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FXのリスクオンとリスクオフの意味とは?判断のコツ・為替相場が受ける影響を徹底解説

FXをはじめてマーケット情報をチェックしていると「リスクオン」、「リスクオフ」という言葉を見ますよね。

FXを初めて数ヶ月のトレーダーは投資用語になれていないので、理解しても取引にどう活用すればいいのか分かりません。

今回はFXでのリスクオン・リスクオフはどういったものなのか解説します。

リスクオン・リスクオフの意味合いだけでなく、為替相場がどう変化していくかもしっかり説明するので必見です。

リスクオン・リスクオフの意味を知らないトレーダーや、どう取引に活用させればいいのか分からないというトレーダーは参考にしてください。

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このページのもくじ

リスクオン・リスクオフは投資用語として引用される

リスクオン・リスクオフはFXに限定して引用される言葉ではありません。

投資全体でリスクオン・リスクオフは使われています。

意味合いはどの投資方法でも同じなので、FX以外の投資でも取引に有効活用できる言葉です。

特に株のリスクオン・リスクオフはFXにも影響を与えるので、株価もチェックしましょう。

株取引のリスクオン・リスクオフによって為替変動が激しくなる場合もある

リスクオン・リスクオフという言葉は投資全体で利用される言葉なので、FXトレーダーがリスクオン・リスクオフ体制に入っていなくても他の投資面でリスクオン・リスクオフがおこなわれて影響を受けることがあります。

特に株と為替は関連性が高くなっているので、株取引でリスクオン・リスクオフ体制になった時は警戒しましょう。

リスクオンとは?金融市場の投資体制が活発化する

リスクオンとはなんなのか解説します。

リスクオン・リスクオフというのは簡単に説明すると、今投資をしたいか、したくないかを決めるパロメーターを表しています。

リスクオンの状態は、今取引しても経済面で不安な部分はないとみなされ取引が活発化している状況です。

リスクオンになると資金調達しやすい通貨ペアが買われて、資産価値を保存するのに向いている通貨ペアが売られやすくなります。

リスクオンは安全に取引できる状態を表しているので、少々リスクの高い高金利通貨も積極的に買われて行くので、スワップ取引が運用しやすい時期になります。

高金利通貨やできたばかりの通貨を買う傾向にある

投資家が考えているリスク資産は高金利通貨や新興国通貨です。

株式もリスク資産となりますが、為替のみで考えると上記の資産が代表的です。

信頼度が比較的低い通貨ですが、リスクオンでは安全が保証されているので資産を守る通貨より資金調達に向いている通貨を買う傾向にあります。

経済ニュースで、「リスクオンで安全資産と言われている日本円が売られて円安になりました。」と報道されている内容は、日本円は金利が低く資金調達向きではない上に世界的に保証されている通貨なので売られやすくなったということです。

リスクオフとは?投資家達が取引したくない傾向にある

リスクオフは名前の通り、リスクオンの反対で今は投資をしないほうが良いと考える状態です。

世界的に経済が不安定になったり、天災がおこり国の将来性が見えなくなったりした時にリスクオフが起きます。

代表的な例として2020年4月~5月はコロナの影響で相場はリスクオフ状態となり、強烈な円高相場になりました。

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信頼性の高い通貨が買われる状態になる

リスクオフになっている時は、高金利通貨や新興国通貨が売られ、安全で信頼度の高い日本円やスイスフランが買われます。

世界規模で経済が不安定になると円高になるのは上記の理由からたくさんの投資家達が買い込んでいるからです。

リスクオフ発生時は原因を追求しよう

リスクオフが発生しているといっても、原因によって売られる通貨が変わってきます。
例えばリスクオフの発端がアメリカだった場合、米ドルが売られ日本円を買い込みますし欧州系が問題の場合、ユーロが売られます。

