「貯金がある程度貯まったけど資産をもっと増やしたい」と考えている人は、一度資産運用しようか悩んだことがあると思います。
しかし資産運用の種類が多くて選べなかったり、資産損失のリスクが怖くなったりして、結局資産運用を始められない人もいます。
今回は1,000万円スタートのおすすめ資産運用を紹介します。
資産運用はリスクと正しく向き合うと資産を増やしていくことができます。
各資産運用方法のメリット・デメリットや1,000万円の資産運用で得られる利益なども詳しく解説するので、これから資産運用を始めようか悩んでいる人は参考にしてください。
100万円からはじめるおすすめ資産運用を紹介!初心者でも手軽に始められる方法や注意点も解説
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1,000万円から始めるおすすめの資産運用11選
1,000万円からはじめるおすすめの資産運用方法を11選紹介します。
それぞれ特徴があり、メリット・デメリットがあるのでご自身の希望する運用スタイルと合致するか確認しながら見ていきましょう。
- リスク・リターンのバランス
- どのくらいの期間運用か
- 信頼性
資産運用は1つに絞って運用する必要はありません。
上記の資産運用を選ぶポイントを抑えて、複数チョイスして分散投資することも可能です。
資産を減らさないことを念頭において、興味がある資産運用で始めてみましょう。
FX
FXは外貨や円を購入して、為替相場の変動によって売買差益を得ます。
FXにはレバレッジと言われる仕組みがあるので、国内では元本の25倍の資金で運用できます。
ただレバレッジは掛けた分だけ損失リスクも高くなるので、ハイリスク・ハイリターン投資になるケースもあります。
1,000万円でFX取引する場合は、色々な通貨ペアを利用してリスクを抑えて長期運用する方法があります。
またFX知識が浅くて不安という人には、FX自動売買をおすすめします。
FXとは何?知っておきたいFXの基礎を初めての人にもわかりやすく解説
FXのメリット
FXはレバレッジ機能をうまく利用すると、効率良く稼げて大きなリターンを短期間で積み重ねることができます。
また長期投資では、新興国通貨と円を組み合わせた通貨ペアに投資して、金利差で得られるスワップポイントを利用したスワップ運用で利益を得ることもできます。
短期・長期どちらとも柔軟に対応してくれるので、手軽に始めやすい資産運用方法です。
FXのデメリット
FXのレバレッジはリターンを大きくする仕組みを持っていますが、損失リスクも比例して大きくなるため、トレードに失敗すると大きな損失になります。
更にFXでレバレッジを掛けた取引をすると、証拠金維持率100%(業者によって異なる)以下でロスカットが発生し、保有しているポジション全て強制決済されるリスクがあります。
強制決済になると、入金した資産は全てなくなり最悪の場合追証が発生します。
1,000万円で投資する場合はレバレッジでのリスクを排除した投資が好ましいです。
不動産投資
不動産投資は一般的に認知度の高い資産運用方法です。
不動産物件を購入して、運用する利益と売却時の利益を得られるので、継続的にローリスクの資産運用です。
不動産物件はローンで購入することもできるので、1,000万円全て資金投入する必要はありません。
初心者でも始められる不労所得はある?おすすめの投資方法を5つ厳選紹介
不動産投資のメリット
不動産投資は毎月安定した家賃収入を得られる為、手堅く利益を積み重ねられます。
税金の節税にも繋がり、ローンを活用すると生命保険効果を得ることができます。
不動産投資は、資金が大量に必要だと思われがちですが、ワンルームから少額投資することも可能です。
不動産投資のデメリット
家賃収入を継続的に得られると言いましたが、入居者が居ないケースや支払いを滞らせたケースなどのリスクはあります。
入居者が居ない場合、人が入ってくれるまで利益は発生しないので、入居者を探す必要があります。
また不動産投資は、少額からはじめられるといっても初期投資にまとまった資金が必要になるケースが多いです。
土地や建物の価値が大きくさがってしまうリスクもあるので、ラクに安定して稼げる方法と楽観視しないようにしましょう。
REIT
REITは不動産投資と似ている性質をもっています。
不動産投資との違いは、REITは複数の投資家が投資したお金をまとめて運用する仕組みで、投資信託の流れで利益を得ていきます。
不動産投資に比べて少額で始められるので、少額から不動産に投資したいという人におすすめです。
REITのメリット
REITは不動産投資と違って、1つの建物に投資しません。
