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IFD注文は注文・決済が1度でできる!メリット・デメリットと具体的な活用方法を紹介

FXの注文方法の中には、IFD注文というものがあります。

聞きなれない方も多いかと思いますが、上手く使いこなすことができれば、損失を最小限に抑えつつ、利益を積み重ねることができます。

今回は、IFD注文のメリット・デメリットと具体的な活用方法を解説していきます。

FX取引はどんな注文方法がある?各注文方法の概要・使い方や注文から決済までの流れを解説

※本ページにはPRが含まれます。

IFD注文は注文と決済がセット

IFD注文は注文と決済がセット
出典:SBI FXトレード

FXのIFD注文(イフダン注文)は、1度に2つの注文を発注できる方法のことです。

一般的な注文は買い時が来たら買い、売り時が来たら売る操作をします。

一方、IFD注文はあらかじめ売買の条件を設定し、2つの決済注文をしておきます。

109円で買い、111円で売りという注文を出したら、レートが109円になった時点で自動的に買われ、同時に売り注文も自動で出されます。

リスクが少なく、コツコツ利益を積み上げられるのが大きな特徴です。

ひまわり証券・アイネット証券などが提供しているループイフダンは、自動的に設定したIFD注文をしてくれるので便利です。

IFD注文のメリット

損失のリスクが少ない

IFD注文は決まった値幅のみで売買を繰り返すため、相場を深追いするリスクは他の手法に比べて少ないです。

注文から決済までの裁量をトレーダーが全て持つと、どうしてもヒューマンエラーが起こってしまいます。

特に初心者は分析に慣れていないことも多いですが、IFD注文なら分かりやすい条件で始めることが出来ます。

コツコツ利益を積み重ねられる

IFD注文は1回の取引で高利益を期待はできませんが、短いスパンでコツコツ利益を積み上げることが出来ます。

そのため、ギャンブル感覚でのFX取引ではなく、半ば資産運用のような感覚で取引を進めることが出来ます。

相場分析の手間が減る

FXの初心者から上級者まで多い悩みが、チャートに貼り付く手間をどうにかしたいというものです。

FX取引はいつ相場が動くか分からないので、心配になってチャートに張り付いていたらそのまま眠れなくなり、依存症になってしまったという方も多いです。

IFD注文は決まった値幅で取引をするだけなので、チャートに張り付く必要はないですし、ファンダメンタルズ分析も最小限で済みます。

IFD注文が使える主なFX会社

アイネット証券「ループイフダン」

アイネット証券

総合
3.40
【スプレッド】
売買のコストパフォーマンス
3.0
【スワップポイント】
金利の低さ・使い勝手の良さ
3.0
【約定力】
安定性・レスポンスの速さ
4.0
【取引ツール・アプリ】
サービス充実度・モバイル対応度
4.0
【情報力】
配信の充実度・コンテンツの質
3.0

 

最小取引単位スプレッド米ドル/円 スワップ
1,000通貨~0.7-1.8銭(米ドル円)4 (買い)
-34(売り)
※2021/07/30時点
※10,000通貨単位
FX自動売買「ループイフダン」が人気!
アイネット証券は、FX自動売買「ループイフダン」を搭載している証券会社です!
ループイフダンを利用したトレーダーは、平均127%資産がアップしており(2020年度4月1~翌3月31日)稼げる実績を証明しています。
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アイネット証券はループイフダンを提供しているFX会社の中でもスプレッドが狭く、低コストで始めることが出来ます。

変動スプレッドを採用しているので注意は必要ですが、値幅を狭めて取引を増やしたい方などにもおすすめです。

【2022年最新】アイネット証券「ループイフダン」の評判・口コミはどう?メリット・デメリットや口座開設時の注意点を解説

マネースクエア「トラリピ」

マネースクウェア

総合
3.20
【スプレッド】
売買のコストパフォーマンス
3.0
【スワップポイント】
金利の低さ・使い勝手の良さ
3.0
【約定力】
安定性・レスポンスの速さ
3.0
【取引ツール・アプリ】
サービス充実度・モバイル対応度
4.0
【情報力】
配信の充実度・コンテンツの質
3.0

 

最小取引単位スプレッド米ドル/円 スワップ
1,000通貨~変動性1(買い)
-99(売り)
※2021/06/18時点
※10,000通貨単位
トラリピが人気!
マネースクエアはリピート系自動売買「トラリピ」が幅広い層か高い人気を得ています。
トラリピを設定して稼働するだけでプログラムが自動的に取引してくれるので、初心者でもしっかり利益を狙うことができます。
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マネースクウェアは日本で最初にリピート系自動売買を始めたFX会社です。

