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FXとは?

FXの費用はすべて無料?実際にかかる手数料・取引コストをケース別に紹介

FX取引を始めようと考えている方の中には、取引にかかるコストが分からず不安というケースも多いです。

結論から言うと国内の多くのFX会社では取引手数料を無料に設定しています。

ただ、FXでは取引以外にも様々な費用が発生する場合があります。

実際のところ、FXにはいくらの費用がかかるか、今回は分かりやすく解説していきます。

FXとは何?知っておきたいFXの基礎を初めての人にもわかりやすく解説

※本ページにはPRが含まれます。

FXにかかる費用の種類

FXにかかる費用の種類

FX取引でかかる費用は、主に以下の4種類です。

  • 口座開設費用
  • 入金・出金(送金)手数料
  • 取引手数料
  • ロスカット手数料

多くのFX会社は上記のコストを無料に設定していますが、口座によっては負担が必要なケースもあります。

無料である旨の明記がない場合は、上記の費用がかかってくると考えましょう。

口座開設費用

FX口座を開設する際にかかる費用です。

口座開設費用はほぼ全てのFX会社が無料に設定しています。

FXの口座開設方法!開設の流れ・審査基準・注意点を徹底解説

入金・出金(送金)手数料

銀行の預金口座とFX口座の間で送金をおこなう時にかかる手数料です。

こちらの手数料もほとんどのFX会社が無料としていますが、銀行振込手数料はそのままかかることが多いです。

所定の入金方法を使うと振込手数料を払わずに済むことも多いので、一度確認しましょう。

取引手数料

取引1回ごとに支払う手数料も、ほとんどの業者が無料に設定しています。

ただし、自動売買の場合は取引額によって片道手数料を設定しているケースも多いので注意が必要です。

また、実質的な取引負担として、スプレッドのコストが毎回かかってきます。

ロスカット手数料

業者の決めた水準を証拠金維持率が下回ると、ロスカットが発生して強制的に市場から退場させられます。

FX会社の中では、ロスカットが発生した際に手数料を支払わなければいけないケースもあります。

FXの強制ロスカットとは?間に合わなくて借金が発生するケースと回避するポイントを解説

スプレッドが実質的な負担になる

手数料無料のFX会社でも、スプレッドのコストが取引1回ごとに発生します。

スプレッドは通貨を売る際の値段(BID)と買う際の値段(ASK)の差のことで、通貨ペアごとに設定されています。

2021年現在の米ドル円のスプレッドは最低水準で0.2銭となっていますが、これは1通貨取引あたりの費用を表します。

1万通貨の取引をおこなった場合、0.2銭×1万通貨=2,000銭(20円)のコストが毎回かかる計算になります。

FX取引でコストを抑えるためには、スプレッドの狭い業者を選ぶのが不可欠です。

FXのスプレッドとは?仕組みとFX会社のスプレッド比較・計算方法を解説

FX取引でスプレッドの支払いが必要な理由

空港などの外貨両替サービスでもスプレッドはコストとして金融機関へ支払われています。

しかし、上記のスプレッドは為替レートに基づいて設定されているのに対して、FX会社は為替を元に各社が自由に設定しています。

FX会社のスプレッドはカバー取引時にかさんだコストをトレーダーに負担させるため、上乗せされる仕組みです。

カバー取引

FX会社からするとカバー先の金融機関の条件によってスプレッドが決まるので、一定以上は手数料を下げられないこともあります。

ただし、スプレッドの高い業者は代わりに情報配信に力を入れるなどの工夫をしているケースも多いです。

銭とpips(ピップス)の違い

マネーパートナーズのスプレッド

引用:マネーパートナーズ 公式HP

FX会社が発表しているスプレッド一覧は、○○銭と○○pipsという表記が混在しているケースが多いです。

簡単に言えば、日本円を含む通貨ペアの場合は銭、含まない通貨ペアはpipsで表記するようになります。

ちなみに、銭とpipsは全く同じ大きさの単位なので、わざわざ単位を直す必要はありません。

自動売買は取引費用が発生しやすい

国内FX会社の裁量トレードなら、取引時に手数料が発生するケースはほとんどありません。

一方で、自動売買は取引コストがかかるケースも多いです。