リスク分散で色々な不動産に投資できるので、投資先の価値が下がっても他の不動産で損失を補うことができます。
また、上場しているREITは株式投資のように取引できるので、簡単に売買できます。
REITのデメリット
REITは不動産そのものを所有した投資ではないので、不動産投資のように不動産を所有して運用することはできません。
さらに投資した所が倒産してしまうと、利益を得ることもできませんし、投資額を失ってしまうリスクがあります。
また上場REITが上場廃止すると、価値が一気に下がって大損失してしまう可能性があるので注意しましょう。
ロボアドバイザー
ロボアドバイザーは近年人気になっている資産運用で、AIシステムを利用して資産運用する方法です。
AIシステムが投資プランに合わせて最適の組み合わせを提示してくれるので、投資知識の無い初心者でも気軽に始められます。
各ロボアドバイザーによってサービス内容が若干異なりますが、アドバイスだけでなく運用してくれるサービスもあります。
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ロボアドバイザーのメリット
ロボアドバイザーの一番のメリットは、投資知識ゼロで始められる所です。
他の投資方法は、結局個人で判断する場面が多い為、ある程度知識を身に着けておく必要があります。
またロボアドバイザーに一任するサービスは、自分で取引刷る必要もないので面倒なことを全てロボアドバイザーに頼めます。
運用成績を客観視できるので、冷静な判断が下せるメリットもあります。
ロボアドバイザーのデメリット
ロボアドバイザーはAIに投資を任せるので、AIが運用を間違えると元本割れのリスクがあります。
またロボアドバイザーはシステマティックに運用していく為、長期間運用しないと利益を得られません。
更にロボアドバイザーは手数料が他の投資商品より高い傾向にあるので、勿体ないと感じる人もいます。
投資信託
投資信託は、ファンドマネージャーに資金を託して利益を得てもらう方法です。
個別銘柄で投資する方法と違って、個人のスキルが不必要なので、気軽に運用できます。
数百円程度から始められる投資信託もあるので、コツコツ利益を増やしていけます。
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投資信託のメリット
投資信託は投資のプロに資金運用を任せられるので、初心者が投資するより利益を期待することができます。
また投資信託は種類が豊富で、リスクを分散して投資することもできます。
投資信託のデメリット
投資信託はファンドマネージャーに運用してもらうので、手数料が通常より高めにとられます。
また投資信託の商品は上場していないので、リアルタイムで取引することができません。
ETF
ETFは投資信託と似ている金融商品で、上場しているかしていないかの違いしかありません。
ETFは上場しているので、リアルタイムでの取引が可能です。
米国ETFの人気が高く、市場に合わせてETFを複数選べるのでリスク分散も可能です。
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ETFのメリット
ETFは投資信託に比べて手数料が低いので、ローコストで運用できます。
更に取引所が開場している時間帯はリアルタイム取引できるので、利益を効率良く得ることもできます。
ETFのデメリット
ETFの中でも人気の米国ETFは、利用する金融商品によって課税対象になるので注意するひつようがあります。
例えばNISA口座で投資した場合、国内分は非課税になりますが米国分の10%が課税されてしまいます。
外貨預金
外貨預金はFXと似ている投資方法ですが、FXより原始的な方法で利益をえます。
外貨預金は日本円を外国の通貨に換金して預金する方法で、FXのようにレバレッジをかけることは不可能です。
為替の価格が変動した差額分の利益を簡単に得られますが、世界情勢や景気に大きく左右されるので世界の経済状況を知っておく必要があります。
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外貨預金のメリット
外貨預金は、日本円でなく外国のお金を預金する為、金利が通常預金より高い可能性があります。
預金しておくだけなので、難しい投資スキルなしではじめられるので、とにかく資産運用を始めてみようという人におすすめです。
外貨預金のデメリット
外貨預金はFXのようにレバレッジはありませんが、価格変動によって元本割れのリスクがあります。
