこしてしまう状態です。
コツコツドカンはFX初心者が陥りやすい状態で、ドカンに悩まされている人も多いですよね。
勝率自体は悪くないのに利益がプラスにならないトレーダーのほとんどは、コツコツドカンに悩まされています。
FX初心者が陥りやすい
コツコツドカンはFX初心者が陥りやすく、利確する回数が増えても損益がマイナスになっています。
1回の大きな損失を防げれば収支をプラスにできるので、なぜドカンが発生してしまうのかわからず困っている人も多数います。
勝率が高くても収支がマイナスになってしまう
コツコツドカンは、発生しても勝率自体は高い場合があります。
利確する回数の方が多いので一見プラス収支になっているように見えても、一回の損失が利益を上回っているので収支をマイナスにしてしまいます。
FXでコツコツドカンが発生する原因
FXでコツコツドカンが発生してしまう原因は大きく分けて3つあります。
- 適当にポジションを保有してしまう
- 損切りルールを確立していない
- 利確幅が狭い
FXでコツコツドカンを連発している人は、取引ルールが曖昧の場合が殆どです。
取引ルールを細かく設定し、ルールに沿った取引をしているとコツコツドカンになる可能性は低くなります。
FX取引は適当にやっても資金を増やすことは不可能なので、もう一度FX取引について考え直しましょう。
根拠なくエントリーしてしまう
エントリーポジションに問題があると、損失トレードになる可能性が高くなります。
適当にポジション保有していると、たまたま利益を積み重ねられてもドカンと一発でやられてしまいます。
値動きの方向性と真逆の方にエントリーすると損失は更に拡大してしまうので、エントリータイミングは慎重に考える必要があります。
為替相場は予想と違う方向に展開することもあるので、予想外の自体でも対応できるトレードスキルを身につけないと勝てません。
損切りできない
エントリーして予想と逆の方向に動いた場合、損切りをして大損失を回避する必要があります。
しかしコツコツドカンを発生させてしまう人は損切りするタイミングが遅くなってしまいます。
含み損を抱えても「もしかしたら復活するかも?」と感情的に分析してしまい大失敗してしまいます。
損切りタイミングを逃すと最悪の場合ロスカットしてしまいます。
資金を全て失うきっかけになってしまいます。
チキン利食いで利益を伸ばせていない
チキン利食いは、損失するのが怖くてわずかな含み益でも利確してしまうことを言います。
相場状況によっては、わずかな含み益で撤退する必要のあるトレードもあります。
しかし大きく利益を伸ばせる場面で早期撤退してしまうと、せっかくのチャンスを逃してしまいます。
チキン利食いをしている人は損失が怖いので、損切りできないことも重なって損大利小の状態になっています。
負けを認められず取引に熱くなる
FXトレードで勝ち続けていると気が緩み、どのようなトレードも勝てると過信してしまうことがあります。
ポジションが含み損になっても「さっきはこれで勝てた」と根拠のない自信を持って損切りタイミングを逃してしまいます。
負けを認められず、結果大損失になって勝ち続けた利益も消えてしまいます。
FXのコツコツドカンを回避する方法
FX初心者が陥りやすいコツコツドカンを回避する方法を紹介します。
- エントリーする時点で損切りを設定する
- 損切りを細かくやりすぎて損切り貧乏にならないようにする
- 損小利大で資金を増やす
コツコツドカンは、大きな損失を起こしてしまうことが問題です。
小さな利益を積み重ねて大きな損失が起きなければ資金は増えます。
特にFX初心者はコツコツドカンのドカンに注目して、利益を増やす方法より損失を抑える方法を考えましょう。
注文方法を変える
損切りが中々できないという人は、OCO注文やIFDO注文で損切り幅を事前に設定しておきましょう。
システムが損切りしてくれるので、自分で損切りする必要はありません。
自分で損切りするのが精神的にきつい人は取引ツールに損切りしてもらうように設定しましょう。
損切り貧乏に注意する
損切り貧乏は、損切りするタイミングが早すぎて利益になるチャンスを逃し気付けば、大きな損失になっている状態です。
コツコツドカンを回避する為に損切りを細かくしすぎても問題になります。
損切りする時は適切なポイントで損切りしましょう。
損切りするトレードが多いと感じる人は、エントリータイミングに問題があります。
取引をはじめる前にテクニカル分析をしっかりおこなって大きく利益を狙えるタイミングで取引しましょう。
損小利大を心掛ける
損小利大は損失を小さくして利益を大きくさせるという格言です。
チキン利食いや損切りを逃す行為を減らして、相場状況を読みながら利益をふやしていきましょう。
勝率を高くすることより、損益率を重視すると損小利大を目指すことが可能です。
FXで資金を溶かしてしまうのはなぜ?有り金全部溶かす人の特徴と絶対に溶かさないコツ
コツコツドカンになってしまうトレーダーの傾向と心理
コツコツドカンになってしまうトレーダーの傾向と心理は以下の通りです。
- 冷静に取引していない
- 取引ルールを作っていない
コツコツドカンになりやすい人は取引を感覚的におこなっている人が多く、感情に左右されてしまいます。
FX取引は根拠を持って取引する必要があるので、感情的になってしまわない為にも取引ルールを確立しましょう。
感情的にトレードしている
感情的にトレードしてはいけないという事は多くのトレーダーが知っています。
しかし、実際トレードすると感情的なってしまう人が多くコツコツドカンを発生させてしまっています。
冷静にトレードするには、感情に左右されないレベルのFX知識が必要となります。
頭の中ではわかっているけど実行できないという人は、FX取引の分析や感情に左右されないように注文する時点で決済・損切りできるようにしておきましょう。
取引ルールを確立していない
取引ルールを確立していない人はコツコツドカンになる傾向があります。
取引ルールを全く決めていない人は殆ど居ませんが、具体的に決めていない人は割と数多くいます。
1ヶ月どの程度稼ぐのか、トレード手法・利確ポイント・損切りポイント等を細かく決めて取引ルールを確立しましょう。
コツコツドカンが発生しやすいスキャルピングトレードに注意
コツコツドカンが発生しやすいトレード手法はスキャルピングトレードです。
スキャルピングは短期間で売買を決定するので、利益幅が狭くコツコツ利益を積み重ねていくスタイルです。
取引回数が他の手法とくらべて多い為、1回の損失トレードで損切りタイミングを見失うとコツコツドカンが発生してしまいます。
スキャルピングは本来損失も抑えられる手法なので、損切り設定を厳格に決めて大きな損失を起こさないようにしましょう。
FXスキャルピングの攻略法とは?6つの攻略手法と勝率アップのための心構え・ルール
FXでコツコツドカンを防ぐには厳格に取引ルールを守る心構えが必要
FXでコツコツドカンを防ぐには緻密に考えた取引ルールが必要ということがわかりました。
自分が細かく取引ルールを設定しても守らないと意味がないので、感情的になってしまう人は注文方法で設定しましょう。
コツコツドカンのドカンをへらすと利益は当然増えるので、資金運用の第一歩となります。
FX取引でしっかり稼ぐ目標のある人は、コツコツドカンを回避して利益を積み重ねていきましょう。