経済不調の発端や、リスクオフの引き金を引くトラブルはどの国でおこっているのか考えるとトレードでもリスクオフをしっかり活用することができます。

リスクオフの発端国が発行している通貨が売られやすい

リスクオフの原因を作った国の通貨は売られる傾向にあるので、リスクオフの原因通貨と日本円が絡む通貨ペアはリスクオフで日本円を買い込む流れに拍車がかかって超円高ブームを引き起こす可能性もあります。

日本円が大量に買い込まれると、急落トレンドとなり為替相場も状況が一変するので慎重にチャート分析する必要があります。

東日本大震災の時は逆に円高になったので例外もある

リスクオフの発端となった国の通貨は売られやすいと説明しましたが、例外の状況もあります。

日本では東日本大震災という世界を震撼させた大規模災害が発生しました。

世界的信頼度の高い円を発行している日本が、災害によって大きなダメージを受けたので円安になると多くのトレーダーが予想しました。

実際、円安傾向に一時なりましたが最終的に円高になりリスクオフの例外事例になりました。

リスクオフの発端国になっていても、例外が起きる可能性もあるので原因をしっかり吟味してトレードに活かしましょう。

リスクオン・リスクオフを実践で使用する方法を解説

リスクオン・リスクオフを実践で使用する方法を紹介します。

まずは、リスクオン・リスクオフで買われやすい・売られやすい通貨を確認しましょう。

リスクオンで買われやすい通貨
  • ポンド
  • 南アフリカランド
  • 豪ドル

リスクオンの状態では高金利通貨が買われやすい傾向にあります。

南アフリカランドは近年に新しくできた通貨で金利も高金利なので、リスクオン状態の時に価格が急上昇しました。

2020年のコロナショックでは、世界規模で経済が右肩下がりになってしまったのでリスクオフになり大量に売られてしまいまいした。

今後リスクオンに切り替わると再び価格は安定すると予想できるので、安値になっている間に購入するのも1つの手段です。

リスクオフで買われやすい通貨
  • 日本円
  • スイスフラン
  • 米ドル

リスクオフは全体的に経済が不安定になっているので、物資より信頼度の高い為替を購入する投資家が増えます。

どんな為替でも良いというわけではなく、信頼度の高い通貨を購入するので米ドル・円・スイスフランといった通貨選ばれます。

ただし、信頼の高い通貨でも発行している国がリスクオフの原因となってしまった場合大量に売られる可能性もあるので注意しましょう。

経済状況からリスクオン・リスクオフを判断する

リスクオン・リスクオフはFXの為替市場だけでなく、世界の経済状況と投資家達の全体像を把握しましょう。

株が急激に下がったり、金や原油が叩き売りになったりしている状況はリスクオフの可能性が非常に高いです。

1つの要素だけで答えをだしても、全体の動きと違う場合もあるので色々な情報を見て総合的に為替相場のリスクオン・リスクオフを読み取りましょう。

世界規模の経済変化はリスクオフになる可能性が高い

世界が騒然となる経済変化のニュースは世界中のトレーダーが反応するので。リスクオフの傾向が強まります。

2006年頃におきたEU離脱騒動では多くの投資家たちが過敏に反応し強烈なリスクオフによってポンド円が急落しました。

30円近い値幅変動が起きたので、資産を全て溶かしてしまったトレーダーが続出しました。

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経済状況に反してリスクオンになる可能性もある

経済状況は悪いにも関わらずリスクオンになる可能性もあります。

トランプ大統領が決定した時もリスクオフと断定して円高傾向になると予想されたのに、予想と反して円安方向に向いてしまいました。

経済状況より、今後の期待を高く持っている場合は逆にリスクオンの状態になります。

トランプ大統領の場合、アメリカをより強くする政治姿勢に期待を持ったトレーダーが米ドルを大量に買い込んだ結果円安になりました。

リスクオン・リスクオフで買われやすい通貨を紹介

上記で軽くリスクオン・リスクオフで買われやすい通貨を紹介しましたが、これから詳しく解説していきます。

リスクオンの状態で買われる通貨南アフリカランド・豪ドル・ポンドと説明しましたが、すべて素直に上昇してくれるというわけではないので通貨の特徴をしっかり捉えて取引しましょう。