またFX取引より手数料が高いので、取引コストが掛かってしまいます。
投資方法が簡単でも、ある程度まとまった資金ではじめないと思い通りの利益は見込めないので注意しましょう。
株式投資
株式投資は上場している企業が発行する株を購入して、株の価値があがったタイミングで売買差益を得ます。
企業の事業内容や業績を調べて、将来株価が上がる見込みのある企業に投資します。
株式投資は通常100株単位で投資するものでしたが、近年1株から投資するサービスが登場し、少額資金でも運用できるようになりました。
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株式投資のメリット
株式投資は取引所が開いている時間であれば好きに取引できます。
また売買差益以外にも、企業から配られる配当金や株主優待で利益を得ることもできます。
株価の価格が下がっても一定の配当金と株主優待を得られるので、FXよりリスクを下げて投資することも可能です。
株式投資のデメリット
株式投資は企業へのリサーチが必要で、専門性の高い知識を要求されるケースもあるので、日々勉強する必要があります。
投資先の企業が倒産してしまったり業績悪化で株価が暴落する可能性もあるので、一括投資ではなく分散投資しましょう。
暗号資産
暗号資産は、為替と違い現実に存在していない通貨をインターネット上でシステム化して売買しています。
円やドルのような国が定めているお金ではないので、銀行が関与することがありません。
FXと同じで24時間売買可能で、少額から投資できるので気軽に始められる投資方法です。
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暗号資産のメリット
暗号資産は取引の手軽さが大きなメリットで、ボラティリティも高い為、一発当てると大きな利益を得られます。
また、暗号資産は様々な種類があるので分散投資でリスクを抑えた運用も可能です。
暗号資産のデメリット
暗号資産は比較的新しい金融商品で、価格が安定していません。
流動性の低い種類は価格の乱高下が激しく、一夜で大金を失った初心者も多く存在するので注意しましょう。
税率も高額な傾向にあるため、取引コストと利益のバランスを考えて投資することをおすすめします。
金投資
金の投資は様々で、実物を購入した投資方法や純金積立・金ETFなどがあります。
金は国際情勢の変化や災害時に価格が上昇する傾向にあり、株式投資・FXと対比した価格の変動方向にあります。
上記の理由からリスク分散として金に投資している投資家が多いです。
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金投資のメリット
通常株式投資やFXは、国単位で大災害が発生したり景気悪化するとリスクオフ相場になります。
リスクオフになると、様々な金融商品が暴落し投資しにくい状態になります。
しかし金は上記のような不安定な時期に上昇する傾向を持っているので、リスクを抑えられます。
また、金の価格変動は激しく一回の取引で得られる利益も期待できます。
金投資のデメリット
金投資は物によってことなりますが、手数料が高く利益率が悪い金融商品もあります。
また金は利子や配当金などの利益が無いので、金を保有し続けるだけでは利益が発生しません。
キャピタルゲインのみとなっているので、効率よく資産を増やしたい人にとってはデメリットになります。
ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングは、ソーシャルレンディング事業者がインターネット上でファンドを募集して、投資家から資金を募り、集めた資金を企業に貸し付けます。
出資した投資家は、企業から支払われる利息をリターンとして受けられます。
株式投資のように、株価変動によって利益が大きく変わることが無く、予定利回り通り貰えます。
ソーシャルレンディングが危ない理由を紹介!危険性・リスクや実際に起きた事件を解説
ソーシャルレンディングのメリット
ソーシャルレンディング事業者がしっかり審査をおこなって通過している会社なので、貸した企業と共倒れになる可能性は低いです。
また投資知識を駆使して売買する必要もないので、知識の浅い人でも手軽に投資できます。
ソーシャルレンディングのデメリット
ソーシャルレンディング事業者の業務停止命令が多発しており、業者への不信感が高くなっています。
ソーシャルレンディング事業は、海外で人気の投資方法ですが国内ではあまり流行っていなかった為、信頼性の高い金融商品に成長するまで時間がかかります。