トラリピはIFD注文とリピート注文、トラップ注文を組み合わせた革新的な商品で、応用すれば大きな利益を期待できます。

使い方の解説コンテンツなども豊富で、迷わず使いやすいです。

マネースクエア(M2J)のFXの評判・口コミは?メリット・デメリットと口座開設の流れを解説

IFD注文を応用した手法

IFD注文を応用した手法

IFD注文を応用することで、取引の勝率をアップさせることが出来ます。

ここからは、具体的にIFD注文を使ってどのような手法が実践できるのか紹介します。

FXのおすすめ手法ランキング!低リスク高利益を実現できる人気のトレードスタイル

逆指値で注文して手動で利確

109円で買い、111円で売りというIFD注文を入れたら、米ドル100円の時は1回あたり上限2万円(1万通貨)の損失が発生します。

しかし、利確の条件を手動にしておけば、利益が伸びたタイミングで利確できるので、大きなリターンが期待できます。

これによって、損失は自動で少なく抑えて、利益は手動で大きく取るというトレードが可能になります。

FXでの指値注文と逆指値注文を取引活用させる方法や利用する上での注意点を解説

トラリピはIFD注文とトラップ注文の組み合わせ

トラリピの取引方法

マネースクエアの「トラリピ」は、IFD注文に加えて、特定の値幅でしか発動しないトラップ注文を組み合わせることが出来ます。

上記の注文を何度もリピートすることで、特にトレンド相場では大きな効力を発揮します。

トラリピは便利な面もありますが、含み損が発生しやすく損切りが必要になるので、完全な初心者にはあまりおすすめできません。

損切りができない初心者が活用

IFD注文を、一定のレートで損切りするために活用するのも、賢い使い方です。

FX取引はもともと全体的な勝率がそこまで高くない投資で、継続的に利益を上げるには上手な損切りが必要になります。

ただ、FX初心者は「まだチャンスはあるんじゃないか」などと考えてしまったり、良いタイミングが分からなかったりして、上手に損切りできないことが多いです。

また、損切りのタイミングが遅くなって含み損が増えたので放置をする、塩漬けポジションを作ってしまう方も多いです。

IFD注文で損切り注文を入れておけば機械的に損切りをしてもらえるので、安心です。

FXは損切りしなくても大丈夫?損切りせず勝つ手法と注意点

利確できない初心者が活用

上記とは逆に、利益を深追いして利確できない、価格が少しでも変動するとすぐに利確してしまって利益が伸ばせない(利食い)という悩みを持つ方にもIFD注文はおすすめです。

リスクが怖くて利食いしてしまう方は、性格的に損切りは上手くできている場合が多いです。

それなら損切りは手動、利確は自動で設定することで、利益確保に繋げることが出来ます。

スワップ狙いの取引に活用

スワップ狙いでFX取引をしている方は、証拠金の増減に関してはそこまで気にならないかと思います。

しかし、上記の考えの方でもロスカットにあえば全て損失してしまうので、証拠金の状況には注意しなければいけません。

FXの強制ロスカットとは?間に合わなくて借金が発生するケースと回避するポイントを解説

そこで、IFD注文を使ってロスカットラインより上で損切り注文をする設定をしておけば、安心して利益を積み上げることが出来ます。

この設定をしておけば、相場が急変した場合も安心できます。

IFD注文の注意点

IFD注文は初心者でも始めやすい便利な方法ですが、注意したいポイントもいくつかあります。

ここから、一つずつ注意点を紹介します。

決済注文は1つだけ

109円で買い、111円で売りという注文を入れたら、それ以外の注文は基本的に出せないのがIFD注文のもったいないところです。

本来であれば、「109円で買い、111円か107円になったら決済する」など、戦略には幅を持たせるのが普通です。

そのため、戦略を練ったトレードをするなら損切りor利確は手動でおこなう必要があります。

IFO注文のほうが使いやすい

2つの決済注文ができないというデメリットを解決できるのが、IFO注文です。

IFO注文は利確や損切りのタイミングも出すことが出来るため、ある程度幅を持たせて完全に自動注文することが可能です。

相場確認に時間を取るのが難しい方は、IFO注文を活用しましょう。

IFD注文で損小利大を体現しよう

FX取引の基本原則は損小利大(損失は小さく、利益は大きく)と言われます。

IFD注文を活用することで、損小利大を体現することができます。

すべての相場の状況へ柔軟に対応できる訳ではないので注意は必要ですが、使いこなせれば大きな成功を期待できますよ!

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