自動売買はプログラムやシステムの設備を提供しているので、裁量トレードにはない維持費が上乗せされがちです。

FX自動売買とは?おすすめのFX会社や仕組み・稼ぐコツを解説

インヴァスト証券の自動売買サービス「トライオートFX」では、手数料を以下の通りに定めています。

取引数量新規決済手数料(1,000通貨ごと)
1万通貨未満2.0pips2.0pips片道20円(対外貨は0.2外貨)
1万通貨以上10万通貨未満1.0pips1.0pips片道10円(対外貨は0.1外貨)
10万通貨以上50万通貨未満0.5pips0.5pips片道5円(対外貨は0.05外貨)

※50万通貨以上は手数料無料

特に短期売買系のストラテジーを選択する場合は、手数料がかさんでしまいがちなので注意が必要です。

助言料(報酬)が上乗せされるケースもある

自動売買は有名トレーダーや専門家が開発にかかわるケースや、有名トレーダーをストラテジーに選択してミラートレードできるケースがあります。

この時、ストラテジーが選ばれて一定の成果になれば、FX会社から提携するトレーダーへ報酬が支払われます。

商品によっては、この金額の一部が手数料に設定されているケースもあります。

手数料・費用が安いおすすめFX会社

取引手数料を無料にしているFX会社は多いですが、スプレッドや入出金手数料が細かくかかってきます。

FX会社のコストを比較する際は、手数料無料は前提に考えて、その他のコストの有無をチェックしましょう。

ここからは、実際のコストが安いFX会社を紹介します。

【2022年最新】おすすめFX口座比較ランキング!初心者に人気の評判が高いFX会社を一覧表で徹底比較

外為どっとコム

外為どっとコム

総合
4.20
【スプレッド】
売買のコストパフォーマンス
4.5
【スワップポイント】
金利の低さ・使い勝手の良さ
3.0
【約定力】
安定性・レスポンスの速さ
4.0
【取引ツール・アプリ】
サービス充実度・モバイル対応度
4.5
【情報力】
配信の充実度・コンテンツの質
5.0
最小取引単位スプレッド米ドル/円 スワップ
1,000通貨~0.2錢(米ドル/円)4(買い)
-29 (売り)
※2021/06/25時点
※10,000通貨単位
FXの情報コンテンツが充実!
外為どっとコムは、業界最小水準のスプレッドを提供しているFX会社で、豊富なマーケット情報を提供している所が最大の魅力です。
外為どっとコムの口座数は2021年5月時点で53万口座を突破しています。
  • 『外貨ネクストネオ』口座開設キャッシュバックキャンペーン
  • 人気No.1の米ドル/円で上限なしキャッシュバックキャンペーン
  • 高金利通貨は外為どっとコムにお任せ 高金利通貨上限なしキャッシュバックキャンペーン
  • 提示時間帯拡大!スプレッド縮小キャンペーン

外為どっとコムは取引手数料を全て無料に設定しています。

また、口座への最低入金額が1,000円からで、細かく資金を投入できるのが少額取引に向いています。

スプレッドもトップクラスに狭く、取引コストを業界最低水準に抑えることができます。

外為どっとコムの口コミ・評判はどう?メリット・デメリットと口座開設時の注意点を徹底解説

DMM FX

DMM FXの基本情報

総合
4.20
【スプレッド】
売買のコストパフォーマンス
5.0
【スワップポイント】
金利の低さ・使い勝手の良さ
4.5
【約定力】
安定性・レスポンスの速さ
4.5
【取引ツール・アプリ】
サービス充実度・モバイル対応度
4.0
【情報力】
配信の充実度・コンテンツの質
3.0
最小取引単位スプレッド米ドル/円 スワップ
10,000通貨~0.2錢(米ドル/円)7(買い)
-10(売り)
※2021/06/29時点
※10,000通貨単位
FX口座数国内NO.1!
DMM FXは総口座数が75万口座を突破し、2020年1月時点で国内1位の口座数になりました。(※DMM FXと外為ジャパンFXの合計)
使いやすい取引ツールやデモ口座が初心者から人気で、コールセンターも24時間体制なので、はじめての取引も安心して運用できます。
  • DMM FXの新規口座開設+お取引で最大200,000円キャッシュバック【2021年2月1日以降】
  • ZAR/JPY、MXN/JPYスプレッド縮小キャンペーン【2021年6月15日 ~ 5時59分】
  • 取引応援ポイントサービス【2010年8月2日(月)~】