ソーシャルレンディング事業者が責任放棄してしまうと、資産を全て取り返せない可能性もあるので、出資する業者は慎重に決めましょう。
おすすめできない1,000万円資産運用
1,000万円で資産運用お開始するといっても、おすすめできない資産運用方法がいくつかあります。
投資には一定のリスクが発生しますが、これから紹介するおすすめしない投資方法はリスクを余計に増大させてしまうので、特に初心者は避けるべきです。
資産を一括投資する資産運用
1,000万円の資産を一括で1つの金融商品に投資するのはNGです。
一括投資すると、投資先が倒れるとすべてだめになってしまいます。
1,000万円の資産運用では、分散投資を心掛けて暴落しても資産を守れる仕組みを自分で作りましょう。
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1,000万円で資産運用するメリット
1,000万円で資産運用するメリットをまとめました。
色々な資産運用を知っても、投資しようか悩んでいる人もいますよね。
1,000万円で資産運用するメリットをしっかり把握することによって、悩んでいる要因を取り除きましょう。
ローリスク・ローリターンでも利益を充分得られる
1,000万円での資産運用は、10万円投資とちがってローリスクでも充分利益を得られます。
年利を考えると1,000万円の資産運用がどれだけリスクを抑えて稼げるか理解できます。
年利10%と考えた時10万円だと1年間で1万円の利益になりますが、1,000万円の場合100万円になります。
年利10%でも年間100万円の利益を見込めるので、低リスクでもしっかり利益を狙うことができます。
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分散投資できる
1,000万円の資産だと、様々な金融商品に投資できるので分散投資でリスクを抑えられます。
世界情勢や景気によって投資商品が大きく変動しても、分散投資で対応できるのでリスクを抑えられます。
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1,000万円で資産運用するデメリット
1,000万円での資産運用は魅力的なメリットが多く存在しますが、デメリットもあります。
デメリットは資産運用をはじめようか迷っている人達が不安に思う要素です。
しかしこれから紹介するデメリットをしっかりカバーして運用する方法はあります。
回避出来ること前提に改めて資産運用のデメリットを把握しましょう。
資産が減ってしまうリスク
投資は資産を減らすリスクを持っています。
資産を減らすリスクはどの商品でも共通にある為、100%回避することはできません。
しかし最小限にリスクを抑えて稼ぐことは可能なので、ローリスク重視の人は、少ない利益でも着実に稼いで行く商品をえらびましょう。
短期投資では稼げない
1,000万円の資産運用では短期間で投資することをおすすめしません。
1,000万円を短期投資で利益目標を達成しようとすると、投資スキルが必要になったりリスクが高くなってしまう場合があるので、個人のレベルに合わせた投資方法が必要になります。
1,000万円の投資で得られる利益
1,000万円の投資で得られる利益をシュミレーションした表を紹介します。
投資商品 | 想定利回り | 1年間の利益 | 2年間の利益 | 5年間の利益 | 10年間の利益 |
---|---|---|---|---|---|
FX | 5%~30% ※スキルが必要 | 50~300万円 | 100~600万円 | 250~1,500万円 | 500~3000万円 |
株式投資 | 5%~30% ※スキルが必要 | 50~300万円 | 100~600万円 | 250~1,500万円 | 500~3000万円 |
投資信託 | 約3% | 30万円 | 60万円 | 150万円 | 300万円 |
REIT | 約4% | 40万円 | 80万円 | 200万円 | 400万円 |
FXや株式投資はスキルがあればあるほど、より多くの利益を見込めます。
上記の表だけでみると、FXや株式投資のほうが良いように見えますが、順調に年利を5~30%積み重ねられるトレーダーはほとんどいないので、トレードスキルに自信のない人はローリスクで低年利運用することをおすすめします。
1,000万円の資産運用は長期運用で利益を積み重ねていこう
1,000万円の資産運用は、ある程度計画的に利益を見込む資産運用が可能です。
資産分散してリスクを避けた投資方法でも、年間で考えるとしっかり利益を得られるので、ローリスク・ローリターン方式で資産運用を検討してみてください。