投資家達が活発な動きを見せているリスクオン時は高金利通貨が買われやすい

投資家達が活発な動きを見せているリスクオン時は高金利通貨が買われやすいと解説したが各通貨によって伸び方は変わってきます。

南アフリカランドやトルコリラ・メキシコペソといった高金利通貨は歴史が浅い通貨なので、経済が少しでも不安定になる大量に売られてしまう性質をもっていまます。

2019年の年末ではトルコリラ円が一気に暴落したので、一時国内FX会社はレート配信を停止していました。

一方ポンドや豪ドルは高金利通貨だからという理由よりリスクオン・リスクオフの影響を受けやすい通貨で、リスクオン時に急上昇する性質をもっています。

高金利通貨のように経済不況のダメージを素直に受ける傾向は無く、大衆心理と真逆の方向にいってしまう場合もあるので注意しましょう。

経済の行き先が不安定になっているリスクオフ時は信頼度の高い通貨が買われやすい

経済の行き先が不安定になっている場面ではリスクオフになるので、円や米ドルが買われやすくなります。

円をメインに取引している国内トレーダーは全体的に円高になる事を意識してトレードしましょう。

2020年のコロナショックでは、大量に米ドル・日本円が買い込まれた後新型コロナウイルス感染状況が悪化した米国は、米ドルを大量に売り込まれてしまい強烈な円高になってしまいました。

2020年9月現在も円高傾向は変わらず、米ドル円の値動きが上昇トレンドになる可能性は低い見通しです。

FXでのリスクオン・リスクオフを理解すると注目すべき通貨が把握できる!リスクオフの時期に注意して投資しよう

FXでのリスクオン・リスクオフを理解すると、注目すべき通貨を把握することができます。

リスクオフ・リスクオンの時期によって注目すべき通貨はかわりますが、リスクオフ時は予想外の展開もあり得るので注意して投資しましょう。

高金利通貨を利用してスワップ取引している人は、世界全体の経済状況や災害情報を毎日調べましょう。

2020年現在コロナショックで世界的に経済が不安定となっています。

ワクチンができるまで不安定な状態は続くので、今金利通貨での投資はおすすめできません。

FXは経済が不況でも稼ぐチャンスがある

FXは経済が不況な状態でも、稼ぐチャンスはあります。

リーマンショックやコロナショックでしっかり大金を稼いだトレーダーもいます。

ただし、大暴落する相場状況は多くの人が予想していない状態でおきるので、初心者トレーダーが狙って勝負できるものではありません。

初心者トレーダーは大きな暴落を狙って取引するのではなく、リスクオン・リスクオフで投資全体の姿勢を確認して自分の取引している通貨ペアのテクニカル分析をしっかりしましょう。

経済状況の急変時は取引を控えよう

相場状況が急激に変化しそうな騒動が起きた場合、取引するのは非常に危険なのでポジションを持たずに様子見状態で過ごしましょう。

騒動を世界のトレーダーがどう受け取るかによって値動きが急変するので、しっかり予想できない場合無闇にエントリーするとリスクの高い取引をしてしまいます。

結果的に自分の予想とぴったり合っている場合は大きく稼ぐことができますが、負けてしまうと最悪の場合ロスカットで強制退場となります。

稼ぐ事だけでなく損失リスクも考えて行動しましょう。

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リスクオン・リスクオフを把握するだけで初心者トレーダー卒業できる

投資家達の動きや流れを把握できるようになると、ファンダメンタル分析をある程度できるようになっています。

リスクオン・リスクオフを理解して取引に取り入れることができるトレーダーは初心者を卒業できるので、初心者トレーダーは卒業を目指して覚えましょう。

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