DMM FXは各種手数料を無料に設定していて、スプレッドも狭いのが魅力です。

ただ、最小取引単位が10,000通貨からで最低入金額も5,000円からと高額なのは注意が必要です。

取引コストは低いですが、扱う際は資金に余裕があったほうが良いです。

DMM FXの評判・口コミはどう?メリット・デメリットと口座開設時の注意点を徹底解説

LIGHT FX

LIGHT FX

総合
3.90
【スプレッド】
売買のコストパフォーマンス
5.0
【スワップポイント】
金利の低さ・使い勝手の良さ
5.0
【約定力】
安定性・レスポンスの速さ
4.5
【取引ツール・アプリ】
サービス充実度・モバイル対応度
3.0
【情報力】
配信の充実度・コンテンツの質
2.0

 

最小取引単位スプレッド米ドル/円 スワップ
1,000通貨~0.2錢(米ドル/円)37 (買い)
-40(売り)
※2021/06/25時点
※10,000通貨単位
スワップポイントが業界トップクラス!
LIGHT FXはスワップポイントが業界トップのFXサービスで、みんなのFXと同じトレーダーズ証券かが提供しているサービスです。
シンプルな取引ツールで運用できる為、初心者でも使いやすく手軽にスワップ運用をはじめることができます。
2020年10月5日時点でLIGHT FXの申込み口座数が3万件突破しています。
  • 新規口座開設50,000円キャッシュバック【2021年7月1日~2021年9月30日】

LIGHT FXも手数料無料、スプレッド最狭に設定されており、初心者が少額で始められる環境を整備しています。

取引ツールもシンプルで、初心者がFXを初めて成長するのに最適です。

ただ、マーケット情報の配信が1社からのみで、ファンダメンタルズ分析がやりにくいので、チャート分析に重きをおくトレーダー以外にはおすすめしません。

LIGHT FXの評判・口コミはどう?メリット・デメリット・口座開設の流れを徹底解説

LINE FX

LINE FX

総合
3.70
【スプレッド】
売買のコストパフォーマンス
4.5
【スワップポイント】
金利の低さ・使い勝手の良さ
4.5
【約定力】
安定性・レスポンスの速さ
3.0
【取引ツール・アプリ】
サービス充実度・モバイル対応度
4.5
【情報力】
配信の充実度・コンテンツの質
2.0

 

最小取引単位スプレッド米ドル/円 スワップ
1,000通貨~0.2錢(米ドル/円)
LINE FXアプリが大人気!
LINE FXは2020年に新しくリリースしたFXサービスで、アプリが使いやすく初心者から経験者まで支持しています。
LINE FXアプリは他のアプリには無い機能が付いており、取引画面を見ていなくても相場状況を知ることができます。
また、新しくできたサービスなので柔軟性に長けており、年々良いサービスに改善されています。
  • 5000円プレゼントキャンペーン

LINE FXは取引手数料無料、スプレッド最狭の他、LINEアプリを使った手続きや取引がやりやすいので、ツール購入などに費用をかけずに済みます。

また、LINE Payへの出金では手数料が無料になるので、キャッシュレス決済でメインに活用している方なら手軽に利用できます。

始まったばかりのサービスで内容のアップデートも定期的におこなっており、今後が期待できるサービスでもあります。

LINE FXの評判・口コミはどう?メリット・デメリットやキャンペーン条件・口座開設の流れを徹底解説

FXでかかる費用の把握は短期トレードほど重要

FXでかかる費用は、負担額だけ見るとそこまで大きい金額ではありません。

ただ、数秒~数分に1回取引をするスキャルピングなどは1日に数百回も取引をするので、コストの積み重ねは高額になります。

これから取引回数を増やしたい方ほど、手数料は細かい違いまで比較するようにしましょう。

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